ひといれ‐やど【人入れ宿】
雇い人の周旋を業とする家。桂庵(けいあん)。
ひと‐いろ【一色】
1 一種類の色。いっしょく。 2 一つだけの種類。一種類。
ひと‐インシュリン【人インシュリン】
⇒人インスリン
ひと‐インスリン【人インスリン】
《human insulin》遺伝子工学により大腸菌で合成される人間のインスリン。糖尿病の治療に使用される。人イン...
ひ‐とう【比島】
フィリピン諸島のこと。
ひ‐とう【飛騰】
[名](スル)高くあがること。「熱泉を噴出し、硫気(りゅうき)—して煙霧をなす」〈鉄腸・雪中梅〉
ひ‐とう【秘湯】
辺鄙な場所にあって、人に知られていない温泉。
ひ‐とう【悲悼】
[名](スル)悲しみいたむこと。「先見の明なきを—するに」〈井上勤訳・狐の裁判〉
ひとうおき‐かいせん【比島沖海戦】
⇒レイテ沖海戦
ひと‐うけ【人受け】
他人にもたれる好悪の印象や評判。他人の気受け。「—のいい人」
ひと‐うけ【人請け】
江戸時代、奉公人などの身元保証をすること。また、その保証人。
ひとうけ‐しょうもん【人請け証文】
奉公人などの身元を引き受ける証文。身元引受証。
ひと‐うち【一打ち】
1 一度打つこと。 2 一撃で打ち倒すこと。「敵を—にする」
ひと‐うと・し【人疎し】
[形ク]人に親しまない。「この姫君は、かく—・き御癖なれば」〈源・蓬生〉
ひ‐とうほうせい【非等方性】
⇒異方性
ひと‐うり【人売り】
人を売ること。また、それを商売とする人。ひとあきない。
ひと‐え【一重/単】
1 そのものだけであること。重ならないであること。「唐紙—を隔てた隣室」「紙—」 2 花びらが重なっていないこと。...
ひとえ‐うめ【一重梅】
1 花が単弁の梅。 2 襲(かさね)の色目の名。表は白、裏は紅。雪の下紅梅。
ひとえ‐おび【単帯/一重帯】
裏をつけない帯。主に女帯で夏季用。太糸で地厚に堅く織り上げた博多織・つづれ織りなどを用いる。《季 夏》「たてとほす...
ひとえ‐がさね【単襲】
裏をつけずに、袖口・裾などの縁(へり)を撚(よ)って仕立てた単衣(ひとえぎぬ)を数枚重ねること。女性が夏季に用いた。
ひとえ‐ぎぬ【単衣】
公家男女の装束の下に肌着として用いた裏のない衣。平安末期に小袖肌着を着用するようになると、その上に重ねて着た。地質...
ひとえ‐ぐさ【一重草】
ヒトエグサ科の緑藻。浅い海岸の岩上に生え、全体に黄緑色で薄く、ほぼ円形をし、縁は波打つ。汁の実や佃煮にする。ひとえ...
ひとえ‐ごころ【偏心】
ひとすじに思いこむ心。いちずな心。「手弱女(たをやめ)の今日脱ぎかふる衣手の—は我が身なりけり」〈新撰六帖・一〉
ひとえ‐ざくら【一重桜】
花が単弁の桜。
ひとえ‐に【偏に】
[副]《名詞「一重(ひとえ)」+格助詞「に」から》 1 ただそのことだけをするさま。いちずに。ひたすら。「御贔屓(...
ひとえ‐ばおり【単羽織】
裏をつけない夏用の羽織。《季 夏》「身にからむ—も浮世かな/其角」
ひとえ‐ばかま【単袴】
裏をつけない袴。
ひとえ‐まぶた【一重瞼】
上まぶたに横ひだがない、一重のまぶた。
ひとえ‐もの【単物】
1 裏をつけずに仕立てた和服類の総称。特に、裏をつけない長着。初夏から初秋にかけて着る。《季 夏》「地下鉄の青きシ...
ひと‐えり【人選り】
[名](スル)人をえらぶこと。ひとえらび。「かやうに訪れ聞こえむ人をば、—して」〈源・胡蝶〉
人(ひと)衆(おお)ければ則(すなわ)ち狼(おおかみ)を食(く)らう
《「淮南子(えなんじ)」説山訓から》人数が多ければ、人を襲う狼をも殺して食ってしまう。多数の力の恐るべきことのたとえ。
人(ひと)衆(おお)ければ天(てん)に勝(か)つ
《「史記」伍子胥伝から》人が多勢を頼んで勢いに乗っているときは、道理に背いても、一時的には天の理に勝つこともできる。
ひと‐おき【人置き】
江戸時代、雇い人の周旋屋。求職者を一時宿泊させたり、保証人や仮親などを引き受けたりした。人宿(ひとやど)。
ひと‐おくめん【人臆面】
人見知り。人おじ。「つっと—をなさるるほどに」〈鷺流狂・米市〉
ひと‐おさ【人長】
⇒にんじょう(人長)
ひと‐おじ【人怖じ】
[名](スル)知らない人の前に出ておじけづくこと。「—して泣く子」
ひと‐おと【人音】
人がいる気配の物音。また、人の来る音。
ひと‐おに【人鬼】
鬼のように無慈悲で残忍な人。「出(いで)し都会(みやこ)に—はなくとも」〈一葉・やみ夜〉
ひと‐おもい【一思い】
たった一度の苦しい思い。「刃(やいば)で死ぬるは—」〈浄・天の網島〉
ひとおもい‐に【一思いに】
[副]あれこれ迷わず、一気にそうするさま。思い切って。「いっそ—別れてくれ」
ひと‐おれ【一折れ】
舞や曲のひと区切り。ひとさし。ひとふし。「袖かへす所を、—、気色ばかり舞ひ給へるに」〈源・花宴〉
ひと‐か【人香】
人の移り香。人のにおい。「騒めく物音と共に若い—が立上った」〈森田草平・煤煙〉
ひと‐か【ヒト科】
霊長目の分類群の一つ。ヒト亜科とオランウータン亜科に分かれる。 [補説]ヒト亜科にはヒト属のほかにゴリラ属・チンパ...
ひと‐かい【人買い】
女・子供をだまして連れ去ったり買い取ったりして他に売り渡す者。
ひとかい‐ぶね【人買い船】
人買いが買った人を運ぶ船。
ひと‐かえり【一返り】
[副] 1 一とおり。一度。「いま—承りとどめてこそ」〈浜松・三〉 2 ひときわ。いっそう。「今—悲しさの数そふ心...
ひと‐かかえ【一抱え】
両腕で抱えるほどの量、または太さや大きさ。「—の薪(まき)」「—もある幹」
ひと‐かげ【人影】
1 物に映った人の影。「川面に映る—」 2 人の姿。「—もまばらな裏通り」
ひと‐かさ【一嵩】
物事の程度の一つの段階。多く副詞的に用いる。ひときわ。「先の男に—まして、仁王を作り損じたる如くなる武者の」〈太平...
ひと‐かすみ【一霞】
[名]ひとすじの霞。また、一面の霞。「明石潟(あかしがた)おき行く舟もかつ消えて—なる波の上かな」〈夫木・二〉 [...