ひこ‐じ【夫】
《「ひこ」は男子の美称。「じ」は敬称》おっと。「その—答へて歌ひたまひしく」〈記・上〉
ひこ‐じろ・う【引こじろふ】
[動ハ四]何回も強く引っぱる。むやみに引っぱる。ひこずらう。「綱いと長くつきたりけるを物にひきかけ…逃げむと—・ふ...
ひこ‐ずら・う【引こづらふ】
[動ハ四] 1 「ひこじろう」に同じ。「押そぶらひ我が立たせれば—・ひ我が立たせれば」〈記・上・歌謡〉 2 つかむ...
ひこ‐ず・る【引こづる】
[動ラ四]力を入れて引く。無理に引っぱる。ひきずる。「こいつめをまづ、—・っていけ」〈滑・続膝栗毛・九〉
ひこっか‐しゅたい【非国家主体】
国際社会における活動主体のうち、企業やNGO(非政府組織)など、主権国家以外のもの。グローバル化の進展に伴い重視さ...
ひ‐こつ【腓骨】
下腿骨(かたいこつ)の一。脛骨(けいこつ)の外側にある細い骨。下端外側の隆起が外くるぶしとなる。
ひこ‐つか・す
[動サ四]ひくひくと動かす。「かばやきの匂ひに、ふたりは鼻のさきを—・して」〈滑・膝栗毛・二〉 [動サ下二]「ひこ...
ひこ‐つか・せる
[動サ下一][文]ひこつか・す[サ下二]「ひこつかす」に同じ。「秘密の匂いに鼻を—・せている事実は」〈里見弴・多情仏心〉
ひこ‐つ・く
[動カ五(四)]《「ひこづく」とも》ひくひく動く。「小鼻が—・く」
ひこね【彦根】
滋賀県、琵琶湖の東岸にある市。江戸時代は井伊氏の城下町として発展し、彦根城が現存。繊維・セメント工業や仏壇製造が盛...
ひこね‐し【彦根市】
⇒彦根
ひこね‐じょう【彦根城】
彦根市にある旧彦根藩の城。慶長8年(1603)井伊直勝が築城を始め、元和8年(1622)直孝の代に完成。天守閣・天...
ひこね‐びょうぶ【彦根屏風】
江戸初期、寛永年間(1624〜1644)の男女遊楽の風俗を描いた代表的作品。狩野派の作と推定される。金地着色六曲屏...
ひこ‐ばえ【蘖】
《「孫(ひこ)生え」の意》切り株や木の根元から出る若芽。余蘖(よげつ)。《季 春》「—に哀をいひてわかれけり/犀星」
ひこばえ【比古婆衣】
随筆。20巻。伴信友著。弘化4年(1847)から明治にかけて刊行。国史・言語・故事などについての考証を集成したもの。
ひこ‐ば・ゆ【蘖ゆ】
[動ヤ下二]《「孫(ひこ)生ゆ」の意》切った木の根株や根元から芽が出る。「荒小田の去年(こぞ)の古跡(ふるあと)の...
ひこひめしき【孫姫式】
平安時代の歌学書。1巻。著者・成立年ともに未詳。和歌四式の一。歌病(かへい)や長歌の歌体などを説いたもの。和歌式。
ひこほほでみ‐の‐みこと【彦火火出見尊】
日本神話で、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の子。母は木花開耶姫(このはなのさくやびめ)。山幸彦の名で知られ、海神の娘豊...
ひこ‐ぼし【彦星】
鷲(わし)座のα(アルファ)星アルタイルの和名。牽牛(けんぎゅう)星。牛飼い星。犬飼い星。《季 秋》「—のしづまり...
