ろくそん‐のう【六孫王】
《父貞純親王が清和天皇の第6皇子であったところから》源経基(みなもとのつねもと)の異称。
ろくぞう‐ろっぷ【六臓六腑】
東洋医学で、五臓六腑に心包を加えたもの。心包は心臓を包む膜で、心臓を保護し動かす働きをもつとされるが、実際に臓器と...
ろく‐ぞく【六賊】
仏語。煩悩を起こさせるもとになる六根のこと。六盗。
ろく‐たい【六体】
1 和歌の六種の形式。長歌・短歌・旋頭歌(せどうか)・混本歌・折句・沓冠(くつかぶり)の称。 2 ⇒りくたい(六体)
ろく‐たいりく【六大陸】
「六大州」に同じ。
ろく‐だま【陸だま/碌だま】
[副]《「ろくたま」とも》「ろくすっぽ」に同じ。「笠付さへ—に出来ぬやつが」〈洒・列仙伝〉 [補説]「碌」は当て字。
ろくたん‐とう【六炭糖】
⇒ヘキソース
ろく‐だい【六大】
仏語。万物の構成要素とされる、地・水・火・風・空・識の六種。真言密教ではこれを万有の本体とし、大日如来の象徴とする...
ろくだい【六代】
[?〜1199?]平安末・鎌倉初期の人。平維盛(たいらのこれもり)の長男。平家滅亡後、北条時政に捕らえられ、斬られ...
ろく‐だいし【六大師】
弘法・伝教・慈覚・智証・慈慧(じえ)・円光の六人の大師。
ろく‐だいしゅう【六大州/六大洲】
地球上の六つの大きな州。アジア・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・ヨーロッパ・オセアニア。転じて、全世界のこと。六...
ろくだい‐とし【六大都市】
人口が多く、経済や産業などの中心地となる六つの都市。日本では東京・横浜・名古屋・京都・大阪・神戸のこと。→三大都市
ろく‐だか【禄高】
与えられる俸禄の額。
ろくだん【六段】
箏曲(そうきょく)。八橋検校(やつはしけんぎょう)作曲。52小節からなる段を六段集めた純器楽曲。のちに替手(かえで...
ろくだん‐め【六段目】
1 浄瑠璃の六段目。特に「仮名手本忠臣蔵」の六段目の「勘平切腹」の段。 2 《古浄瑠璃は六段で完結したところから》...
ろく‐ちく【六畜】
六種の家畜。馬・牛・羊・犬・豕(いのこ)・鶏。りくちく。「三宝の奴婢と—を打つこと得じ」〈霊異記・下〉
ろく‐ちじ【六知事】
禅宗寺院で、雑事や庶務をつかさどる六つの役職。都寺(つうす)・監寺(かんす)・副寺(ふうす)・維那(いの)・典座(...
ろく‐ちつ【禄秩】
武士などの、俸禄。扶持(ふち)。
ろく‐ちょう【六朝】
⇒りくちょう(六朝)
ろく‐ちょうし【六調子】
雅楽の唐楽に用いる六つの旋法名。太食(たいしき)調・壱越(いちこつ)調・平調(ひょうじょう)・双調(そうじょう)・...
ろく‐つい【肋椎】
胸椎と肋骨。肋椎関節(ろくついかんせつ)によって互いに結合している。
ろくつい‐かんせつ【肋椎関節】
胸椎と肋骨の間にある関節。胸椎の肋骨窩(ろっこつか)と肋骨頭の間にある肋骨頭関節と、胸椎の横突起と肋骨結節の間にあ...
ろく‐つう【六通】
⇒六神通(ろくじんずう)
ろく‐てん【六天】
⇒六欲天(ろくよくてん)
ろくてんいちチャンネル‐サラウンド【6.1チャンネルサラウンド】
《6.1channel surround》映画館などで臨場感や立体感のある音響効果を再現するために開発されたサラウ...
ろく‐で‐なし【陸でなし/碌でなし】
のらくらしていて役に立たない者。 [補説]「碌」は当て字。
ろく‐でも‐な・い【陸でもない/碌でもない】
[形][文]ろくでもな・し[ク]無意味でなんの値うちもない。くだらない。「—・い仕事を引き受ける」 [補説]「碌」...
ろく‐とう【六盗】
⇒六賊(ろくぞく)
ろく‐ど【六度】
「六波羅蜜(ろくはらみつ)」に同じ。
ろく‐どう【六道】
仏語。衆生がその業(ごう)によっておもむく六種の世界。生死を繰り返す迷いの世界。地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人...
ろくどう‐え【六道絵】
六道のありさまを描いた浄土教の絵画。地獄草紙・餓鬼草紙などもその一種。
ろくどう‐ししょう【六道四生】
仏語。六道における、胎生・卵生・湿生・化生(けしょう)の四種の生まれ方。
ろくどう‐せん【六道銭】
死者を葬るとき、棺の中に入れる6文の銭。三途(さんず)の川の渡し銭、または冥界の旅費にするといわれる。
ろくどう‐のうげ【六道能化】
仏語。六道の巷(ちまた)に現れて、衆生を教化し救う地蔵菩薩のこと。
ろくどう‐の‐ちまた【六道の巷】
六道へ通じる道の分岐点。また、六道の迷いの世界。六道の辻。
ろくどう‐の‐つじ【六道の辻】
六道へ通じる道の分かれ道。六道の巷(ちまた)。 [補説]地名別項。→六道の辻
ろくどう‐の‐つじ【六道の辻】
京都市東山区、八坂通りの南にある六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)の本堂前付近の称。
ろくどう‐まいり【六道参り】
8月8〜10日(もと陰暦7月9〜10日)に、京都市東山区にある六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)に参詣すること。参詣...
ろくどう‐りんね【六道輪廻】
仏語。衆生が六道に迷いの生死を繰り返して、車輪の巡るように停止することのないこと。輪廻。流転(るてん)。
ろく‐な【陸な/碌な】
⇒ろく(陸)
ろく‐なんこつ【肋軟骨】
肋骨と胸骨を結合する軟骨。
ろく‐に【陸に/碌に】
⇒ろく(陸)
陸(ろく)に◦居(い)る
あぐらをかく。安座する。らくに居る。「とてもの事にゆるさせられい。—◦居ませう」〈虎寛狂・布施無経〉
ろくにん‐ぐみ【六人組】
《(フランス)Les Six》第一次大戦後のフランス楽壇に新風を吹き込んだ、ミヨー・オネゲル・オーリック・プーラン...
ろくにん‐しゅう【六人衆】
江戸幕府初期の職名。寛永10年(1633)から同15年まで設置。定員は六人で、若年寄の前身といわれる。
ろく‐ぬすびと【禄盗人】
才能や働きもなく、いたずらに俸禄を受けている人をののしっていう語。
ろくのみやのひめぎみ【六の宮の姫君】
芥川竜之介の短編小説。大正11年(1922)8月、雑誌「表現」に発表。「今昔物語集」に取材した作品。
ろく‐はく【六博】
《一から六までの数があるところから》さいころ。また、さいの目。
ろくはち‐ぐぜい【六八弘誓】
仏語。阿弥陀仏の四十八願のこと。68の誓願。
ろくはら【六波羅】
京都市東山区五条から七条の間の地名。平家一門の邸宅や鎌倉幕府の六波羅探題があった。 「六波羅探題」の略。