ひと‐かず【人数】
1 人のかず。にんずう。 2 一人前の人として数えられること。「—に入らない」
ひと‐かせぎ【一稼ぎ】
[名](スル)短期間にまとまった金額を稼ぐこと。「バイトで—する」
ひと‐かた【一方】
[名] 1 「一人(ひとり)」を敬っていう語。「もうお—お乗りになれます」 2 いっぽうの人。片方。「今—の御心乱...
ひと‐かた【一肩】
1 駕籠(かご)などの一方を担ぐこと。 2 負担の一部を受け持つこと。
ひと‐がた【人形】
《「ひとかた」とも》 1 人の形。 2 「形代(かたしろ)1」に同じ。 3 人の姿をかたどったもの。にんぎょう。「...
一肩(ひとかた)入(い)・れる
「一肩脱ぐ」に同じ。「恥を忍んで泣き付いて行ったら、随分—・れて、原稿を何処かの本屋へ嫁(かたづ)けて」〈二葉亭・平凡〉
一肩(ひとかた)担(かつ)・ぐ
物事をするための負担の一部を受け持つ。「赤坂で披露目をした時も—・ぎ、着物の面倒も見てくれた」〈秋声・縮図〉
ひと‐かたけ【一片食】
1回の食事。ひとかたき。
ひとがた‐ながし【人形流し】
紙製の人形に、心身のけがれや災いなどを移して祓(はら)えをし、川や海に流す行事。→形代2 [補説]書名別項。→ひと...
一方(ひとかた)なら◦ず
普通の程度でない。ひととおりでない。「—◦ず喜ぶ」「—◦ぬお世話になった」
一肩(ひとかた)脱(ぬ)・ぐ
他人に力を貸す。助力する。一肌脱ぐ。一肩入れる。「武男君、如何(どう)だ、—・いで見ちゃア」〈蘆花・不如帰〉
ひとかた‐ひとかた【一方一方】
一人一人。それぞれ。「—につけて、いとうたてある事は出で来なむ」〈源・浮舟〉
ひと‐かたまり【一塊】
1個のかたまり。また、寄り集まって一つにまとまっている状態や、そういうもの。「—になって走る」
ひとかっぷ‐わん【単冠湾】
南千島、択捉島(えとろふとう)中部の太平洋側にある湾。第二次大戦中、真珠湾攻撃の日本艦隊の集結地。
ひと‐かど【一角/一廉】
[名] 1 ひときわすぐれていること。いっかど。「—の人物」 2 それ相応であること。一人前であること。「—の理屈...
人(ひと)必(かなら)ず自(みずか)ら侮(あなど)りて然(しか)る後(のち)に人(ひと)これを侮(あなど)る
《「孟子」離婁上から》自分で自分を尊重せず、軽々しい言動をしたり、修養を怠ったりしていると、必ず人からも侮られるよ...
ひとか‐マウス【ヒト化マウス】
人間のものと同じ血液や免疫系をもつマウス。拒絶反応を起こさない重度の免疫不全のマウス(NOGマウス)に、人間の造血...
ひと‐かまえ【一構え】
1 独立して建っている1軒の家。「高級住宅地の—」 2 一つの群れ。ひとかたまり。「—の森のうちに、きれいなる殿造...
ひと‐からげ【一絡げ】
一つの束にまとめてしばること。また、その束。「—に論じる」「十把(じっぱ)—」
ひと‐かわ【一皮】
1 1枚の皮。皮1枚。 2 本質・素質を覆い包むもの。物事のうわべの姿など。「—むけば、金の亡者だ」
一皮(ひとかわ)剝(む)・ける
技術・容姿などが、洗練されて以前よりもよくなる。「—・けた演技」
ひとかわ‐め【一皮目】
「一重瞼(ひとえまぶた)」に同じ。
ひと‐がい【人甲斐】
人としての生きがい。人間らしいしるし。「—もなき今の身を語れば主従と知らるることぞ悲しき」〈謡・烏帽子折〉
人(ひと)が好(い)・い
人柄がよい。気立てがよくて、他人の言いなりになりがちである。「—・いのでだまされやすい」
ひと‐がえし【人返し】
1 領民の他領への移住を防ぐため、勝手に移住した者を領主間の交渉により召還したこと。 2 江戸時代、江戸・大坂・京...
