あつ‐かわ【厚皮】
[名・形動] 1 皮の厚いこと。また、その皮。 2 《面の皮の厚い意から》厚かましいこと。また、そのさま。恥知らず...
あつかわ・し【扱はし】
[形シク]《動詞「あつか(扱)う」の形容詞化》あれこれと世話をしたい。めんどうがみたい。「人知れず—・しくおぼえ侍...
あつかわ‐づら【厚皮面】
[名・形動]《近世語》厚かましいこと。また、そのさまや、その人。鉄面皮。「—な、昼日中…目利きの家へ偽者を」〈浄・...
あつ‐かん【熱燗】
《古くは「あつがん」》酒の燗を普通よりも熱めにすること。また、その酒。《季 冬》「—に応へて鳴くや腹の虫/草城」
あつ‐がい【厚飼い】
蚕などを、標準よりも高い飼育密度で飼うこと。密飼い。
あつ‐がみ【厚紙】
1 厚い紙。 ㋐厚くはり合わせた紙。帳簿などの表紙に用いる。板目紙(いためがみ)。 ㋑厚く漉(す)いた和紙。 ㋒ボ...
あつ‐がり【暑がり】
[名・形動]暑さを感じる度合いが普通の人以上であること。また、その人。あつがりや。「—な人」⇔寒がり。
あつぎ【厚木】
神奈川県中部、相模川西岸の市。米軍の厚木航空基地は県内の綾瀬・大和両市にある。人口22.4万(2010)。
あつ‐ぎ【厚着】
[名](スル)防寒の目的で衣類を何枚も重ねて着ること。重ね着。《季 冬》⇔薄着(うすぎ)。
あつぎ‐し【厚木市】
⇒厚木
あつ‐ぎぬ【厚絹】
厚い織り地の絹。厚板(あついた)。
あつ‐ぎり【厚切り】
厚く切ること。また、厚く切ったもの。「—のベーコン」⇔薄切り。
あつ‐くるし・い【暑苦しい】
[形][文]あつくる・し[シク] 1 気温や湿度が高く熱気がこもったようで息苦しい。「満員で—・い車内」 2 いか...
あつ‐け【暑気】
1 夏の暑さ。しょき。「涼しくも衣手かろしみそぎ川—はらひてかへるさの森」〈為忠集〉 2 暑さのために病気になるこ...
あつ‐げしょう【厚化粧】
[名](スル) 1 おしろい・口紅などを、厚くけばけばしく塗った化粧。濃い化粧。⇔薄化粧。 2 度を超えた装飾。し...
あつ‐ご・ゆ【厚肥ゆ】
[動ヤ下二]厚くふくらむ。厚ぼったくなる。「みちのくに紙の—・えたるに、匂ひばかりは深うしめ給へり」〈源・末摘花〉
あつ‐さ【暑さ】
気温の高いこと。暑い度合い。また、暑い季節。《季 夏》「石も木も眼(まなこ)に光る—かな/去来」⇔寒さ。
あつさ‐あたり【暑さ中り】
「暑気(しょき)中り」に同じ。《季 夏》
暑(あつ)さ寒(さむ)さも彼岸(ひがん)まで
残暑も秋の彼岸になれば衰え、余寒も春の彼岸になれば薄らぐ。
あつさ‐しすう【暑さ指数】
⇒湿球黒球温度
あつさ‐しのぎ【暑さ凌ぎ】
夏の暑さを忘れようと気分を紛らすこと。また、その物や方法。
暑(あつ)さ忘(わす)れて陰(かげ)忘(わす)る
暑さが去るとともに木陰のありがたみを忘れる。苦しいときに人から受けた恩も楽になるとすぐ忘れてしまうことのたとえ。
あつし【厚司/厚子】
《アイヌ語から》 1 オヒョウなどの樹皮を細く裂いて織った布。また、その布で作ったアイヌの衣服。背・袖口・裾に独特...
あつ・し【篤し】
[形シク]《古くは「あづし」》病気で弱っているさま。病気がちである。「いたうわづらひ給ひし御心地の後、いと—・しく...
あつ‐じ【厚地】
織物で厚みのあるもの。⇔薄地。
あつ‐じょう【圧条】
木の枝を押し曲げて土に埋め、そこから根が出るのを待って親木から切りはなし、新しい苗木をとる方法。取り木。
あつぜつ‐し【圧舌子】
⇒舌圧子(ぜつあつし)
あつた【熱田】
名古屋市南部の区名。熱田神宮の門前町として発展し、江戸時代には東海道最大の宿場町で、宮宿(みやのしゅく)とよばれた...
あつた‐く【熱田区】
⇒熱田
あつた‐じんぐう【熱田神宮】
名古屋市熱田区にある神社。主祭神は、草薙剣(くさなぎのつるぎ)を神体とする熱田大神。他に五神を祭る。熱田の宮。熱田神社。
あつち‐じに【あつち死に】
《「あつち」は、跳ね回る意の動詞「あつつ」の連用形からか》身もだえし、跳ね回って死ぬこと。「悶絶躃地(もんぜつびゃ...
あつ‐づくり【厚作り/厚造り】
分厚く切った刺身。⇔薄作り。
あつ‐で【厚手】
[名・形動]紙・布・陶器などの地の厚いこと。また、そのさま。「—な(の)鍋(なべ)」⇔薄手(うすで)。
あつ‐でんき【圧電気】
圧電効果によって結晶の表面に生じる電気。ピエゾ電気。
あつでん‐こうか【圧電効果】
水晶・ロッシェル塩などの結晶に圧力を加えると、その表面に誘電分極によって電気が起こる現象。機械的変化と電気的変化と...
あつでんせい‐セラミックス【圧電性セラミックス】
圧電効果を示すセラミックス。チタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸鉛などが知られる。圧電セラミックス。
あつでんせい‐ぶっしつ【圧電性物質】
圧電効果を示す物質の総称。
あつでん‐そし【圧電素子】
圧電効果を利用した電気素子。振動や圧力などの変化を電気的な変化にしたり、逆に電気的振動を機械的振動に変換したりする...
あつでん‐たい【圧電体】
圧電効果を示す物質の総称。
あつでんへんかん‐そし【圧電変換素子】
⇒圧電素子
あつでん‐モーター【圧電モーター】
圧電素子による振動を利用して駆動する超音波モーター。ピエゾモーター。
あつ‐にゅう【圧入】
[名](スル)強い圧力を加えて物を押し込むこと。
あつ‐ぬり【厚塗(り)】
[名](スル) 1 絵の具・塗料・化粧品などを厚く塗ること。また、厚く塗ったもの。 2 「厚塗の烏帽子(えぼし)」の略。
あつぬり‐の‐えぼし【厚塗の烏帽子】
漆を厚く塗り、固くつくった烏帽子。→薄塗の烏帽子
あつ‐ばいたい【圧媒体】
⇒圧力媒体
あつ‐ひめ【篤姫】
徳川家定の正室天璋院が、島津斉彬の養女となって改名した折の敬称。
あつ‐び【熱火】
盛んに燃えている火。烈火。
あつ‐び【圧尾】
物事の終わり。最後。結末。
熱火(あつび)子(こ)に払(はら)う
火に焼かれそうなときは、最愛のわが子の方へ火を払ってでも逃れようとする。危急の際には極端な利己心が現れるたとえ。
あつ‐びたい【厚額】
前額部の縁の部分が高い冠。古くは、壮年で高位の者が用いた。⇔薄額。