たいこう‐てんのう【大行天皇】
天皇の死後、まだ諡号(しごう)を贈られていない間の尊称。先帝の意味にも用いる。
たいこうトリオ【大公トリオ】
⇒大公
たいこう‐みち【太閤道/大閤道】
《「たいこうどう」とも》豊臣秀吉が行軍し、また整備したと伝えられる道。関東から西に多い。
たいこう‐どうぶつ【体腔動物】
体腔をもつ後生動物の総称。扁形(へんけい)動物以上の高等動物をいう。
たいこうのせいぼ【大公の聖母】
《原題、(イタリア)Madonna del Granduca》ラファエロの絵画。板に油彩。縦84センチ、横55セン...
大行(たいこう)は細瑾(さいきん)を顧(かえり)みず
《「史記」項羽本紀から》大事業を成就しようとする者は、ささいなことにはこだわらない。
大巧(たいこう)は拙(せつ)なるが如(ごと)し
《「老子」四五章から》真の名人は小手先を使ってよく見せようとはしないから、一見つたないように見える。
たいこう‐はんしゃ【対光反射】
瞳孔反射のうち、光の明暗などの刺激によって生じる反射。明るいときは縮小し、暗いときには散大する。
たいこう‐ば【対抗馬】
1 競馬で、本命と優勝を争うと予想される馬。 2 競技や選挙などで、実力の見合う競争相手。
たいこう‐ぶんか【対抗文化】
⇒カウンターカルチャー
たいこう‐ぼう【太公望】
中国、周代の政治家。姓は呂(りょ)、名は尚、字(あざな)は子牙(しが)。渭水(いすい)で釣りをしていて、周の文王に...
たいこうぼうず【太公望図】
江戸中期の画家、尾形光琳の代表作の一。金地著色による二曲一隻の屏風。太公望が釣り糸を垂れる姿を描く。国指定重要文化...
たいこう‐ようけん【対抗要件】
当事者間で効力の生じた法律関係または権利関係を、第三者に対して主張するための要件。不動産物権の得喪・変更における登...
たいこ‐おどり【太鼓踊(り)】
腹に太鼓や羯鼓(かっこ)をつけて打ちながら踊る、風流(ふりゅう)系の民俗芸能。かんこ踊り・臼太鼓(うすだいこ)踊り...
たいこ‐かた【太鼓方】
能楽の囃子方(はやしかた)のうち、太鼓を専門に受け持つ者。現在、観世・金春(こんぱる)の二流派がある。
たい‐こく【大国】
1 国土の広い国。また、勢力の強大な国。「経済—」「超—」 2 律令制で、面積や人口などによって諸国を大・上・中・...
たいこく‐しゅぎ【大国主義】
国際関係において、経済力・軍事力に勝っている国がその力を背景として小国に対してとる高圧的な態度。
たいこく‐しょく【帯黒色】
黒みを帯びた色。
タイ‐こくりつこうえん【タイ国立公園】
《Parc national de Taï》コートジボワール南西部にある国立公園。リベリアとの国境を流れるカバレイ...
たいこ‐ざ【太鼓座】
能舞台の囃子(はやし)座のうちで、太鼓方のすわる所。舞台奥の後座(あとざ)の、向かって左のあたり。
たいこ‐じょろう【太鼓女郎】
江戸初期の上方遊郭で、琴・三味線・胡弓(こきゅう)などを弾いたり舞をまったりして宴席を取り持った囲(かこい)女郎。
たいこ‐せき【太湖石】
浸食による奇形の石灰岩。庭石や盆石に使う。もと太湖で多く産出した。日本では岐阜県明星山から産出。
たいこ‐たたき【太鼓叩き】
1 太鼓をたたくこと。また、その人。 2 「太鼓持ち2」に同じ。
たいこ‐だい【太古代】
⇒始生代
たい‐こつ【腿骨】
大腿(だいたい)骨・下腿骨のこと。
たいこ‐づくり【太鼓作り】
⇒太鼓張り1
たいこのおとちゆうのさんりゃく【太鼓音智勇三略】
歌舞伎狂言。時代物。4幕。河竹黙阿弥作。明治6年(1873)東京村山座初演。武田・徳川の戦いを背景にした活歴(かつ...
たいこ‐ばし【太鼓橋】
太鼓の胴のようにまん中が半円形に反った橋。
たいこ‐ばめ【太鼓羽目】
両面を板張りにした羽目。
たいこ‐ばら【太鼓腹】
太鼓の胴のように丸く張り出した腹。
たいこ‐ばり【太鼓張り】
1 戸や間仕切りで、骨組みの両面に紙や板を張って中を空洞としたもの。太鼓作り。 2 《「太鼓張り襖(ふすま)」の略...
たいこ‐ばん【太鼓判】
1 太鼓のように大きな印判。転じて、確実であるという保証。 2 江戸時代以前につくられた甲州金の一。表面外周の装飾...
太鼓判(たいこばん)を捺(お)・す
その人物や品物の質などが絶対によいものであると保証する。太鼓のような判を捺す。「プロが—・した腕前」
たいこ‐びょう【太鼓鋲】
頭部が半球形をした鋲。装飾用。
たいこ‐むし【太鼓虫/水蠆】
トンボの幼虫、やごの俗称。《季 夏》
たいこ‐むすび【太鼓結び】
⇒御太鼓(おたいこ)結び
たいこ‐もち【太鼓持(ち)/幇間】
1 宴席に出て客の遊びに興を添えることを職業とする男性。幇間(ほうかん)。 2 人にへつらって気に入られようとする...
太鼓(たいこ)も撥(ばち)の当(あ)たりよう
たたき方しだいで太鼓の音が大きくもなり小さくもなるということ。やり方しだいで人の応じ方も変わることのたとえ。
たいこ‐やき【太鼓焼(き)】
「今川焼き」に同じ。
たいこれんだ【太鼓連打】
《原題、Drum Roll》ハイドンの交響曲第103番変ホ長調の通称。1795年初演。ロンドン交響曲の一。通称は第...
太鼓(たいこ)を叩(たた)・く
人の言うことに調子を合わせて機嫌をとる。太鼓を持つ。「得意先に—・く」
太鼓(たいこ)を持(も)・つ
「太鼓を叩(たた)く」に同じ。「勘六が女郎狂ひの—・ちにきたが、頭が痛い」〈浮・一代男・五〉
たい‐こん【大婚】
天子・君主の結婚。
たい‐こん【胎金】
《「たいごん」とも》胎蔵界と金剛界。胎金両部(りょうぶ)。金胎。
たいこん‐きかん【待婚期間】
女性が婚姻を解消した日以降、別の婚姻関係に入ることができないとされる期間。民法で100日と規定。再婚禁止期間。再婚...
たいこんりょうぶ‐の‐みね【胎金両部の峰】
大峰(おおみね)山の異称。熊野側を胎蔵界、吉野側を金剛界とし、胎金両部を修める修験者が峰入りするところからいう。
たい‐ご【大語】
[名](スル)「大言(たいげん)」に同じ。
たい‐ご【対碁】
囲碁で、技量が対等であること。
たい‐ご【対語】
1 向かい合って話をすること。 2 意味の上で対立・反対、または対照的な語。「白⇔黒」「積極⇔消極」「上⇔下」「長...
たい‐ご【隊伍】
兵士の組織された集団。また、そのきちんと並んだ組・列。隊列。「—を組む」