こ・ゆ【臥ゆ】
[動ヤ上二]横になる。ふす。主に上代、他の動詞と複合して用いられた。「床じものうち—・い伏して」〈万・八八六〉 「...
こ・ゆ【凍ゆ】
[動ヤ上二]こごえる。「飢ゑ—・ゆるときには」〈前田本仁徳紀〉
こ・ゆ【肥ゆ】
[動ヤ下二]「こ(肥)える」の文語形。
こ・ゆ【越ゆ/超ゆ】
[動ヤ下二]「こ(越)える」の文語形。
こ・ゆ【蹴ゆ】
[動ヤ下二]ける。〈和名抄〉
こ‐ゆい【小結】
1 折烏帽子(おりえぼし)の巾子(こじ)の下部左右に穴をあけ、髻(もとどり)に結んだ小紐(こひも)を引き出し、烏帽...
こゆ・い【濃ゆい】
[形]濃い。九州地方などの方言。「味が—・い」
こゆい‐えぼし【小結烏帽子】
小結の組紐をつけた侍烏帽子(さむらいえぼし)。
こ‐ゆう【固有】
[名・形動](スル) 1 本来持っていること。「天然の性に—すること」〈福沢・福翁百話〉 2 そのものだけにあるこ...
こ‐ゆう【故友】
古い友人。昔の友。旧友。
こゆう‐うんどう【固有運動】
恒星自身の空間運動による位置変化。ふつう天球上を1年間に動いた角度で表し、単位は秒を用いる。最大はバーナード星の1...
こゆう‐エックスせん【固有X線】
⇒特性X線
こゆうエネルギー‐しょうひこうりつ【固有エネルギー消費効率】
照明器具の省エネルギーの度合いを表す指標。電力1ワット当たりの明るさであり、照明器具の光量(ルーメン)を定格消費電...
こゆう‐ざいさん【固有財産】
もとからその人のものであった財産。相続や譲渡などによって取得した財産と区別する必要のある場合に用いる語。
こゆう‐しゅ【固有種】
特定の地域に分布が限られる動植物の種。日本のニホンザルなど。
こゆう‐しゅうき【固有周期】
物体が自由振動するとき、揺れが一往復するのにかかる時間。固有振動数の逆数。その物体が最も揺れやすい周期で、物体の性...
こゆう‐しゅうはすう【固有周波数】
アンテナや電気回路が共振したとき、振動電流が示す最低周波数。固有振動数。
こゆう‐しょうそくしどうみゃく【固有掌側指動脈】
指の手のひら側の両側面に伸びる動脈。指先で互いに吻合(ふんごう)する。→総掌側指動脈
こゆう‐しんどう【固有振動】
振動体を自由に振動させたときの、その振動体が固有に示す一定数の振動。
こゆう‐しんどうすう【固有振動数】
振動体を自由に振動させたときの、その振動体が示す固有の振動数。固有周波数。
こゆう‐じしん【固有地震】
同一の震源域において、ほぼ一定の時間間隔で繰り返し発生する同規模の地震。
こゆう‐じむ【固有事務】
都道府県・市町村などの地方公共団体が、その存立の目的を達成するために行う事務。→委任事務
こゆう‐せい【固有性】
あるものにもとから備わっている性質。そのものだけに特有な属性。
こゆう‐ち【固有値】
ベクトルを一次変換したとき、もとのベクトルの何倍になったかを示す値。Aを正方行列(一般に一次変換を表す)とするとき...
こゆう‐はんどうたい【固有半導体】
⇒真性半導体
こゆう‐ベクトル【固有ベクトル】
ベクトルを一次変換したとき、その固有値に対する、もとのベクトル。→固有値
こゆう‐ほう【固有法】
ある国に固有なものとして発生し、発達した法。⇔継受法。
こゆう‐めいし【固有名詞】
名詞の一。同じ種類に属する事物から一つの事物を区別するために、それのみに与えられた名称を表す語。人名・地名・国名・...
子(こ)故(ゆえ)の闇(やみ)
親が子を思うあまりに、思慮・分別がつかなくなることのたとえ。
こ‐ゆき【小雪】
少し降る雪。少しの雪。《季 冬》「麦の芽のうごかぬ程に—ちる/蝶夢」⇔大雪。
こ‐ゆき【粉雪】
粉のようにさらさらした細かい雪。こなゆき。《季 冬》「一力ののれんにかかる—かな/東洋城」
こ‐ゆび【小指】
1 手足のいちばん外側にある、最も小さい指。こよび。 2 妻・妾・愛人などを俗にいう語。小指を立ててその意を示すこ...
こゆび【小指】
堤千代の小説。昭和14年(1939)発表。昭和15年(1940)、第11回直木賞受賞。受賞時の年齢22歳は、当時の...
こ‐ゆみ【小弓】
遊戯用の小さい弓。また、それを用いた遊戯。「遊びわざは—。碁」〈枕・二一五〉
こ‐ゆるぎ【小揺るぎ】
少し揺れ動くこと。「—もせずに目を閉じている」
こゆるぎ‐の【小余綾の】
[枕]歌枕の「小余綾(こゆるぎ)の磯」から、磯と同音を有する「急ぐ」「五十(いそぢ)」にかかる。こよろぎの。「—急...
こゆるぎ‐の‐いそ【小余綾の磯】
神奈川県大磯付近の海岸。こよろぎのいそ。[歌枕]「わかめかる春や来ぬらん—のあま人波にまじれり」〈万代・雑一〉