人(ひと)が変(か)わ・る
別人のようになる。性格や人格が変わる。「突然—・ったかのように怒り出す」
ひと‐がき【人垣】
1 多くの人が垣のように立ち並ぶこと。「沿道に歓迎の—ができる」「—をかきわけて前へ出る」 2 上代、貴人の陵墓に...
ひと‐がしら【人頭】
1 漢字の頭(かしら)の一。「今」「会」などの「𠆢」の称。 2 されこうべ。髑髏(どくろ)。「人畜(けもの)に履(...
ひとがたながし【ひとがた流し】
北村薫の長編小説。平成17年(2005)から平成18年(2006)にかけて「朝日新聞」に連載。高校時代に同級生だっ...
ひとがた‐ロボット【人型ロボット】
外見や動作を人間に似せたロボットの総称。二足歩行ロボットなど。また近年、人工知能の急速な発展により、人間と会話をし...
ひと‐がち【人勝ち】
[形動ナリ]人が多くいるさま。「いと思はずに—にむつかし」〈狭衣・二〉
ひと‐がまし・い【人がましい】
[形][文]ひとがま・し[シク] 1 一人前に見えるさま。人並みらしい。「斯様(こんな)ものさえ—・くそのようにお...
ひと‐がら【人柄】
[名・形動] 1 その人に備わっている性質や品格。「—がいい」「りっぱな—」 2 性質がよいこと。品格がすぐれてい...
人(ひと)が悪(わる)・い
人が困るようなことをわざとする性質である。また、人柄がよくない。
ひと‐き【棺/人城】
《後世「ひとぎ」とも》「ひつぎ」に同じ。「—に伏して薨(かむさ)りましぬ」〈仁徳紀〉
ひと‐きざみ【一刻み】
1 一回きざむこと。 2 一階級。「いま—の位をだにと贈らせ給ふなりけり」〈源・桐壺〉 3 第一級。第一位。「御前...
ひと‐きょう【一京】
都全体。都じゅう。「—まかりありきしかども、侍らざりしに」〈大鏡・道長下〉
ひときょうどう‐ロボット【人協働ロボット】
⇒協働ロボット
ひと‐きり【一切り】
1 一つの区切り。一段落。ひとくぎり。「仕事が—つく」 2 ひところ。一時。「—はやった遊び」 3 芝居・見世物な...
ひと‐きり【人斬り/人切り】
1 人を斬り殺すこと。 2 死罪の者を斬ることを職とする者。くびきり。
ひときり‐ぼうちょう【人斬(り)包丁】
武士の刀をあざけっていう語。
ひと‐きれ【一切れ】
小さく切ったものの一つの切れはし。一片。「—のパン」
ひと‐ぎれ【人切れ】
《人の切れはしの意。「ひときれ」とも》人と称しうるもの。また、人の気配。ひとけ。「いづかたの道場にも—なく」〈浮・...
ひと‐きわ【一際】
[副] 1 他と比べて特に目立っているさま。一段と。「—高くそびえる山」「—声が大きい」 2 区別せず、ひとまとめ...
ひと‐ぎき【人聞き】
他人が聞くこと。他人が聞いていだく感じ。世間の聞こえ。外聞。「—が悪い」
ひと‐ぎらい【人嫌い】
人とのつきあいを嫌うこと。また、そういう性格や、その人。人間嫌い。
ひ‐とく【秘匿】
[名](スル)秘密にして隠しておくこと。「情報源を—する」
ひ‐とく【菲徳】
徳が薄いこと。また、自分の徳をへりくだっていう語。寡徳(かとく)。「是余(わ)が—の致す所」〈染崎延房・近世紀聞〉
ひとく
[副]ウグイスの鳴き声を表す語。「人来(く)」に掛けて用いられる。「この時過ぎたる鶯の…— —とのみ、いち早くいふ...
ひと‐くい【人食い/人喰い】
1 人間が人間の肉を食うこと。また、その風習。食人。カニバリズム。 2 動物が人間に食いつくこと。人間を襲ってえじ...