やました‐どうじん【山下洞人】
昭和43年(1968)に、沖縄県那覇市山下町の洞窟遺跡で発見された化石人骨。女児の大腿骨(だいたいこつ)・腓骨(ひ...
やました‐みず【山下水】
山のふもとを流れる水。山かげを流れる水。「あしひきの—の木隠れてたぎつ心をせきぞかねつる」〈古今・恋一〉 [補説]...
やましたみず【山下水】
土屋文明の第7歌集。昭和23年(1948)刊。昭和20年(1945)6月から昭和21年(1946)末頃までの作品、...
やました‐みのる【山下実】
[1907〜1995]プロ野球選手・監督。兵庫の生まれ。高校野球で活躍後、慶大でも強打者として同校の黄金時代を築い...
やました‐やすひろ【山下泰裕】
[1957〜 ]柔道選手・指導者。熊本の生まれ。昭和52年(1977)当時の最年少記録で全日本選手権優勝。以後、同...
やましな【山科】
京都市東部の区名。東にある逢坂山峠は大津への交通の要地。天智天皇陵・坂上田村麻呂墓・勧修寺などがある。古くは「山階...
やましな【山科】
姓氏の一。 [補説]「山科」姓の人物山科言継(やましなときつぐ)
やましな‐く【山科区】
⇒山科
やましな‐ごぼう【山科御坊】
⇒山科別院(やましなべついん)
やましな‐ちょうるいけんきゅうじょ【山階鳥類研究所】
鳥類の調査・研究を行う公益財団法人。昭和7年(1932)山階芳麿(よしまろ)が私邸に建てた山階鳥類標本館を前身とし...
やましな‐でら【山階寺】
《はじめ山城国山階に建てられたところから》興福寺の旧称。
やましな‐ときつぐ【山科言継】
[1507〜1579]室町後期の公卿。有職故実に通じ、また、皇室財政維持のため奔走。日記に「言継卿記」がある。
やましな‐どうり【山階道理】
《藤原氏の氏寺、山階寺(興福寺)が藤原氏の権勢を頼んで無理を押し通したところから》非理非道が権力により道理としてま...
やましな‐の‐みや【山階宮】
旧宮家の一。元治元年(1864)伏見宮邦家親王の第1王子晃親王が創立。昭和22年(1947)宮号廃止。
やましな‐べついん【山科別院】
山科本願寺の跡地に建てられた東西両派の別院。西方に蓮如の墓がある。 京都市山科区にある浄土真宗本願寺派の寺。享保1...
やましな‐ほんがんじ【山科本願寺】
京都市山科区にあった浄土真宗の本山。山号は松林山。文明10年(1478)蓮如の創建。天文元年(1532)六角定頼お...
やましな‐りゅう【山科流】
衣紋(えもん)の流派。室町時代から山科家がつかさどった装束の製作・着用法。天皇・皇太子の装束調進・衣紋は原則として...
山師(やまし)の玄関(げんかん)
《山師は玄関を特にりっぱにするところから》外観ばかりがりっぱなこと。
やま‐しみず【山清水】
山にわき出る清水。《季 夏》「—ささやくままに聞入りぬ/たかし」
やま‐しゃくやく【山芍薬】
ボタン科の多年草。山地の林内に生え、高さ約50センチ。葉は3枚の倒卵形の小葉からなる複葉。4〜6月、白い花を上向き...
やま‐しゅう【山衆/山州】
下級の遊女。茶屋女。やましゅ。「言ひたいことも—の手前、客の手前も量りかね」〈浄・女腹切〉
やま‐しょうびん【山翡翠】
カワセミ科の鳥。全長28センチくらい。頭は黒、胸は白、背が青藍色で、腹と太いくちばしと脚が赤色。中国・東南アジアに...
やま‐しょく【山食】
《「山型食パン」の略》イギリスパンのこと。
やましろ【山城】
旧国名の一。五畿に属し、現在の京都府南東部にあたる。古くは「山背」と書いた。城州。
やましろ‐おんせん【山代温泉】
石川県加賀市山代にある温泉。泉質は単純温泉・硫酸塩泉。付近に九谷焼窯元や万松園がある。
やま‐しろぎく【山白菊】
キク科の多年草。山地に生え、高さ30〜90センチ。葉は長楕円形で互生し、ざらつく。秋、中央が黄で周囲が白色の頭状花...
やましろ‐の【山城の/山背の】
[枕]山城国鳥羽の地の意から、「とは」にかかる。「—とはにあひ見む」〈古今・恋四〉
やましろのおおえ‐の‐おう【山背大兄王】
[?〜643]飛鳥時代の皇族。聖徳太子の子。母は蘇我馬子の娘刀自古郎女(とじこのいらつめ)。推古天皇没後、蘇我蝦夷...
やましろ‐の‐くに【山城国】
⇒山城
やましろ‐の‐くにいっき【山城国一揆】
文明17年(1485)山城南部で国人(こくじん)・地侍(じざむらい)らが中心となって起こした一揆。抗争を続ける畠山...
やましろ‐もの【山城物】
山城の刀工が鍛えた刀の総称。三条・粟田口(あわたぐち)・来(らい)などの流派が有名。京物。
やま‐じ【山路】
山の中の道。やまみち。
やまじ‐あいざん【山路愛山】
[1865〜1917]評論家。江戸の生まれ。本名、弥吉。「国民新聞」の記者、「信濃毎日新聞」の主筆を経て雑誌「独立...
やま‐じお【山塩】
岩塩(がんえん)のこと。
やま‐じおう【山地黄】
シソ科の多年草。山地に生え、ジオウに似て、高さ5〜10センチ。地下茎で増える。茎の下部の葉はロゼット状をなし、上部...
やまじ‐かぜ【やまじ風】
愛媛県東部に吹く局地風。石鎚山脈と剣山地の間を抜ける南寄りのフェーンで、春に多く、日本海側を低気圧が通過する際に発...
やま‐じそ【山紫蘇】
シソ科の一年草。日当たりのよい地に生え、高さ約30センチ。茎は紅紫色を帯び、毛がある。葉は対生し、卵形。9〜10月...
やま‐じゃり【山砂利】
山地や台地から採取した砂利。洗浄して粘土や有機物を去り、コンクリートの原料とする。
やま‐じるし【山印】
⇒木印(きじるし)
やま‐じろ【山城】
山に築いた城。→平城(ひらじろ)
やま‐すいぎゅう【山水牛】
アノアの別名。
やま‐スカ【山スカ】
「山スカート」の略。
やま‐スカート【山スカート】
ウールや防水加工をした化繊などで作られたスカート。低山の登山やハイキングの際に、厚手のタイツやスパッツと組み合わせ...
やま‐すが【山菅】
「やますげ1」に同じ。「咲く花はうつろふ時ありあしひきの—の根し長くはありけり」〈万・四四八四〉
やま‐スキー【山スキー】
整備されたスキー場ではなく、自然のままの雪山をスキーで登降すること。雪山登山に準じた装備が必要。→ゲレンデスキー
やま‐すげ【山菅】
1 山に生えている野生のスゲ。 2 ヤブランの古名。〈和名抄〉
やますげ‐の【山菅の】
[枕] 1 山菅の葉が茂り乱れている意から、「乱る」「背向(そがひ)」にかかる。「—思ひ乱れて恋ひつつ待たむ」〈万...
やま‐すそ【山裾】
山のふもと。山麓(さんろく)。
やま‐ずきん【山頭巾】
きこりや猟師などがかぶる頭巾。
やま‐ずみ【山住み】
山の中や山里、あるいは山寺に住んでいること。また、その人。