もみじ‐ぶな【紅葉鮒】
琵琶湖でとれる鮒で、秋・冬のころ、ひれが赤くなったもの。《季 秋》「—そろそろ比良の雪嶺かな/東洋城」
もみじ‐マーク【紅葉マーク】
《紅葉のように見えることから》「高齢運転者標識」の通称。平成9年(1997)導入。平成23年(2011)に「四つ葉...
もみじ‐み【紅葉見】
「紅葉狩(もみじが)り」に同じ。《季 秋》
もみじ‐むしろ【紅葉蓆/紅葉筵】
紅葉が散り敷いたさまをむしろに見立てていう語。「草枕—に代へたらば心を砕くものならましや」〈後撰・羇旅〉
もみじやま‐ぶんこ【紅葉山文庫】
江戸時代、徳川氏の文庫。初め、徳川家康が江戸城内富士見亭に設けて富士見亭文庫と称したが、3代将軍家光の時に城内西の...
紅葉(もみじ)を散(ち)ら・す
恥ずかしさや怒りなどで顔を赤らめる。「顔に—・し畳を扣(たた)いて怒鳴り立つれば」〈鉄腸・花間鶯〉
もみ‐すり【籾摺り】
《「もみずり」とも》籾から籾殻を取り除いて玄米にすること。磨臼(すりうす)にかけ、唐箕(とうみ)で殻や粃(しいな)...
もみ・ず【紅葉づ/黄葉づ】
[動ダ上二]《四段動詞「もみつ」の変化した語》秋になり草木の葉が紅や黄色に色づく。紅葉する。「雪降りて年の暮れぬる...
もみた◦う【紅葉たふ/黄葉たふ】
[連語]《動詞「もみつ」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」。上代語》紅葉している。「百舟の泊(は)つる対馬の浅茅山し...
もみ‐た・てる【揉み立てる】
[動タ下一][文]もみた・つ[タ下二] 1 激しくもむ。盛んにもみ合う。「御輿(みこし)を—・てる」 2 しきりに...
もみ‐だ・す【揉み出す】
[動サ五(四)] 1 もんで外に出す。「乳を—・す」 2 揉み洗いで、汚れをとりのぞく。「しつこい汚れを—・す」
もみ・つ【紅葉つ/黄葉つ】
[動タ四]「もみず」に同じ。「秋山に—・つ木の葉のうつりなば更にや秋を見まく欲(ほ)りせむ」〈万・一五一六〉
もみ‐つぶ・す【揉み潰す】
[動サ五(四)] 1 もんでつぶす。「虫を—・す」 2 力ずくで負かす。「大軍に—・される」 3 強引なやり方で消...
もみ‐で【揉み手】
左右の手のひらをすり合わせること。多く、頼み事や謝罪・弁解などをするときの手つき。「—をして頼みこむ」
もみ‐な・い
[形]「もむない」の音変化。「あないな—・いもんぢゃない」〈滑・浮世風呂・二〉
揉(も)みに揉(も)・む
馬を激しくせめたてる。また、入り乱れて激しく揉み合う。激しく争う。「北の在家まで、—・うでぞ追うたりける」〈太平記・六〉
もみ‐ぬか【籾糠】
籾米の外皮。もみがら。
もみのきはのこった【樅ノ木は残った】
山本周五郎の長編歴史小説。江戸時代初期に仙台藩で起きたお家騒動を題材に、藩取り潰しの陰謀に立ち向かう家老、原田甲斐...
もみ‐のり【揉み海苔】
焼きのりを揉んで細かくしたもの。料理にふりかけて用いる。
もみ‐ふ・す【揉み伏す】
[動サ下二]馬をひどく走らせて疲れさせる。「—・せたる馬ども追っつくべしともおぼえず」〈平家・九〉
もみ‐ほぐ・す【揉み解す】
[動サ五(四)] 1 もんで柔らかくする。「筋肉を—・す」 2 気持ちを和らげるようにする。「緊張を—・す」
もみ‐よね【籾米】
「もみごめ」に同じ。〈和名抄〉
もみ‐りょうじ【揉み療治】
手でもんだりさすったりして筋肉の痛みや凝りなどを治療すること。按摩(あんま)。マッサージ。