ねっ‐せい【熱性】
1 高熱を伴うこと。「—痙攣(けいれん)」 2 興奮しやすい性質。
ねっ‐せい【熱誠】
[名・形動]熱情のこもった誠意。あつい真心がこもっていること。また、そのさま。「—なる支持応援を得て」〈徳永・太陽...
ねっせい‐けいれん【熱性痙攣】
痙攣(けいれん)のうち、セ氏38度以上の熱があり、発熱以外に原因がみあたらないものをいう。
ねっせい‐たこきゅう【熱性多呼吸】
⇒パンティング
ねっ‐せん【熱泉】
温泉のこと。「側らの巌石より—を噴出し」〈鉄腸・雪中梅〉
ねっ‐せん【熱戦】
熱のこもった、激しい試合・勝負。「—を繰り広げる」
ねっ‐せん【熱線】
1 熱せられた金属線。 2 「赤外線」に同じ。
ねっせんきゅうしゅう‐ガラス【熱線吸収ガラス】
赤外線を吸収し、熱を遮断するはたらきをもつ板ガラス。酸化鉄・クロム・セレンなどの微量な金属元素を含む。赤外線吸収ガ...
ねっせんはんしゃ‐ガラス【熱線反射ガラス】
表面に赤外線を反射するコーティングが施されたガラス。金属または金属酸化物の薄膜が用いられる。可視光を透過し、赤外線...
ねっせん‐ふうそくけい【熱線風速計】
風速計の一。電流を通して熱した金属線を気流中にさらし、温度変化や電気抵抗の変化を測定して、風速を求める計器。弱い風...
ねっ‐たい【熱帯】
赤道を中心として南北両回帰線に挟まれた地帯。気候的には年平均気温がセ氏20度以上、または最寒月の平均気温がセ氏18...
ねった・い【妬い/嫉い】
[形][文]ねった・し[ク]《中世・近世語》形容詞「ねたし」の音変化。「—・い、さらば景季も盗むべかりけるものを」...
ねったい‐うりん【熱帯雨林】
⇒熱帯降雨林
ねったいうりん‐きこう【熱帯雨林気候】
ケッペンの気候区分による熱帯気候の一。符合はAf。一年じゅう雨が多く高温多湿で、ほぼ毎日午後にスコールが降る。常緑...
ねったいかいようぜんきゅうたいきけんきゅう‐けいかく【熱帯海洋・全球大気研究計画】
⇒TOGA(トーガ)計画
ねったい‐かじつ【熱帯果実】
熱帯地方に産する果実。バナナ・マンゴー・ドリアンなど。
ねったい‐きこう【熱帯気候】
熱帯に固有の気候。ケッペンの気候区分における符合はA。一年じゅう高温で、気温は年変化が少ないが昼夜の差が大きい。一...
ねったい‐きだん【熱帯気団】
熱帯・亜熱帯で形成される暖気団。多湿の海洋性と乾燥した大陸性のものとがあり、前者には小笠原気団、後者には揚子江気団...
ねったい‐ぎょ【熱帯魚】
熱帯・亜熱帯地方に産する魚類。主に淡水魚をいい、色彩のはでなものが多く、観賞用に飼育される。グッピー・エンゼルフィ...
ねったいぎょ【熱帯魚】
吉田修一の短編小説。平成12年(2000)、「文学界」誌に発表。第124回芥川賞候補作となる。同作を表題作とする小...
ねったい‐こ【熱帯湖】
表面水温が一年じゅうセ氏4度以上の湖。熱帯のほか温帯にも分布する。
ねったいこうう‐かんそくえいせい【熱帯降雨観測衛星】
⇒トリム(TRMM)
ねったい‐こううりん【熱帯降雨林】
熱帯雨林気候の地域にある森林。常緑広葉樹を主とし、特定の優占種をもたない。蔓(つる)植物や着生植物も多く、林内は暗...
ねったい‐しまか【熱帯縞蚊】
ヤブカの一。ヤブカ属の昆虫で体長約3ミリ。体は黒茶色で白い縞がある。熱帯地方に広く分布し、デング熱や黄熱などの感染...