ひこ‐まご【曽孫】
孫の子。ひまご。
ひこ‐みこ【彦御子】
天皇のむすこ。皇子。「七の—、六の女(ひめみや)を生めり」〈景行紀〉
ひこよう‐しゃ【被雇用者】
⇒雇用者1
ひ‐こん【非婚】
結婚しないこと。みずからの意思で、結婚しない生き方を選ぶこと。→未婚
ひコード‐アールエヌエー【非コードRNA】
⇒ノンコーディングRNA
ひご【籤】
竹を細く割って削ったもの。籠(かご)や提灯(ちょうちん)の骨などに使う。竹ひご。
ひご【肥後】
旧国名の一。西海道に属し、現在の熊本県にあたる。肥州。
ひ‐ご【庇護】
[名](スル)かばって守ること。「両親の—のもとに育つ」
ひ‐ご【卑語/鄙語】
田舎の言葉。また、世俗の言葉。鄙言。
ひ‐ご【飛語/蜚語】
根拠のないうわさ。デマ。「—が飛びかう」「流言—」
ひ‐ご【秘語】
秘密の言葉。仲間うちだけに通用する特殊な言葉。また、公言がはばかられるような言葉。
ひ‐ごい【緋鯉】
コイの一品種。体色は赤や赤黄色、斑紋のあるものなどさまざま。ニシキゴイはこれをもとに改良したもの。《季 夏》
ひ‐ごう【非業】
[名・形動] 1 仏語。前世の業因によらないこと。 2 前世の善因を受けないこと。また、そのさま。「—な(の)死」...
ひ‐ごうし【火格子】
ボイラーや炉の焚口(たきぐち)と火堰(ひぜき)との間に設け、固体燃料をのせる格子状の装置。ロストル。
ひごう‐の‐さいご【非業の最期】
業因による寿命の終わらないうちに最期を迎えること。災難などで思いがけない死に方をすること。非業の死。「—を遂げる」
ひごう‐の‐し【非業の死】
⇒非業の最期
ひ‐ごうほう【非合法】
[名・形動]法律に定めていることに違反すること。法律の許す範囲を越えていること。また、そのさま。「—な(の)手段」...
ひごうほう‐うんどう【非合法運動】
非合法に行う社会運動や革命運動。
ひ‐ごうり【非合理】
[名・形動] 1 論理や道理に合わないこと。また、そのさま。「—な結論」 2 理性や論理ではとらえきれないこと。ま...
ひごうり‐しゅぎ【非合理主義】
哲学で、世界は理性や悟性によっては把握しえないとし、感情・直観・体験・衝動などを重視する立場。ドイツ神秘主義・ロマ...
ひご‐くさ【肥後草】
カヤツリグサ科の多年草。林下に生え、高さ20〜35センチ。細長い根茎が地中をはう。葉は線形。初夏、茎の頂に、線形の...
ひご‐けん【庇護権】
国家が、外国の犯罪人や政治的避難者で保護を求めてきた者を、自国領域内で庇護する国際法上の権利。自国の在外公館などで...
ひご‐ずいき【肥後芋茎】
肥後に産するハスイモの茎を干したもの。食用。性具としても用いる。
ひご‐たい【平江帯】
キク科の多年草。草原にまれに生え、高さ約1メートル。葉はアザミに似て羽状に切れ込み、縁にとげがある。8〜10月、濃...
ひご‐つば【肥後鐔】
江戸時代に肥後で作られた刀の鐔。林・西垣・志水などの流派がある。→肥後彫(ひごぼり)
ひ‐ごと【日毎】
毎日。1日1日。ひび。「—に木の葉が色づく」「—思いがつのる」
ひごのいしく【肥後の石工】
今西祐行の児童文学作品。江戸時代に実在した石工、岩永三五郎をモデルとする。昭和40年(1965)刊行。昭和41年(...
ひご‐の‐かみ【肥後守】
1 肥後の国司。 2 文房具の小刀(こがたな)の一種。7、8センチの両刃が鉄製の折りたたみ式の鞘(さや)に収められ...
ひご‐の‐くに【肥後国】
⇒肥後
ひご‐ぼり【肥後彫】
肥後鐔(ひごつば)に施された彫刻。また、その技法。透かし彫りと象嵌(ぞうがん)とに特色があり、肥後象嵌の名でも知られる。
ひ‐ごよみ【日暦】
毎日1枚ずつはぎ取っていくカレンダー。日めくり。