床(とこ)に就(つ)・く
1 寝床に入る。就寝する。「毎晩早く—・く」 2 病気になって寝る。「熱を出して—・く」
とこぬし‐の‐かみ【地主の神】
その土地を支配する神。じぬしのかみ。じしゅのかみ。
とこ‐の‐ま【床の間】
日本建築で、座敷の床を一段高くし、掛け軸・置物・花などを飾る所。中世、書院造りの発達とともに形成され、近世以後の重...
とこのま‐つき【床の間付き】
座敷に床の間のあること。また、その座敷。
とこ‐は【常葉】
常緑の葉。「橘は実さへ花さへその葉さへ枝(え)に霜降れどいや—の木」〈万・一〇〇九〉
とこはがくえん‐だいがく【常葉学園大学】
静岡市にあった私立大学。昭和55年(1980)開学。平成25年(2013)浜松大学・富士常葉大学と統合され、常葉大...
とこは‐だいがく【常葉大学】
静岡市葵(あおい)区に本部がある私立大学。浜松大学・富士常葉大学・常葉学園大学を統合して平成25年(2013)に開学。
とこ‐はつはな【常初花】
いつも初めて咲いたように美しい花。「比(たぐ)へれどいやなつかしく相見れば—に心ぐしめぐしもなしに」〈万・三九七八〉
とこ‐はな【常花】
いつまでも散らずに咲いている花。「橘は—にもがほととぎす住むと来鳴かば聞かぬ日なけむ」〈万・三九〇九〉
床(とこ)離(はな)・る
夫婦関係がなくなる。離婚する。「年ごろ相馴れたる妻(め)、やうやう—・れてつひに尼になりて」〈伊勢・一六〉
とこ‐はる【常春】
一年中が春のような温暖な気候であること。「—の地方」
とこ‐ば【床場】
髪結床(かみゆいどこ)。また、理髪店。〈和英語林集成〉
とこ‐ばし【床箸】
鋳金・鍛金などで、加熱した金属をはさんでもつ大型のやっとこ。
とこ‐ばしら【床柱】
床の間の脇に立つ化粧柱。面取りの角柱を正式とするが、面皮柱(めんかわばしら)や円柱も使い、紫檀・黒檀・鉄刀木(たが...
とこ‐ばな【床花】
江戸時代、遊郭でなじみになったしるしに客が直接遊女に与える祝儀の金。ふつう三会目に与える。
とこ‐ばなれ【床離れ】
[名](スル) 1 目がさめて寝床から起き出ること。起床。「—がいい」 2 夫婦が共寝をしなくなること。愛情がさめ...
とこ‐ばらい【床払い】
[名](スル)「床(とこ)上げ」に同じ。
トコフェロール
ビタミンEのこと。
とこ‐ふ・る【床旧る】
[動ラ上二]夫婦が長く一緒に住む。長く連れ添う。「年ふれどいかなる人か—・りて相思ふ人に別れざるらむ」〈拾遺・哀傷〉
とこ‐ぶし【常節】
ミミガイ科の巻き貝。アワビに似るが小型で、殻長約7センチ。殻の呼吸孔は6〜8個と多い。北海道南部から南の浅海の岩礁...
とこ‐ぶち【床縁】
「床框(とこがまち)」に同じ。
とこ‐まんざい【徳万歳】
[感]子供がくしゃみをしたときにまじないにいう語。
とこ‐まんりき【床万力】
仕事台に取り付けて使用する万力。箱万力。
とこ‐みせ【床店/床見世】
商品を売るだけで人の住まない店。また、移動できる小さい店。屋台店。
とこ‐みや【常宮】
永久に変わらない宮殿。「わが大君の—と仕へ奉れる」〈万・九一七〉
トコム
《Tokyo Commodity Exchange》株式会社「東京商品取引所」およびその旧称である「東京工業品取引...
