ぶ‐ぐ【武具】
戦いに用いる道具。武器。鎧(よろい)・兜(かぶと)・槍・刀など。
ぶぐ‐ぶぎょう【武具奉行】
1 江戸幕府の職名。文久3年(1863)具足奉行が、弓矢槍奉行の職を兼ねて改称したもの。 2 江戸幕府の職名。駿府...
ぶ‐け【武家】
1 武士の家筋。武門。また、一般に武士の総称。⇔公家(くげ)。 2 室町時代、特に幕府あるいは将軍家をいう。
ふ‐けい【不稽】
[名・形動]《「ぶけい」とも。その場合は「無稽」とも書く》根拠がないこと。また、そのさま。でたらめ。「—な(の)物語」
ぶけ‐かぞく【武家華族】
もと武家で、明治維新以後華族となったもの。
ぶけ‐がた【武家方】
1 武家の人々。武家衆。また、武家の側に味方する人々。 2 南北朝時代の足利方。⇔宮方(みやがた)。
ぶけぎりものがたり【武家義理物語】
浮世草子。6巻。井原西鶴作。元禄元年(1688)刊。身を犠牲にしても義理を立てようとする武士の精神を描く。
ぶけ‐こじつ【武家故実】
武家に関する故実。
ぶけ‐しゅう【武家衆】
武家の人々。幕府に仕える武士。
ぶけ‐しょはっと【武家諸法度】
江戸幕府が諸大名を統制するために制定した法令。元和元年(1615)徳川家康の命により2代将軍秀忠のときに発布された...
ぶけ‐じだい【武家時代】
武家が政権を握っていた時代。鎌倉時代から江戸時代末までの約680年間。
ぶけ‐せいじ【武家政治】
武家が政権を掌握して行う政治。一般に、征夷大将軍が幕府を開いて行った鎌倉・室町・江戸の3時代の政治をいう。
ぶ‐けつ【部決】
《「部数決定」の略》出版物の初版印刷部数を決めること。販売部門が事前に市場調査をした上で決定する。
ぶけ‐づくり【武家造(り)】
武家住宅の建築様式。のちの書院造りの祖形と考えられるが実例がないので詳細は不明。
ぶけ‐てんそう【武家伝奏】
《「ぶけでんそう」とも》室町・江戸時代の朝廷の職名。諸事にわたり、武家との連絡にあたる役。江戸時代には定員2名で関...
ぶけ‐ほう【武家法】
武家が政治的権力を掌握していた時期の法体系。はじめ武士間の慣習法として成立、鎌倉幕府の御成敗式目で成文法として確立...
ぶけ‐ぼうこう【武家奉公】
武士の家に召し使われること。
ぶけみょうもくしょう【武家名目抄】
江戸後期の有職故実書。381冊。塙保己一(はなわほきいち)編。保己一の死後、中山信名・松岡辰方が継承、和学講談所に...
ぶけ‐もの【武家物】
浮世草子で、武家生活に題材を取ったもの。井原西鶴の「武道伝来記」「武家義理物語」など。
ぶけ‐やく【武家役】
中世、将軍が御家人・奉公衆に課した課役。番役・軍役のほか、段銭(たんせん)・棟別銭など出銭を課することもあった。
ぶけ‐やしき【武家屋敷】
戦国時代以後、城下町で武士が主君から与えられて住んだ屋敷。
ぶ‐げい【武芸】
剣・弓・馬・槍・銃砲など、武道に関する技芸。武技。武術。
ぶげい‐しゃ【武芸者】
武芸を修行する人。また、武芸にすぐれた人。
ぶげい‐じゅうはっぱん【武芸十八般】
1 中国や日本で武人に必要とされた18種目の武芸。日本ではふつう、弓・馬・槍・剣・水泳・抜刀・短刀・十手(じって)...
ふ‐げん【誣言】
《「ぶげん」とも》わざと事実をまげていうこと。また、その言葉。誣語。「空前絶後のものといわんも決して—にあらざるな...
ぶ‐げん【分限】
1 「ぶんげん(分限)1」に同じ。「—に過ぎる厚遇」 2 「ぶんげん(分限)2」に同じ。「にわか—」
ぶ‐げん【侮言】
あなどって言う言葉。
ぶげん‐しゃ【分限者】
金持ち。財産家。
ぶ‐こ【武庫】
武器をおさめる蔵。武器庫。兵器庫。
ぶ‐こう【武功】
戦いであげた手柄。武勲。軍功。
ぶ‐こう【武甲】
武蔵(むさし)国と甲斐(かい)国。甲武。
ぶ‐こう【武后】
⇒則天武后(そくてんぶこう)
ぶ‐こう【武江】
武蔵国江戸の意。
ぶ‐こう【無功/不功】
[名・形動ナリ]《「不功」の場合は「ふこう」とも》上手でないこと。未熟なこと。また、そのさま。「当道に功あるを粋と...
ぶこう‐ざん【武甲山】
埼玉県西部の山。秩父市と秩父郡横瀬町の境にある。古来信仰の山。石灰岩採掘が行われ、山体が変容。標高1304メートル。
ぶ‐こく【誣告】
[名](スル)《「ふこく」とも》故意に事実を偽って告げること。「同僚を—する」
ぶこく‐ざい【誣告罪】
⇒虚偽告訴等罪
ぶ‐こつ【無骨/武骨】
[名・形動]《「骨(こち)無し」を音読みにした語》 1 骨ばってごつごつしていること。また、そのさま。「節くれだっ...
ブコバル
クロアチア北東部、スラボニア地方の都市。ドナウ川西岸、セルビアとの国境沿いに位置する。18世紀創建のフランチェスコ...
ブコビナ
ヨーロッパ東部、カルパチア山脈とドニエストル川に挟まれた地域の歴史的呼称。オスマン帝国とロシア領を経て、オーストリ...
ぼっか【牧歌】
《原題、(フランス)Bucoliques》シェニエの詩作品。草稿のまま残されたもので、執筆年代は1778年ごろまで...
ぶ‐さ【無沙】
《「無沙汰」の略》借りた金を返さないなど、義理を欠くこと。「それから内が—になって」〈洒・三教色〉
ぶ‐さい【無菜】
[名・形動ナリ]副食物の少ないこと。食事が粗末なこと。また、そのさま。「我は貧々としてかなしうて—な物を食ふ」〈玉...
ぶ‐さいく【不細工】
[名・形動]《「ぶざいく」とも》 1 細工がへたなこと。できばえが悪いこと。また、そのさま。「—な手作りの棚」 2...
ぶさ‐かわ
俗に、キャラクターなどの見た目が、不細工ではあるがかわいらしさも感じられるさま。
ブサキ‐じいん【ブサキ寺院】
《Pura Besakih》インドネシア南部、バリ島東部にあるヒンズー教寺院。アグン山西部中腹の高原地帯に位置する...
ブサコ‐こくりつこうえん【ブサコ国立公園】
《Mata Nacional do Buçaco》ポルトガル中西部にある国立公園。コインブラの北方約30キロメート...
ぶ‐さた【無沙汰/不沙汰】
[名](スル) 1 長い間訪問や音信をしないこと。無音(ぶいん)。「—をわびる」「久しく御—しました」 2 処置・...
ぶ‐さほう【無作法/不作法】
[名・形動]礼儀作法にはずれていること。また、そのさま。ぶしつけ。「—な振る舞い」「—を詫(わ)びる」
無沙(ぶさ)を打(う)・つ
不義理をする。義理を欠く。「もの前に—・たぬやうに精出したがいい」〈黄・造化夢〉