ねったい‐しゅうそくたい【熱帯収束帯】
南北両半球の貿易風が合流する帯状の境界。一般に北半球の夏のときには北半球に、冬には南半球に移動する。上昇気流が生じ...
ねったい‐しょくぶつ【熱帯植物】
熱帯地方に自生する植物。一般に大形で、独特の形態をもつものが多い。サボテン・ヤシ・マングローブなど。
ねったい‐じょうらん【熱帯擾乱】
熱帯地方に生じる大気の乱れ。波状になることが多く、熱帯低気圧となって台風やサイクロンにまで発達することがある。
ねったい‐ぜんせん【熱帯前線】
⇒熱帯収束帯
ねったい‐ちょう【熱帯鳥】
ネッタイチョウ目ネッタイチョウ科の鳥の総称。全体に白色の海鳥で、尾羽の中央2枚が著しく長く、全長80〜100センチ...
ねったい‐ていきあつ【熱帯低気圧】
熱帯の海洋上で発生する低気圧。等圧線は円形を示し、前線を伴わない。発達したものは激しい暴風雨を伴い、日本付近では最...
ねったい‐とうふう【熱帯東風】
⇒貿易風
ねったい‐びょう【熱帯病】
熱帯地方に多くみられる病気。マラリア・アメーバ赤痢・フランベジア(いちご腫)などがある。
ねったいモンスーン‐きこう【熱帯モンスーン気候】
ケッペンの気候区分による熱帯気候の一。符合はAm。熱帯雨林気候(Af)と似るが、モンスーンのために冬に弱い乾季があ...
ねったい‐や【熱帯夜】
最低気温がセ氏25度以上の夜。→超熱帯夜
ねったい‐りん【熱帯林】
熱帯地方の森林。多雨地域には熱帯降雨林が、乾季のある地域には雨緑林が発達する。
ねったいりん‐そうきけいかいシステム【熱帯林早期警戒システム】
陸域観測技術衛星だいち2号を用いた、熱帯林の伐採状況を観測・公開するシステム。JICA(ジャイカ)(国際協力機構)...
ねっ‐ち【熱地】
1 暑さの激しい土地。また、熱帯地方。「哈氏(ハスチングス)、印度(インヂヤ)の—に在り」〈中村訳・西国立志編〉 ...
ネッチサル‐こくりつこうえん【ネッチサル国立公園】
《Nechisar National Park》⇒ナッチサハル国立公園
ネッチサー‐こくりつこうえん【ネッチサー国立公園】
《Nechisar National Park》⇒ナッチサハル国立公園
ねっ‐ちゅう【熱中】
[名](スル)一つの物事に深く心を傾けること。夢中になること。「勝負事に—する」
ねっちゅう【熱柱】
⇒プルーム
ねっちゅう‐しょう【熱中症】
高温環境にさらされたために起こる障害。脱水・けいれん・虚脱などが現れる。熱射病もこの一種。高温障害。発症の危険度を...
ねっちゅうしょうけいかい‐じょうほう【熱中症警戒情報】
危険な暑さへの注意を促し、熱中症の予防を呼びかけるための情報。暑さ指数(WBGT)が33以上となることが予測される...
ねっちゅうしょうとくべつけいかい‐じょうほう【熱中症特別警戒情報】
危険な暑さへの注意を促し、熱中症の予防を呼びかけるための情報。暑さ指数(WBGT)が35以上となることが予測される...
ねっ‐ちょう【熱腸】
1 怒りや悲しみでにえくりかえっている心中。「人も聞かぬ大言はきて、纔(わず)かに—を冷やす物の」〈一葉・うもれ木...
ねっちり
[副](スル)「ねちねち」に同じ。「—(と)小言を言う」「—(と)した話しぶり」
ネッツ
《negative emissions technologies》⇒ネガティブエミッション技術
ネッティング
差額決済。債権・債務を相殺し、その差額だけを決済する仕組み。
ねっ‐てい【熱低】
「熱帯低気圧」の略。
ねつてき‐ていきあつ【熱的低気圧】
周囲に比べて高温になる地域で、局地的に発生する低気圧。春から夏にかけて、晴天で日射しの強い日に地表面が加熱される内...