とこ‐むし【床虫】
トコジラミの別名。南京(ナンキン)虫。
とこ‐めずら【常珍】
[形動ナリ]常に新鮮で、愛らしいさま。「年ごとに—なる鈴虫のふりてもふりぬ声ぞきこゆる」〈公任集〉
とこ‐めずら・し【常珍し】
[形シク]いつも目新しく新鮮である。「難波人(なにはひと)葦火(あしひ)焚(た)く屋のすしてあれど己(おの)が妻こ...
とこ‐もみ【床揉み】
清酒の醸造過程の一。麹室(こうじむろ)で、蒸した米とコウジカビとを均一に混ぜ合わせるために、よくもむこと。
とこ‐や【床屋】
《江戸時代、髪結いが床店(とこみせ)で仕事をしていたところから》髪結い床。また、理髪店。
とこ‐やま【床山】
1 歌舞伎などで、興行中楽屋に詰めて、俳優の使用するかつらの結髪・修理・保管その他一切を扱う人。昔は俳優自身の髪を...
とこ‐やみ【常闇】
永久に暗闇であること。永遠の闇。「身辺忽ち—となりて」〈鴎外訳・即興詩人〉
とこ‐よ【常世】
1 「常世の国1」に同じ。「—にと我が行かなくに小金門(をかなと)にもの悲しらに」〈万・七二三〉 2 「常世の国2...
とこ‐よ【常夜】
いつも夜であること。常闇(とこやみ)。「これに因りて—往きき」〈記・上〉
とこよ‐の‐かみ【常世の神】
[連語]常世の国2の神。長寿・富などを授けるとされる。「太秦(うつまさ)は神とも神と聞え来る—を打ち懲(きた)ます...
とこよ‐の‐くに【常世の国】
[連語] 1 死者の行く永遠の世界。黄泉(よみ)の国。 2 古代、海のかなたにあると考えられた不老不死の国。
とこよ‐の‐ながなきどり【常世の長鳴き鳥】
鶏(にわとり)の別名。「—を集めて鳴かしめて」〈記・上〉
とこよ‐もの【常世物】
《常世の国2から田道間守(たじまもり)が持ち帰ったと伝えられるところから》橘(たちばな)の古名。「—この橘のいや照...
ところ【所/処】
[名] 1 空間的な場所。人や物が存在する場所。 ㋐住んでいる場所。住所。住居。「お—とお名前を教えてください」 ...
ところ【野老】
ヤマノイモ科の蔓性(つるせい)の多年草。原野に自生。葉は心臓形で先がとがり、互生する。雌雄異株。夏、淡緑色の小花を...
トコロア
ニュージーランド北島中部の都市。ワイカト川上流部に位置する。同国を代表する林業の中心地。近郊にパルプ、製紙の工場がある。
ところ‐あて【所宛/所充て】
平安中期から鎌倉時代、諸官司や諸官寺の別当を任命して職務・行事の担当をきめたこと。
ところ‐あらわし【所顕し】
《女の家の所在地を顕す意》平安時代、結婚の成立を披露する宴。男が女のもとに通い始めて数日後に、女の家で婿とその従者...
ところえ‐がお【所得顔】
[名・形動]よい地位や境遇を得て満足した顔つき。また、そのさま。得意顔。「—に振る舞う」
所(ところ)変(か)われば品(しな)変(か)わる
土地が違えば、風俗・習慣なども違う。
ところが
[接]《接続助詞「ところが」から》前の事柄から予想されるものと相反する内容を導く。そうであるのに。しかるに。「評判...
ところが
[接助]《形式名詞「ところ」+格助詞「が」から》過去の助動詞「た」の終止形に付く。 1 前述の事柄を受けて、それが...
ところ‐がえ【所替え】
[名](スル) 1 場所を他にかえること。「年内に事務所を—する」 2 武家時代、大名・小名の領地を他に移しかえた...
ところ‐がき【所書(き)】
紙などに住所を書きつけること。また、その書いた住所。「—を頼りに居所をさがす」