すい‐はい【衰廃】
[名](スル)おとろえすたれること。
すい‐はい【衰憊】
[名](スル)おとろえ弱ること。「土爾格の国古盛にして今—するもの許多弊政の然らしむる処」〈栗本鋤雲・匏菴十種〉
すい‐はく【水伯】
⇒水神(すいじん)
すいはくちょう【水巴句帖】
渡辺水巴の句集。大正11年(1922)刊行。
すい‐はつ【垂髪】
結いあげずに垂らしたままの髪。すべらかし。たれがみ。また、転じて、幼児。童子。
すい‐はん【水飯】
乾飯(ほしいい)または飯(いい)を水に浸したもの。湯漬けに対するもので、夏に食べる。みずめし。《季 夏》「—に浅づ...
すい‐はん【垂範】
[名](スル)自ら模範を示すこと。他の手本となること。「率先—する」
すい‐はん【炊飯】
飯を炊くこと。
すいはん‐き【炊飯器】
飯を炊くのに用いる、電気釜(がま)・ガス釜など。
すい‐はんきゅう【水半球】
地球を水陸の分布から二分したとき、海洋の面積ができるだけ広くなるようにとった半球。極がニュージーランド南東沖の南緯...
すい‐ば【酸葉】
タデ科の多年草。野原に生え、高さ50〜80センチ。葉は長楕円形で基部は矢じり形。雌雄異株。初夏、淡緑色または緑紫色...
すい‐ば【水馬】
馬に乗って水を渡る術。馬を水中に乗り入れ、馬の脚の立たなくなった所で鞍壺(くらつぼ)から離れて泳がせ、馬の脚の立つ...
すい‐ばい【水媒】
水の媒介で植物の受粉が行われること。
すいばい‐か【水媒花】
花粉が水によって運ばれて受粉する花。クロモ・セキショウモなど。→虫媒花 →鳥媒花 →風媒花
すい‐ばく【水爆】
「水素爆弾」の略。
すい‐ばち【垂撥】
掛け花用の花器を掛ける道具。琵琶(びわ)の撥(ばち)に似た形の板に切り目をつけ、掛け釘が上下できるようになっている。
すい‐ばら【杉原】
《「すぎはら」の音変化》杉原紙(すぎはらがみ)のこと。
すい‐ばん【水盤】
底の浅い平らな陶製または金属製の花器。楕円形や長方形のものが多く、盛り花や盆栽・盆景などに使用される。《季 夏》
すい‐ばん【推挽/推輓】
[名](スル)《「推」は車を押す、「挽・輓」は車を引く意》人を、ある地位や役職に推薦したり引き上げたりすること。「...
すい‐ばんど【水礬土】
水酸化アルミニウムのこと。
すいばんど‐せき【水礬土石】
⇒ギブス石
すい‐ひ【水肥】
⇒液肥(えきひ)
すい‐ひ【水簸】
固体粒子によって水中での沈降速度に差があることを利用して、粒子の大きさ別に分ける方法。陶土の調整や、砂金の採取など...
すい‐ひつ【水筆】
穂に芯(しん)を入れず、全体に墨汁を含ませて使う筆。
すい‐ひつ【酔筆】
酒に酔って書画をかくこと。また、その書いたもの。
すい‐ひょう【水豹】
アザラシの別名。
すいひょう‐せいぶつ【水表生物】
⇒ニューストン
すい‐ひん【水浜】
海・湖などのみずぎわ。みずべ。
すい‐ひん【蕤賓】
1 中国音楽の十二律の一。基音の黄鐘(こうしょう)より六律高い音。日本の十二律の鳧鐘(ふしょう)にあたる。 2 陰...
すい‐び【粋美】
まじりけがなく美しいこと。「その気象…益々—純熟に至れり」〈中村訳・西国立志編〉
すい‐び【衰微】
[名](スル)勢いが衰えて弱くなること。衰退。「産業が—する」「戦乱で町が—する」
すい‐び【翠眉】
1 みどり色のつややかなまゆ。美人のまゆ。 2 柳の葉の細く青々としていること。また、山が遠く青くかすんで見えること。
すい‐び【翠微】
1 薄緑色にみえる山のようす。また、遠方に青くかすむ山。「目睫の間に迫る雨後の山の—を眺めていた」〈秋声・縮図〉 ...
すい‐びょう【水瓶】
仏語。比丘(びく)の十八物の一。水を入れる容器。飲用水を入れる浄瓶と用便後の手洗水を入れる触瓶とがある。→軍持(ぐんじ)
すい‐ふ【水夫】
1 船乗り。また、そのうちで、雑役に従う者。 2 旧日本海軍で、水兵の旧称。明治9年(1876)の海軍省通達で改め...
すい‐ふ【水府】
水戸(みと)の異称。 海底にあって水神の住むという都。「いそぎ—へ使いを立てて、竜王を呼び寄せよ」〈根無草〉
すい‐ふ【炊夫】
雇われて炊事をする男。飯炊き男。
すい‐ふ【炊婦】
雇われて炊事をする女。飯炊き女。
すい‐ふく【推服】
[名](スル)人を敬って心から従うこと。心服。「純真な気持ちから一番柴岡に—しているらしく」〈島木健作・続生活の探求〉
すい‐ふくべ【吸い瓢】
「吸角(きゅうかく)」に同じ。「蒟蒻に—を懸けたほども利(き)かず」〈紅葉・二人女房〉
スイフト
《swift ballの略》野球で、速球。スピードボール。
スイフト
1 《「スウィフト」とも》動作が非常に素早いこと。 2 (Swift)プログラミング言語の一。iOS(アイオーエス...
スイフトタットル‐すいせい【スイフトタットル彗星】
1862年7月に米国の天文学者ルイス=スイフト(Lewis A. Swift)、ホレース=タットル(Horace ...
すいふ‐ば【水府葉】
タバコの一品種。江戸時代、水戸藩の特産物として茨城県久慈地方で産した。品質がよい。
すいふ‐りゅう【水府流】
日本泳法の流派の一。水戸藩主徳川斉昭(とくがわなりあき)が、小松流の泳法と島村流の泳法とを合わせて作った流派。
すい‐ふろ【水風呂】
《茶の湯の道具である「水風炉(すいふろ)」に構造が似るところからという》桶(おけ)の下にかまどを取りつけ浴槽の水を...
すい‐ぶ【綏撫】
[名](スル)《「ずいぶ」とも》安らかになるようにしずめおさめること。慰めいたわること。「天下ヲ—スル」〈和英語林集成〉
すい‐ぶん【水分】
1 成分として含まれている水の量。みずけ。 2 経穴の一。へその真上約2センチのところ。夜尿症・膀胱炎(ぼうこうえ...
すいぶん‐くっせい【水分屈性】
⇒屈湿性
すい‐へい【水平】
[名・形動] 1 静かな水面のように平らなこと。また、そのさま。「—な地面」「—にならす」 2 重力の方向と直角に...