ゆうたい‐こうとう【勇退高踏】
官職を勇退し、俗世間から離れて生活すること。また、そのような生活態度。
ゆうたい‐さいばい【有袋栽培】
生育途中の果実に、病虫害を防除し外観をよくするために、袋掛けをして栽培すること。袋掛け栽培。⇔無袋栽培。
ゆうたい‐どうさん【有体動産】
有体物である動産。
ゆうたい‐ぶつ【有体物】
法律で、物理的に空間の一部を占めて有形的存在をもつ物。⇔無体物。
ゆうたい‐りだつ【幽体離脱】
[名](スル)意識や霊魂が肉体から離れているとされる状態をいう。
ゆうたい‐るい【有袋類】
有袋目の哺乳類の総称。多くは胎盤がなく、子は発育不完全な状態で生まれ、自力で母親の下腹部にある育児嚢(いくじのう)...
ゆう‐たまぐさ【夕玉草】
竹の葉におく露の異称。「月に聞く—の秋風に音はいつ頃寝覚めとはまし」〈蔵玉集〉
ゆう‐たん【勇胆】
いさましく度胸のあること。また、その度胸。「—豪邁列国を睥睨するの、風采を以て」〈竜渓・経国美談〉
ゆう‐たん【熊胆】
「くまのい」に同じ。
ゆう‐だ【遊惰】
[名・形動]仕事をせずぶらぶらしていること。また、そのさま。「—に時を過ごす」
ゆう‐だい【雄大】
[名・形動]規模が大きく堂々としていること。また、そのさま。「—な景観」「—な計画」 [派生]ゆうだいさ[名]
ゆう‐だすき【木綿襷】
[名]木綿(ゆう)で作ったたすき。神事に奉仕するときに用いる。「—かひなにかけて」〈万・四二〇〉 [枕] 1 をか...
ゆう‐だたみ【木綿畳】
[名]木綿(ゆう)をたたむこと。また、たたんだもの。神事に用いる。「—手に取り持ちてかくだにも我(あれ)は祈(こ)...
ゆう‐だち【夕立】
1 夏の午後に降る激しいにわか雨。雷を伴うことが多い。白雨(はくう)。《季 夏》「—や草葉を掴(つか)むむら雀/蕪...
ゆうだち‐ぐも【夕立雲】
夕立の降るときに出る雲。積乱雲。
夕立(ゆうだち)は馬(うま)の背(せ)を分(わ)ける
夕立は、馬の背の一方では降り、他方では降らないことがある。夕立の降り方が局地的であることのたとえ。
ゆう‐だ・つ【夕立つ】
[動タ四] 1 夕方、風・雲・波などが起こり立つ。「かきくもり—・つ波の荒ければうきたる舟ぞしづ心なき」〈新古今・...
ゆう‐だん【有段】
柔道・剣道・囲碁・将棋などで、初段以上の段位をもっていること。「—者」
ゆう‐だん【勇断】
[名](スル)勇気を出して決断すること。「—を促す」「改革を—する」
ゆうだん‐へんそくき【有段変速機】
⇒多段変速機
ゆう‐ち【有知/有智】
知恵のあること。また、その人。
ゆう‐ち【誘致】
[名](スル)招き寄せること。「大学を—する」「工場—」
ゆう‐ちく【有畜】
家畜を飼っていること。
ゆうちく‐のうぎょう【有畜農業】
耕種農業に養畜を導入して行う農業経営。家畜の労力や厩肥(きゅうひ)を利用して生産性を高めようというもの。
ゆう‐ちどり【夕千鳥】
夕べの千鳥。夕べに飛び立つ千鳥。《季 冬》
有知(ゆうち)無知(むち)三十里(さんじゅうり)
《「世説新語」捷悟から》知恵のある者とない者との差がはなはだしいことのたとえ。魏の曹操と楊修が曹娥の碑のそばを通っ...
