やや【児/稚】
あかご。赤ん坊。ややこ。
やや【稍/漸】
[副] 1 いくらかその傾向を帯びているさま。少しばかり。「今年は昨年より—暑い」 2 少しの間。しばらく。「—間...
や‐や
[感] 1 驚いたときや不意に気づいたときに発する語。おやおや。「—、これはたいへんだ」 2 呼びかけるときに発す...
やや‐あっ‐て【稍あって】
[連語]しばらくして。「姉が出かけたあと、—電話があった」
や‐やき【家焼き】
家に火をつけて焼くこと。また、それをする人。放火。「主殺し、親殺し、—、強盗」〈浄・歌念仏〉
やや‐こ【稚児】
あかご。赤ん坊。やや。
ややこ‐おどり【ややこ踊(り)】
1 中世末期から近世初頭に行われた少女による小歌踊り。女歌舞伎に取り入れられて主要な演目となった。 2 少女による...
ややこし・い
[形][文]ややこ・し[シク]複雑である。こみいってわずらわしい。「話が—・くなってきた」 [派生]ややこしさ[名]
やや‐さむ【稍寒】
秋になって少し寒さを感じること。うそさむ。そぞろさむ。《季 秋》「—や一万石の城下町/虚子」
ややたんしゅうき‐じしんどう【稍短周期地震動】
周期が1〜2秒の地震動。木造の家屋や中低層のビルなどが共振しやすい。→短周期地震動
ややちょうしゅうき‐じしんどう【稍長周期地震動】
周期が2〜5秒の地震動。石油タンクなどの中規模の構造物が共振しやすい。→長周期地震動
ややとも‐すると【動ともすると】
[副]「ややもすると」を強めていう語。「人間は—楽をしがちだ」
ややとも‐すれば【動ともすれば】
[副]「ややもすれば」を強めていう語。「強風をついて進もうとするが、—押しもどされそうになる」
ややま・し
[形シク]《動詞「ややむ」の形容詞化》いっそう心苦しい。さらに気がかりである。「願はむ道にも入りがたくやと、—・し...
や‐や・む
[動マ四]《「弥(や)病む」の意かという》ひどく悩む。思いわずらう。ますます苦しむ。「いと苦しげに—・みて」〈源・宿木〉
ややも‐すると【動もすると】
[副]「ややもすれば」に同じ。「—気持ちがくじけそうになる」
ややも‐すれば【動もすれば】
[副]とかくある状況になりやすいさま。どうかすると。ともすれば。ややもすると。「物事になれると、—油断しがちだ」
ややも‐せば【動もせば】
[副]「ややもすれば」に同じ。「—消えを争ふ露の世におくれ先だつ程経ずもがな」〈源・御法〉