にくじき‐さいたい【肉食妻帯】
僧が肉食をし、妻をもつこと。戒律では禁じられているが、真宗・修験道では早くから認めている。
にく‐ジャガ【肉ジャガ】
《ジャガは「ジャガイモ」の略》牛肉または豚肉とジャガイモを、醤油や砂糖などで味つけした煮物。明治時代、旧日本海軍の...
にく‐じゅう【肉汁】
1 鳥獣の肉を煮出した汁。肉羹(にくこう)。 2 肉をしぼって取った汁。肉漿(にくしょう)。 3 (「にくじる」と...
にく‐ジュバン【肉ジュバン】
演劇、特に歌舞伎で、役者が肌を現すときに用いる、肌にぴったり合った肉色のジュバン。刺青を描いたものや、肥満体にみせ...
にく‐じゅよう【肉蓯蓉】
植物オニクに近縁の中国産のホンオニクを乾燥したもの。漢方で強壮薬とする。にくしょうよう。
にく‐じょう【肉情】
異性に対して感じる肉体的な欲望。性的な欲情。
にく‐じる【肉汁】
⇒にくじゅう3
にく‐じん【肉陣】
「肉障(にくしょう)」に同じ。
ニクス
冥王星の第2衛星。名はギリシャ神話の夜の女神ニュクスに由来。2005年にハッブル宇宙望遠鏡で発見された。直径は40...
ニュクス
ギリシャ神話の夜の女神。タナトスやヒュプノスらの母とされる。ニクス。
にく‐すい【肉垂】
鳥の頰(ほお)や顎(あご)の辺りに垂れ下がる肉質の塊。肉垂れ。
にくすい‐かじょ【肉穂花序】
穂状花序の特殊化したもの。多肉な花軸の周囲に柄のない花が多数密生するもの。仏炎苞(ぶつえんほう)をもつ。テンナンシ...
にく‐ずく【肉豆蔲】
ニクズク科の常緑高木。葉は長楕円形で革質。雌雄異株。実は洋なし状で、果皮内に、紅色をした肉質で網状の仮種皮に包まれ...
にくずく‐ゆ【肉豆蔲油】
ニクズクの実を蒸留して採った油。淡黄色で芳香があり、薬用・食品香料とする。
に‐くずれ【荷崩れ】
[名](スル)積み荷がくずれること。「運送中に—する」
に‐くずれ【煮崩れ】
[名](スル)魚や野菜などを煮ているうちに、形がくずれること。「ジャガイモが—する」
にく‐せい【肉声】
1 マイクや電話のような機械を通した声に対し、人ののどから出るなまの声。「—でも聞こえる広さの部屋」 2 人工的に...
にく‐せいひん【肉製品】
鳥獣の肉からつくった食品の総称。
にく‐そう【憎相/悪相】
《「にくぞう」とも》憎らしいようす。憎たらしい顔つき。また、その人。「如何なる—の者かしたりけん」〈太平記・一五〉
ニクソン
[1913〜1994]米国の政治家。第37代大統領。在任1969〜1974。共和党。ドル防衛策の強行などで、国内外...
ニクソン‐ショック
1 1971年8月に米国のニクソン大統領がドルの金兌換(だかん)の停止を宣言したこと。ベトナム戦争による財政悪化の...
にく‐たい【肉体】
生身のからだ。生きている人間のからだ。肉身。
にく‐たい【憎体】
[名・形動]⇒にくてい(憎体)
にくたい‐かんけい【肉体関係】
特定の相手との性的な結びつき。
にくたい‐てき【肉体的】
[形動]肉体に関するさま。「—な疲れ」
にくたいとあくま【肉体と悪魔】
《Flesh and the Devil》米国の映画。1926年作。主演はガルボ。ドイツの作家、ズーダーマンの小説...
にくたいとしとあくま【肉体と死と悪魔】
《原題、(イタリア)La carne, la morte e il diavolo nella letteratu...
にくたいのあくま【肉体の悪魔】
《原題、(フランス)Le Diable au corps》ラディゲの長編小説。1923年刊。早熟な少年と出征兵士の...
にくたいのさんが【肉体の山河】
石塚喜久三の小説。昭和24年(1949)刊行。
にくたいのもん【肉体の門】
田村泰次郎の小説。昭和22年(1947)発表。敗戦後の東京を生き抜こうとする娼婦たちの姿を描く。 マキノ正博(マキ...
にくたい‐は【肉体派】
からだつきの美しさや身体能力の高さが魅力であること。また、その人。「—俳優」
にくたい‐び【肉体美】
肉体の美しさ。からだつきの美しさ。
にくたい‐ぶんがく【肉体文学】
肉体の開放を通して人間をとらえようとした文学。第二次大戦直後、田村泰次郎が主唱した。
にくたい‐ろうどう【肉体労働】
からだを使ってする労働。筋肉労働。
にく‐たらし・い【憎たらしい】
[形][文]にくたら・し[シク]いかにも憎らしい。なんとも憎らしい。にくったらしい。「—・い口をきく」 [派生]に...
にく‐たん【肉袒】
肩脱ぎして肉体の一部を現すこと。昔、中国で降伏や謝罪の意を示すために行った。
にく‐だれ【肉垂れ】
「にくすい(肉垂)」に同じ。
にく‐だん【肉弾】
兵士が弾丸の代わりとして敵陣に突入すること。 [補説]日露戦争を描いた桜井忠温の戦記文学「肉弾」からできた語。
にくだん【肉弾】
桜井忠温の戦記小説。日露戦争での実体験をもとに書かれたもの。明治39年(1906)刊行。 を原作とする映画。岡本喜...
にく‐だんご【肉団子】
ひき肉を丸めて調理した食品。ミートボール。
にくだん‐せん【肉弾戦】
1 肉体を弾丸の代わりとして、敵陣に突入して行う戦い。兵士が直接ぶつかって戦うさまをいう。 2 (比喩的に)格闘技...
にく‐ち【肉池】
印肉を入れる容器。肉入れ。
にく‐ちゅう【肉柱】
貝柱(かいばしら)。
にく‐づき【肉付き】
《「にくつき」とも》 1 肉がついていること。また、そのもの。 2 からだの肉のつきぐあい。太りぐあい。「—がよい」
にく‐づき【肉月】
漢字の偏の一。「肌」「肝」「胸」などの「月」の称。本来は「肉」の字の象形で、日月の「月」と区別していう。現在では同...
にくづき‐の‐めん【肉付きの面】
越前の吉崎観音の霊験物語。邪悪な姑(しゅうとめ)が鬼女の面をかぶって嫁を脅すと、その面が顔に食いついて外れなくなる...
にく‐づ・く【肉付く】
[動カ五(四)]からだに肉がつく。太る。「ふっくらと—・く」
にく‐づけ【肉付け】
[名](スル) 1 肉をつけること。骨組みがひととおり出来上がってから、細部に手を加え、内容に厚みを与えること。「...
にく‐てい【憎体】
[名・形動] 1 憎々しいこと。また、そのさま。「—な意地わるが」〈野上・迷路〉 2 「憎体口(にくていぐち)」の略。
にくてい‐ぐち【憎体口】
憎らしいものの言い方。にくまれぐち。「何がなあたる—」〈浄・朝顔話〉