ゆう‐ちょ【郵貯】
「郵便貯金」の略。
ゆうちょ‐ペイ【ゆうちょPay】
ゆうちょ銀行によるモバイル決済サービス。専用アプリを利用し、実店舗でスマートホンにバーコードやQRコードを表示した...
ゆう‐ちょう【悠長】
[名・形動]動作や態度などが落ち着いていて気の長いこと。また、そのさま。「—に構える」「—な話」 [派生]ゆうちょ...
ゆう‐ちょう【遊鳥】
1 遊んでいる鳥。 2 他の鳥をおびき寄せて捕らえるためにつないでおく鳥。おとり。
ゆう‐ちょう【優長】
[名・形動ナリ]物事にすぐれていること。また、そのさま。「しかれども能芸—にして、才智人にすぐれたり」〈古活字本保...
ゆうちょ‐かんぽ‐かんりきこう【郵貯・簡保管理機構】
⇒郵便貯金・簡易生命保険管理機構
ゆうちょ‐ぎんこう【ゆうちょ銀行】
「株式会社ゆうちょ銀行」の通称。
ゆう‐ちょく【遊直】
野球で、遊撃手が捕球したライナー。ショートライナー。
ゆう‐ちん【雄鎮】
1 強大な勢力のある藩。雄藩。 2 ある社会や団体で、その内部を抑える力のあるものや人。「市議会の—を自認する」
ゆう‐つ‐かた【夕つ方】
《「つ」は「の」の意の格助詞》「ゆうがた」に同じ。「この—内裏(うち)よりもろともにまかで給ひける」〈源・末摘花〉
ゆう‐つけ【木綿付け】
「木綿付け鳥」の略。「暁に鳴く—のわが声に劣らぬ音をぞ鳴きて帰りし」〈信明集〉
ゆうつけ‐どり【木綿付け鳥】
《昔、世の中が乱れたとき、鶏に木綿(ゆう)をつけて都の四境の関所で祓(はらえ)をしたところから。「ゆうつげどり」「...
ゆう‐つづ【夕星/長庚】
《古くは「ゆうづつ」とも》夕方、西の空に見える金星。宵の明星(みょうじょう)。「—も通ふ天道(あまぢ)をいつまでか...
ゆうつづ‐の【長庚の/夕星の】
[枕]金星が宵の明星として西に見えるところから「夕べ」に、また、明けの明星として東にも現れるところから「か行きかく...
ゆう‐つゆ【夕露】
夕方におく露。《季 秋》
ゆう‐づき【夕月】
夕方の月。《季 秋》 [補説]書名別項。→夕月
ゆうづき【夕月】
横瀬夜雨の詩集。明治32年(1899)刊行。
ゆう‐づきよ【夕月夜】
夕方に出る月。また、その月の出ている夜。ゆうづくよ。《季 秋》「—島山葛(くず)をうち纏(まと)ひ/たかし」
ゆう‐づ・く【夕付く】
[動カ五(四)]夕方になる。「外の日の光は、何時の間にか、黄いろく—・いた」〈芥川・運〉 [動カ下二]に同じ。「—...
ゆうづく‐ひ【夕付く日】
夕方、西に傾く太陽。夕方の日の光。夕日。⇔朝付く日。「—さすや川辺に作る屋の形(かた)を宜(よろ)しみうべ寄そりけ...
ゆう‐づくよ【夕月夜】
[名]「ゆうづきよ」に同じ。 [枕] 1 がほの暗いことから、地名の「小倉(をぐら)」にかかる。「—をぐらの山に鳴...
ゆうづつのうた【夕星の歌】
《原題、(ドイツ)Lied auf dem Abendstern》ワグナーのオペラ「タンホイザー」の第3幕で歌われ...
ゆうづる【夕鶴】
木下順二の戯曲。一幕。昭和24年(1949)発表。民話「鶴の恩返し」に素材を求めたもの。昭和27年(1952)には...
ゆう‐てい【友悌】
《「友」は弟をかわいがること。「悌」は兄に従うこと》兄弟の仲がよいこと。