ゆ‐げた【湯下駄】
湯殿で用いた下駄。
ゆげ‐の‐どうきょう【弓削道鏡】
⇒道鏡(どうきょう)
ゆげ‐の‐みこ【弓削皇子】
[?〜699]万葉歌人。天武天皇の第6皇子。万葉集に8首が収められている。
ゆげ‐べ【弓削部】
大化前代、弓の製作を職掌として朝廷に仕えた品部(しなべ)。その一部は、律令制の兵部省造兵司に属する雑戸(ざっこ)と...
ゆ‐げん【諛言】
へつらっていうことば。「—を呈する」
ゆこ【行こ】
動詞「行く」の連体形にあたる上代東国方言。「—先に波なとゑらひ後(しるへ)には子をと妻をと置きてとも来(き)ぬ」〈...
ゆ‐こう【衣桁】
「いこう(衣桁)」の音変化。「—に…小袖かけてあるゆゑ」〈黄・艶気樺焼〉
ゆ‐こう【柚柑】
ユズの変種。果実は大きく、香気が高い。食用。
ゆ‐こく【諭告】
[名](スル)口頭でさとし告げること。また、その内容。「予め其止を得ざる事情を明瞭に—し」〈津田真道訳・泰西国法論〉
ゆ‐こぼし【湯零し/湯翻し】
1 飲み残した湯茶などを捨てる容器。こぼし。 2 茶道で、茶碗を洗った湯を入れる容器。建水(けんすい)。こぼし。
ゆ‐ごい【湯鯉】
スズキ目ユゴイ科の魚。河川の中流から汽水域にかけて生息し、全長約25センチ。体は側扁し、目が大きく、銀白色で黒点が...
ゆ‐ごう【癒合】
[名](スル)傷がなおり、離れていた皮膚や筋肉などが付着すること。傷口がふさがること。「傷は見るまに—して」〈寅彦...
ゆ‐ごて【湯鏝】
熱湯であたためて用いる鏝。焼き鏝が使えない布に用いる。
ゆ‐ごて【弓籠手】
弓を射るとき、袖が弦(つる)に当たるのを防ぐために、左の手首から肩にかけておおう皮や絹布などで作った筒状の籠手(こ...
ユゴー
[1802〜1885]フランスの詩人・小説家・劇作家。ロマン主義文学の指導者。共和主義者としてナポレオン3世のクー...
ゆさ
わらを編んで作った揺り籠。
ゆ‐さ【油砂】
⇒オイルサンド
ゆ‐さい【油彩】
油絵の具を用いる描写技法。また、その作品。油絵。
ゆさ‐つ・く
[動カ四]ゆさゆさと揺れ動く。「船橋の—・く音や五月闇/嘯山」〈俳諧新選〉
ゆさぶられっこ‐しょうこうぐん【揺さ振られっ子症候群】
首の据わらない乳児を強く揺することで起こる、頭蓋内出血・眼底出血・硬膜下血腫などの症状。予後に脳性麻痺・運動障害・...
ゆさ‐ぶり【揺さ振り】
1 ゆさゆさとゆり動かすこと。 2 相手を動揺させること。「米国政府への—を強める」「外角に外れるカーブで—をかけ...
ゆさ‐ぶ・る【揺さ振る】
[動ラ五(四)] 1 ゆさゆさとゆり動かす。ゆすぶる。「—・って目覚めさせる」 2 意図的に何かを仕掛けて動揺させ...
ゆさ‐ぶ・れる【揺さ振れる】
[動ラ下一][文]ゆさぶ・る[ラ下二]ゆれ動く。ゆすぶれる。「つり橋が—・れる」
ゆさ‐ゆさ
[副](スル)ゆっくりと大きく揺れ動くさま。「地震で家が—(と)揺れる」「大木が強風に—する」
ゆさ‐わり【鞦韆】
ぶらんこ。〈和名抄〉
ゆ‐さん【油酸】
オレイン酸のこと。
ゆ‐さん【遊山】
1 野山に遊びに行くこと。「花を訪ねて—に出かける」 2 気晴らしに遊びに出かけること。「物見—」
ゆさん‐がんすい【遊山翫水】
野山や水辺で遊ぶこと。「友を誘ひて—に出でたるついでに」〈色道大鏡・四〉
ゆさん‐じょ【遊山所】
遊山に行く所。また、遊郭・茶屋などの遊び場。「江戸中の寺社、芝居、その外—の繁昌なり」〈浮・永代蔵・六〉
ゆさん‐ぢゃや【遊山茶屋】
遊山所にある茶屋・料理屋。「—の献立」〈浮・一代女・三〉
ゆさん‐ばこ【遊山箱】
徳島地方の伝統工芸品の一。外遊びに弁当などを入れて持参する、子供用の小型の重箱。
ゆさん‐ぶね【遊山船】
遊山客を乗せる船。
ゆさん‐やど【遊山宿】
遊山のための宿。また、遊女屋。「伊勢の古市、中の地蔵といふ所の—に身をなして」〈浮・一代女・六〉
ゆざ【遊佐】
山形県飽海(あくみ)郡の地名。庄内平野の北部に位置する。小正月行事のあまはげは、ユネスコの無形文化遺産。
ゆ‐ざい【油剤】
油状の薬剤。また、油の入った薬剤。
ゆ‐ざさ【斎笹】
神事に用いる清浄な笹。また、清らかな感じの笹。「はなはだも夜ふけてな行き道の辺(へ)の—の上に霜の降る夜を」〈万・...
ゆ‐ざまし【湯冷まし】
1 湯をさましたもの。 2 湯をさますのに用いる容器。
ゆざ‐まち【遊佐町】
⇒遊佐
ゆ‐ざめ【湯冷め】
[名](スル)入浴後、からだが冷えて寒く感じること。《季 冬》「—して急に何かを思いつく/秋を」
ゆざわ【湯沢】
秋田県南東部の市。力水(ちからみず)とよぶ良質の水と米に恵まれ、醸造業が盛んで「東北の灘」と称される。曲木(まげき...
ゆざわ【湯沢】
新潟県南東部、南魚沼郡の地名。三国街道の宿場町として栄え、古くからの温泉と観光の町。苗場などのスキー場がある。越後湯沢。
ゆざわ‐し【湯沢市】
⇒湯沢
ゆざわ‐まち【湯沢町】
⇒湯沢
ゆ‐し【油紙】
「あぶらがみ」に同じ。
ゆ‐し【油脂】
脂肪酸のグリセリンエステル。水に溶けず、アルコールなどに溶ける。常温で液体のものを脂肪油・油(あぶら)、固体のもの...
ゆ‐し【諭示】
[名](スル)口頭または文書でさとし示すこと。また、そのもの。「勉めて悪を去り善に就くを—し」〈栗本鋤雲・匏菴十種〉
ゆ‐し【諭旨】
[名](スル)趣旨や理由をさとし告げること。「—退職」「—免官」
ゆし‐こうぎょう【油脂工業】
油脂を採取・精製・加工して、界面活性剤・グリセリン・潤滑油・石鹸(せっけん)・ろうそく・マーガリンなどを製造する化...
ゆし‐しょういだん【油脂焼夷弾】
ゼリー状にしたガソリンを主成分とする焼夷弾。
ゆしま【湯島】
東京都文京区南東部の地名。湯島神社・聖堂・麟祥院(りんしょういん)がある。