てんしゅ‐どう【天主堂】
天主教の教会堂。
てんしゅ‐ばん【天守番】
江戸幕府の職名。江戸城の天守の守衛に当たった。
てんしゅ‐まい【天守米】
1 天守に貯蔵しておく良質の米。城米。 2 上質の米。「米は…明石の—などよろし」〈浮・立身大福帳〉
てんしゅものがたり【天守物語】
泉鏡花の戯曲。1幕。大正6年(1917)、文芸誌「新小説」に発表。魔界の者がすむ白鷺城(姫路城)の天守閣を舞台に、...
てん‐しゅん【転瞬】
またたきすること。また、またたきするほどの短い時間。「急雨盆を覆すが如く、—の間、衣裳尽く沾う」〈東海散士・佳人之奇遇〉
てん‐しょ【典書】
書司(ふみのつかさ)の次官。ふんのすけ。
てん‐しょ【添書】
[名](スル) 1 使いの者に持たせたり、贈り物に添えたりする手紙。添え状。「—を持たせる」 2 紹介状。 3 書...
てん‐しょ【篆書】
中国で秦以前に使われた書体。大篆と小篆とがあり、隷書・楷書のもとになった。印章・碑銘などに使用。篆。
てんしょう【天正】
安土桃山時代、正親町(おおぎまち)天皇・後陽成天皇の時の年号。1573年7月28日〜1592年12月8日。
てんしょう【天承】
《「てんじょう」とも》平安後期、崇徳天皇の時の年号。1131年1月29日〜1132年8月11日。
てん‐しょう【天象】
1 日・月・星などにみられる現象。天体の現象。「—儀」 2 空模様。
てん‐しょう【典章】
規則。制度。「必ず確定したる—条約に本きて」〈西周訳・万国公法〉
てん‐しょう【典掌】
[名](スル)つかさどること。「政務を—する」
てん‐しょう【転生】
[名](スル)生まれ変わること。転じて、環境や生活を一変させること。てんせい。「輪廻(りんね)—」「新しいもっと明...
てん‐しょう【諂笑】
追従(ついしょう)笑いをすること。「脅肩—を以て職と為し」〈服部誠一・東京新繁昌記〉
てんしょう‐いん【天璋院】
[1837〜1883]江戸幕府第13代将軍徳川家定の正室。幼名は於一(おかつ)。薩摩藩今和泉領主、島津忠剛(ただた...
てんしょう‐おおばん【天正大判】
天正16年(1588)豊臣秀吉が彫金師の後藤徳乗に命じて鋳造させた金貨。縦5寸6分(約17センチ)、横3寸3分(約...
てんしょうおんながっせん【天正女合戦】
海音寺潮五郎の歴史小説。豊臣秀吉と千利休をテーマにした作品。昭和11年(1936)発表。同年、「武道伝来記」ととも...
てんしょう‐カルタ【天正カルタ】
ポルトガル人がもたらしたもので、天正年間(1573〜1592)に流行したカルタ。4種の札おのおの12枚、計48枚で...
てんしょう‐ぎ【天象儀】
⇒プラネタリウム
てんしょう‐けんおうしせつ【天正遣欧使節】
天正10年(1582)九州のキリシタン大名がローマ教皇謁見のために派遣した少年使節。大村純忠・大友宗麟・有馬晴信の...
てんしょう‐こうたいじんぐう【天照皇大神宮】
伊勢神宮の内宮(ないくう)。皇大神宮のこと。
てんしょう‐こばん【天正小判】
豊臣秀吉の命で天正大判とともに鋳造されたという金貨。周縁に小丸点を打ち、「天正」の極印があるが、正徳小判の贋造(が...
てんしょう‐の‐こくなおし【天正の石直し】
⇒太閤検地(たいこうけんち)
てん‐しょく【天色】
1 空の色。「その潯(みぎわ)に若葉の山を映し、水心に—の碧を浮かべ」〈蘆花・思出の記〉 2 空模様。天候。「夜は...
