たらし【垂らし/滴し】
液体をたらすこと。したたり。たれ。「レモン汁をひと—」「はな—」
たらし【誑し】
だますこと。あざむくこと。また、その人。「女—」「今の奴めは、—めにてありけるぞや」〈虎明狂・粟田口〉
たらし・い
[接尾]《形容詞型活用[文]たら・し(シク活)》名詞、形容詞・形容動詞の語幹に付いて、いかにもそのような感じがする...
たらし‐こみ【垂らし込み/溜込】
日本画の技法の一。色を塗って乾かないうちに他の色を垂らし、にじみの効果を生かすもの。俵屋宗達の創案と考えられ、琳派...
たらし‐こ・む【誑し込む】
[動マ五(四)]だまして自分の思うようにする。「甘い言葉で—・む」
たら◦しめる
[連語]《断定の助動詞「たり」の未然形+助動詞「しめる」》…であるようにする。「民の存在が王を王—◦しめる」