にぞう【仁蔵/二蔵】
鍛冶(かじ)屋の職人、船頭・馬方などの通称。仁助(にすけ)。「鉱(あらかね)の槌打つ—までも」〈浮・男色大鑑・六〉
に‐ぞめ【煮染(め)】
草・花・樹皮などを煎じた熱い汁で染色すること。また、染めたもの。
にた
[名・形動ナリ]やわらかく水気の多いこと。また、そのさま。「御乾飯(みかれいひ)—に食(を)しまさむと」〈出雲国風土記〉
に‐たい【二諦】
仏語。真諦(しんたい)と俗諦(ぞくたい)のこと。
にたい‐もんだい【二体問題】
物理学で、相互作用する2個の質点からなる系の運動を規定する問題。共通の重心を回る一体の問題に帰着でき、古典力学では...
に‐たき【煮炊き/煮焚き】
[名](スル)食物を煮たり炊いたりすること。炊事。「朝晩自分で—する」
に‐たく【二択】
選択肢が二つあること。また、その二つのうち、どちらか一つを選ぶこと。「転勤か退職の—を迫られる」
にた・し
[形シク]湿って水気が多い。「是(こ)は—・しき小国(をぐに)なり」〈出雲国風土記〉
に‐たた・す【煮立たす】
[動サ五(四)]煮立てる。「—・してから具を入れる」
に‐た・つ【煮立つ】
[動タ五(四)]煮えて沸騰する。煮え立つ。「—・ったら差し水をする」 [動タ下二]「にたてる」の文語形。
にた‐つ・く
[動カ五(四)]にたにた笑う。にたにたする。「いやらしく—・く」
に‐た・てる【煮立てる】
[動タ下一][文]にた・つ[タ下二]十分に煮え立たせる。煮立たす。「湯をぐらぐらと—・てる」
にた‐にた
[副](スル)薄気味悪く笑う表情をするさま。「—(と)笑う」「人前で—する」
に‐たまご【煮卵/煮玉子】
殻をむいたゆで卵を、漬けだれに浸して煮込んだもの。中華そばの具などに用いられる。
にた‐もの【似た者】
性格・好みなどが互いに似ている者。「—どうし」
にたもの‐ふうふ【似た者夫婦】
夫婦は互いに性質や好みが似るということ。また、性質や好みが似ている夫婦。
にた‐やま【仁田山】
1 「仁田山織」の略。 2 《仁田山織の紬(つむぎ)は普通の紬に似ているが、質が悪いところから》似て非なるもの。ま...
にたやま‐おり【仁田山織】
群馬県仁田山地方(現在の桐生市)から産出する織物の総称。
にたやま‐ぎぬ【仁田山絹】
仁田山織の太絹織物。
にたやま‐つむぎ【仁田山紬】
仁田山織の紬。
に‐たり【似たり】
1 にせもの。まがいもの。 2 近世、関東地方の河川で用いられた、平田船に似た大型の川船の一種。
に‐たり【荷足り】
「荷足り船」の略。
にたり
[副]声を出さずに、薄気味の悪い笑いを浮かべるさま。「—と笑う」「—とする」
に◦たり
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の連用形+完了の助動詞「たり」》…てしまっている。…てしまった。「そこらの年頃、そこら...
にたり‐がい【似たり貝】
《女陰に似るところから》貽貝(いがい)の別名。
にたり‐がき【似たり柿】
カキの一品種。御所柿(ごしょがき)に似るが、甘味が少ない。
にたり‐くじら【似鯨】
ナガスクジラ科のヒゲクジラ。全長約13メートル。赤道域から冷帯境界域の暖水域に分布。1940年代末に識別されるまで...
にたり‐ぶね【荷足り船】
茶船の一種で、関東の河川や江戸湾で小荷物の運搬に使われた小形の和船。
にたり‐よったり【似たり寄ったり】
[名・形動]互いに優劣・差異などがほとんどないこと。また、そのさま。大同小異。どっこいどっこい。「—な(の)出来ばえ」
にたんさんいちすいそ‐さんナトリウム【二炭酸一水素三ナトリウム】
⇒セスキ炭酸ナトリウム
にたん‐の‐しろう【仁田四郎】
仁田忠常(にったただつね)の通称。
に‐だ【荷駄】
駄馬で運ぶ荷物。
ニダ
リトアニア西部の町。ドイツ語名ニッデン。バルト海とクルシュー潟湖に挟まれ、約100キロメートルにわたって延びるクル...
に‐だい【荷台】
トラックや自転車の、荷物を載せるところ。
にだいせいとう‐せい【二大政党制】
二つの大政党が相互に政権を争い、選挙で勝った党が政権を担当する政党政治。米国の共和党と民主党、英国の保守党と労働党...
にだいせいとう‐せいじ【二大政党政治】
⇒二大政党制
にだいのピアノとだがっきのためのきょうそうきょく【二台のピアノと打楽器のための協奏曲】
《原題、(ハンガリー)Versenymű két zongorára és zenekarra》バルトークの協奏曲...
にだいのピアノとだがっきのためのソナタ【二台のピアノと打楽器のためのソナタ】
《原題、(ハンガリー)Szonáta két zongorára és ütőhangszerekre》バルトーク...
に‐だし【煮出し】
1 煮てうまみを出すこと。 2 「煮出し汁」の略。
にだし‐じる【煮出し汁】
かつお節・昆布・煮干しなどを煮出した汁。だし。だし汁。
に‐だ・す【煮出す】
[動サ五(四)] 1 食物を煮てそのうまみを汁に出す。「鶏がらを—・してスープをとる」 2 煮はじめる。「早めに大...
に‐ダブリュー
ゴルフで、クラブの2番ウッド。ブラッシーのこと。
にだゆう【仁太夫】
江戸時代、江戸市中の浮浪人の元締めの名。代々中山仁太夫と称し、門付(かどづけ)渡世の者に鑑札を発行して金をとった。
ニダロス‐だいせいどう【ニダロス大聖堂】
《Nidarosdomen》ノルウェー西海岸の都市、トロンヘイムにある大聖堂。同国のキリスト教化に努めたオーラフ2...
に‐だん【二段】
1 二つの段。また、第2の段。「剣道—」 2 文章などのまとまりのうち2番目の区切り。 3 主要なことに次ぐ事柄。...
にだんかい‐にんしょう【二段階認証】
二つの認証方式を続けて行うことにより、本人確認の精度と安全性を高める方式。パスワードと暗証番号を組み合わせて利用す...
にだん‐かくめい【二段革命】
社会主義社会の実現には、封建制を打倒する市民革命と、資本主義を否定する社会主義革命の二つの段階が必要であるとする立場。
にだん‐がまえ【二段構え】
成り行きに応じて対応ができるよう、二通りの方法・手段を用意しておくこと。「—で会談に臨む」
にだん‐じお【二段潮】
「二枚潮」に同じ。
にだん‐ぬき【二段抜き】
新聞・雑誌の紙面で、見出しや囲み記事を二つの段にわたって入れること。「—の広告」