つき‐やま【築山】
庭園などに、石や土を盛ってつくった小山。
つきやま‐どの【築山殿】
[1542〜1579]徳川家康の正室。今川氏の一族関口義広の娘。今川氏の人質であった家康に嫁して二子をもうけたが、...
つき‐や・る【突き遣る】
[動ラ五(四)]突いて向こうへ押しやる。「『これをその方にお見せ』と云って我が子を—・ると」〈谷崎・少将滋幹の母〉
つき‐ゆき‐はな【月雪花】
「雪月花(せつげっか)」に同じ。
つき‐ゆび【突(き)指】
[名](スル)指先に強く物が当たったりして、指の関節や腱(けん)を痛めること。「キャッチボールで—する」
つき‐ゆみ【槻弓】
槻の木で作った弓。つくゆみ。「梓(あづさ)弓ま弓—年を経てわがせしがごとうるはしみせよ」〈伊勢・二四〉
つき‐よ【月夜】
月のある夜。月光の明るい夜。また、月。月光。つくよ。
つきよ‐がらす【月夜烏】
月夜に浮かれて鳴く烏。また、夜遊びに浮かれ出る人のたとえ。うかれがらす。
つきよ‐たけ【月夜茸】
ツキヨタケ科の毒キノコ。ブナの枯れた幹に多数出る。傘は厚く、半月形に広がり、短い柄がある。上面は滑らかで黄茶色から...
月夜(つきよ)に釜(かま)を抜(ぬ)かれる
明るい月夜に釜を盗まれる。ひどく油断することのたとえ。
月夜(つきよ)に釜(かま)を抜(ぬ)く
⇒月夜に釜を抜かれる
月夜(つきよ)に提灯(ちょうちん)
不必要なこと、むだなことのたとえ。
月夜(つきよ)の蟹(かに)
《月夜には蟹は月光を恐れて餌(えさ)をあさらないので肉がつかないといわれるところから》やせて身のない蟹。転じて、中...
月(つき)よ星(ほし)よと
この上なく愛したりたたえたりすることのたとえ。
つき‐よみ【月夜見/月読み】
「つくよみ」に同じ。
つきよみ‐の‐みこと【月読尊/月夜見尊】
日本神話で、黄泉(よみ)の国を脱出した伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が禊(みそぎ)をした際、右の目を洗って化生した三...
つきよみ‐の‐みや【月読宮/月夜見宮】
(月読宮)三重県伊勢市中村町にある皇大神宮の別宮。祭神は月読尊(つきよみのみこと)。 (月夜見宮)三重県伊勢市宮後...
つ・きる【尽きる/竭きる】
[動カ上一][文]つ・く[カ上二] 1 次第に減って、とうとうなくなる。「万策—・きる」「気力が—・きた」 2 続...
つき‐わり【月割(り)】
1 月の数に分けること。また、1か月当たりの平均。「—計算」 2 「月賦(げっぷ)」に同じ。
月(つき)を越(こ)・す
翌月になる。「完成は—・しそうだ」
月(つき)を指(さ)せば指(ゆび)を認(みと)む
《「楞厳(りょうごん)経」から》月を示そうと指さしても、肝心の月を見ないで指を見る。道理を説き聞かせるのに、本旨を...
月(つき)を跨(また)・ぐ
翌月に及ぶ。2か月にわたる。「—・いで興行する」
つきをめぐって【月を巡って】
《原題、(フランス)Autour de la lune》ベルヌの空想小説。1870年刊。1865年刊行の「地球から...
つきん‐ぼう【突きん棒】
海の表層を泳いでいるカジキやマグロを突いて捕るための銛(もり)。また、それを用いる漁法。