てん‐しょく【天職】
1 天から授かった職業。また、その人の天性に最も合った職業。「医を—と心得て励む」 2 天子が国家を統治する職務。...
てん‐しょく【転職】
[名](スル)他の職に変わること。「会社員が自営業に—する」
てんしょく‐かつどう【転職活動】
転職のために、求人広告やハローワークを利用して希望する企業・職種を選び、会社訪問などをおこない、履歴書などを提出し...
てんしょく‐ざい【展色剤】
絵の具・塗料などで、顔料を均等に分散・付着させる媒体となる液状成分。油絵の具におけるボイル油など。ビヒクル。メディウム。
てんしょく‐びんぼう【転職貧乏】
転職するごとに待遇や職場環境が悪化すること。
テンション
1 精神的な緊張。また、不安。「—が高まる」 2 (1の誤用から)俗に、気分や気持ちのこと。「朗報に—が上がる」「...
てんしよこきょうをみよ【天使よ故郷を見よ】
《原題Look Homeward, Angel》トマス=ウルフの長編小説。1929年刊。1958年、ケティ=フリン...
天(てん)知(し)る地(ち)知(し)る我(われ)知(し)る子(し)知(し)る
《「後漢書」楊震伝から。後漢の楊震が賄賂(わいろ)を断るときに言ったという》他人は知るまいと思っても、天地の神々も...
てん‐しん【天心】
1 空のまん中。中天。「月—にかかる」 2 天帝の心。また、天子の心。
てんしん【天津】
中国河北省東部の河港都市。政府直轄市。海河支流の合流点にあり、水陸交通の要衝。貿易・商業や紡織・製鋼などの工業が盛...
てん‐しん【天真】
[名・形動]自然のままで飾りけのないこと。無邪気なこと。また、そのさま。「—に大口あけて飯を頰ばっている」〈林芙美...
てん‐しん【点心】
《「てんじん」とも》 1 昼食の前に、一時の空腹をいやすためにとる軽い食事。転じて、禅家で、昼食のこと。 2 茶会...
てん‐しん【転身】
[名](スル) 1 身をかわすこと。からだの向きを変えること。 2 主義または職業・身分などを変えること。「教員か...
てん‐しん【転進】
[名](スル) 1 方向を変えて進むこと。進路を変えること。「航路を北西へ—する」 2 軍隊が、戦場または守備地か...
てん‐じん【天神】
1 《「てんしん」とも》天の神。あまつかみ。⇔地祇(ちぎ)/地神(ちじん)。 2 菅原道真(すがわらのみちざね)を...
てんしん‐さい【点心債】
中国以外の政府・企業などが、香港で人民元建てで発行する債券。中華料理の点心になぞらえた愛称。→パンダ債
てんしん‐じょうやく【天津条約】
アロー戦争の結果、1858年に天津で、清国とロシア・アメリカ・イギリス・フランスとの間で結ばれた四条約。清国内の旅...
てんしん‐どくろう【天真独朗】
仏語。無相の一念に悟入すれば、生死の別を離れ宇宙朗然とし、凡身そのままに大覚の域に達するということ。最澄が在唐のと...
てんしんのしょう【転身の頌】
日夏耿之介の第1詩集。大正6年(1917)刊。
てんしん‐はん【天津飯】
蟹玉(かにたま)を飯の上にのせ、あんをかけた料理。中国料理をもとに日本でつくられた。
てんしん‐らんまん【天真爛漫】
[名・形動]飾ったり気どったりせず、ありのままであること。無邪気で、ほほえましくなるようなさま。「子供のように—な人」
てんじ【天治】
平安後期、崇徳天皇の時の年号。1124年4月3日〜1126年1月22日。
てん‐じ【天柱】
「転手(てんじゅ)」に同じ。
てん‐じ【天時】
四季・寒暖・昼夜などのように、自然にめぐってきて人事にかかわりをもつ時。天の与える時機。「凡そ世界に—の転換あり、...
てん‐じ【典侍】
1 ⇒ないしのすけ 2 明治以後、宮中に仕える女官。尚侍(しょうじ)の次位。