だい‐まんだら【大曼荼羅】
1 四種曼荼羅の一。大日経具縁品に説かれる内容に基づき諸尊の姿を図に描いたもの。 2 日蓮宗で本尊とする曼荼羅。妙...
ダイマー
⇒二量体
だいミサきょく【大ミサ曲】
モーツァルトのミサ曲ハ短調の通称。1782年から1783年にかけて作曲されたが未完。妻コンスタンツェとの結婚を父に...
だい‐みゃく【代脈】
[名](スル)「代診」に同じ。
だい‐みょう【大名】
1 平安末・鎌倉時代、多くの名田(みょうでん)を所有した者。大名主(だいみょうしゅ)。 2 鎌倉時代、大きな所領を...
だいみょう‐あずけ【大名預け】
江戸時代、幕府が罪人を大名に預けて拘禁したこと。
だいみょう‐おろし【大名下ろし】
小魚や身の割れやすい魚などを、中骨に身が多く残るようにして三枚に下ろすこと。ぜいたくな下ろし方であることからの名。
だいみょう‐かぞく【大名華族】
江戸時代に大名で、明治維新後に華族となった者。
だいみょう‐がい【大名買い】
商人の勧めるままに、鷹揚(おうよう)に品物を買い取ること。
だいみょう‐がし【大名貸し】
江戸時代、両替商などの町人が大名を相手に金を貸し付けたこと。また、それを業とした人。
だいみょう‐ぎ【大名気】
こせこせしない鷹揚(おうよう)な気質。「高うて買はぬといふことなし。…ここを以て—とはいへり」〈浮・胸算用・五〉
だいみょう‐ぎょうれつ【大名行列】
1 江戸時代、大名が参勤交代などの公式の外出に際し、格式に応じた規定の人数・装備などをととのえて行った行列。 2 ...
だいみょう‐けんどん【大名倹飩】
漆絵のあるりっぱな器に盛ったそば、またはうどん。「—よしにして、やっぱり食べつけたぶっかけの渡し守がよござりまする...
だいみょう‐げい【大名芸】
実際には役に立たない芸。殿様芸。
だいみょう‐じま【大名縞/大明縞】
細かい縦縞。また、その織物。ふつう、縞糸1本に対して地糸3〜4本。大名筋。
だい‐みょうじん【大明神】
1 神号の一。神名の下につけ、明神をさらに尊んでいう称。「稲荷(いなり)—」 2 人名・事物名などの下につけ、それ...
だいみょう‐せせり【大名挵蝶】
セセリチョウ科のチョウ。翅(はね)は黒褐色で、前翅に大小の白紋がある。林縁に多くみられ、花に集まる。幼虫の食草はヤ...
だいみょう‐そう【題名僧】
経供養のときなどに経文の題目を読み上げる僧。題目僧。
だいみょう‐ちく【大名竹/大明竹】
1 カンザンチクの別名。 2 ナリヒラダケの別名。
だいみょう‐にち【大明日】
暦注の一。万事に大吉であるとする日。大明。
だいみょう‐ひけし【大名火消し】
江戸時代、幕府から火消し役を命じられた大名所管の消防団。江戸城や寛永寺・増上寺など市内の要所の防火に当たり、衣装の...
だいみょう‐びきゃく【大名飛脚】
江戸時代、大名が国元と江戸藩邸との通信のために設置した飛脚。
だいみょう‐ぶしん【大名普請】
費用を惜しまないで、ぜいたくなつくりの家を建てること。
だいみょう‐やしき【大名屋敷】
江戸時代、将軍から与えられた諸大名の江戸藩邸のこと。明暦の大火後は非常の際の備えとして中屋敷・下屋敷が与えられた。
だいみょう‐りょうごくせい【大名領国制】
戦国大名の領国支配の体制。荘園制を否定し、主従制に基づく権力編成で土地・人民の支配を行い、完結した封建権力としての...
だいみょう‐りょこう【大名旅行】
多くの費用をかけて行うぜいたくな旅行。
だいみんいっとうし【大明一統志】
中国、明代の地理書。全90巻。英宗の勅命によって李賢らが撰。1461年成立。明の版図を京師・南京・中都・興都の4門...
だいみんかいてん【大明会典】
中国、明代の総合行政法典。全180巻。孝宗の勅命によって徐溥(じょふ)らの撰。楊廷和らの修訂により1509年刊行。...
だいみん‐ずきん【大明頭巾】
紫縮緬(むらさきちりめん)の袖頭巾。宝暦(1751〜1764)のころ、大坂の女形俳優中村富十郎が、江戸で防寒のため...
だい‐む【代務】
[名](スル)本人に代わって事務を処理すること。
ダイム
(米国・カナダなどの)10セント硬貨。
ダイムラー
[1834〜1900]ドイツの機械技術者。高速回転ガス機関を完成し、ガソリン自動車の製作に成功。ダイムラー自動車会...
だいむりょうじゅきょう【大無量寿経】
⇒無量寿経
だい‐め【台目/大目】
1 茶室の畳で、普通の畳の約4分の3の大きさのもの。台子(だいす)と風炉先屏風(ふろさきびょうぶ)を置く分を切り捨...
だい‐め【代目】
[接尾]助数詞。世代を数えるのに用いる。「二—」「六—菊五郎」
だい‐めい【題名】
書物や作品の標題。
だい‐めいし【代名詞】
1 品詞の一。自立語のうち、特定または一般の名称を用いず、人・事物・場所・方向などを直接に指示する語。人称代名詞・...
だい‐めいわく【大迷惑】
[名・形動]「おおめいわく(大迷惑)」に同じ。
だいメテオロン‐しゅうどういん【大メテオロン修道院】
《Moni Megalou Meteorou/Μονή Μεγάλου Μετεώρου》⇒メガロメテオロン修道院
だい‐もう【大網】
胃の下部から垂れて腸の前面を覆う脂肪に富んだ薄い膜。胃腸を保護する。大網膜。
だい‐もく【題目】
1 書物や作品などの標題。 2 討議や研究などで、問題として取りあげる事柄。 3 日蓮宗で唱える「南無妙法蓮華経」...
だいもく‐おどり【題目踊(り)】
民俗芸能の一。太鼓などに合わせて法華経の題目を唱えながら踊る集団舞踊。京都市左京区涌泉寺ほか数か所に伝わる。
だいもく‐こう【題目講】
日蓮宗の信者の親和と経済的共済を図る講。
だいもく‐しゅう【題目宗】
《題目3を唱えるところから》日蓮宗のこと。
だいもく‐たて【題目立】
奈良県奈良市上深川(かみふかわ)町の八柱(やはしら)神社に伝わる民俗芸能。宮座入りした数え年17歳の若者を中心に演...
だいもく‐だいこ【題目太鼓】
1 日蓮宗で、題目を唱えながら打つうちわ太鼓。 2 歌舞伎の下座音楽の一。1を取り入れたもので、寺院の場などの雰囲...
だいもくろく【大目録】
《原題、(ギリシャ)Pinakes》紀元前4世紀ごろのギリシャの詩人・学者、カリマコスが編纂したアレクサンドリア文...
ダイモス
火星の第2衛星。1877年に発見された。名の由来はギリシャ神話の恐慌の神。非球形で長径は15キロ、短径は11キロ。...
だい‐もつ【代物】
1 かわりの品物。 2 品物の代金。代価。転じて、金銭。「道具の—はいただきましたが」〈滑・膝栗毛・七〉
だいもつ‐の‐うら【大物浦】
兵庫県尼崎市大物町にあった、淀川の旧河口の港。源義経が屋島攻めに船出した地。