ぶんしかがく‐けんきゅうじょ【分子科学研究所】
分子の構造・機能等に関する実験的研究およびこれに関連する理論的研究を行う大学共同利用機関。自然科学研究機構に所属。...
ぶんし‐かごうぶつ【分子化合物】
2種以上の分子がそれぞれの組成を変えずに結合した化合物。
ぶんしかん‐いんりょく【分子間引力】
遠距離で引力としてはたらく分子間力。
ぶんしかん‐りょく【分子間力】
分子と分子との間に働く力。遠距離では引力、近距離では反発力となる。
ぶんし‐ガスうん【分子ガス雲】
⇒分子雲
ぶんし‐ガストロノミー【分子ガストロノミー】
《molecular gastronomy》調理を科学的な観点から解明する学問分野。食材が変化する仕組みを分子レベ...
ぶんし‐きかい【分子機械】
機械的動作をする分子の集合体。生体内に広く存在する生体内分子機械、有機化学を駆使して人工的に合成した合成分子機械、...
ぶんし‐きどう【分子軌道】
分子内を運動する電子の運動状態を表す軌道。電子は分子全体に分布し、その状態は波動関数として表される。
ぶんしきどう‐かんすうほう【分子軌道関数法】
⇒分子軌道法
ぶんしきどう‐ほう【分子軌道法】
分子内の電子の運動状態を、分子全体に広がった分子軌道で表せると仮定し、着目する電子の波動関数の重ね合わせによって電...
ぶんし‐けいとうがく【分子系統学】
遺伝子の塩基配列やたんぱく質のアミノ酸配列などの情報をもとに生物の進化の過程を解明しようとする学問分野。
ぶんし‐けっしょう【分子結晶】
分子が、分子間の弱い引力であるファンデルワールス力で結合してできた結晶。結合力が弱いので融点や昇華点が低く、結晶は...
ぶんし‐こうか【分子降下】
⇒凝固点降下
ぶんし‐こうざつ【分子交雑】
⇒ハイブリダイゼーション2
ぶんしさ‐アミノさん【分枝鎖アミノ酸】
⇒ビー‐シー‐エー‐エー(BCAA)
ぶんし‐しき【分子式】
分子を構成する原子の種類と数を元素記号を用いて表した化学式。
ぶんししんか‐がく【分子進化学】
生物の進化を、DNAの塩基配列や、たんぱく質のアミノ酸配列の分子構造が、時間とともにどのように変化したかを追究する...
ぶんししんか‐の‐ちゅうりつせつ【分子進化の中立説】
生物のゲノムに見られる突然変異による分子レベルの違いの大部分は、自然選択の観点からは有利でも不利でもない中立的なも...
ぶんししんか‐の‐ほぼちゅうりつせつ【分子進化のほぼ中立説】
分子進化学の学説の一。分子進化の中立説を拡張し、分子レベルでわずかに有害または有利である突然変異が生じた場合、生物...
ぶんし‐じかりつ【分子磁化率】
⇒モル磁化率
ぶんし‐じょうしょう【分子上昇】
⇒モル沸点上昇
ぶんし‐じょうりゅう【分子蒸留】
高度な真空下で、蒸発面と凝縮面との間隔を、分子の平均自由行程以下となる数センチ程度に接近させて行う特殊な蒸留。熱に...
ぶんし‐すいかん【分枝膵管】
主膵管(しゅすいかん)から枝分かれした膵管。
ぶんし‐スペクトル【分子スペクトル】
《molecular spectrum》分子が放射または吸収する光のスペクトル。原子スペクトルと違い、幅広いスペク...
ぶんしせい‐けっしょう【分子性結晶】
⇒分子結晶
ぶんしせい‐ちょうでんどうたい【分子性超伝導体】
超伝導を示す有機超伝導体にフラーレン化合物を含めた総称。
ぶんしせい‐でんどうたい【分子性伝導体】
⇒有機伝導体
ぶんしせい‐どうたい【分子性導体】
⇒有機伝導体
ぶんしせい‐どうでんたい【分子性導電体】
⇒有機伝導体
ぶんし‐せいぶつがく【分子生物学】
生命現象を、分子遺伝学などを基に、分子レベルで解明しようとする現代生物学の一分野。
ぶんし‐せつ【分子説】
異種の原子どうしに限らず、同種の原子どうしの結合によっても生じる粒子を想定して分子と名づけ、原子を分子の構成要素と...
ぶんし‐せん【分子線】
中性分子からなる粒子線。同一方向に細い線状で進行する多数の中性分子の流れのこと。原子線は単原子の分子線とみなせる。
ぶんしせん‐エピタキシー【分子線エピタキシー】
高真空下で金属などの材料を蒸発させ、ビーム状の分子線を生成し、基板に照射することで結晶成長を促す手法。真空蒸着の一...
ぶんし‐そうきょくりゅう【分子双極流】
⇒双極分子流
ぶんし‐そしきか【分子組織化】
分子が自発的に集まって秩序だった構造を生み出す現象。自己組織化の一種で、超分子やミセルのほか、生物の脂質二重層と同...
ぶんし‐たいせき【分子体積】
⇒分子容
ぶんしち【文七】
1 元結などにする、つやのある白い紙。 2 「文七元結」の略。また、それを作る職人。 3 《大坂の侠客(きょうかく...
ぶんしち‐もとゆい【文七元結】
文七1で作った上等な元結。ぶんしちもっとい。 [補説]作品名別項。→文七元結
ぶんしちもとゆい【文七元結】
人情噺(ばなし)。三遊亭円朝作。侠気(おとこぎ)のある左官の長兵衛が、自分の娘を売った金で文七という身投げ男を救う...
ぶん‐しつ【分室】
1 いくつにも分かれた小部屋。 2 官庁・会社などの本部から、別の場所に分けて設けられた事務機関。「授産所の—」
ぶん‐しつ【文質】
《「文」はかざりの意》外見の美と内面の実質。表に現れたすぐれた学識・態度・容貌と、内側の素朴な人柄。また、形式と内...
ぶんしつうぎ【文史通義】
中国の学問論・文化論書。8巻(のち、9巻本に編集)。清の章学誠著。1832年刊。中国の史学の学問的意義を強調する。
ぶんしつ‐ひんぴん【文質彬彬】
[形動タリ]《「論語」雍也(ようや)から》外見的な美しさと内面的な実質との調和がとれているさま。「—として面白く」...
ぶんし‐とう【分枝糖】
枝分かれする糖側鎖という分子構造をもつ少糖類や多糖類。アミロペクチン、グリコーゲン、アピオースなどがある。枝分かれ...
ぶんし‐どうりきがく【分子動力学】
物質の状態やさまざまな物理現象を、分子または原子の微視的なふるまいから説明する学問領域。近年、コンピューターシミュ...
ぶんし‐どけい【分子時計】
DNAの塩基配列やたんぱく質のアミノ酸配列などの分子構造が、生物の進化に伴って変異することに着目し、共通の祖先を持...
ぶんし‐にんしき【分子認識】
分子がある限られた化合物に対して親和性や選択性をもつこと。生化学分野で広く見られ、DNAとたんぱく質、抗原と抗体の...
ぶんし‐ねつ【分子熱】
物質1モルの熱容量。その物質の比熱と分子量との積に等しい。
ぶんしひょうてき‐ちりょう【分子標的治療】
癌(がん)細胞にのみ作用する分子標的治療薬を使用する癌の治療。従来の抗癌剤よりも副作用が少なく効果が高いとされるが...
ぶんしひょうてき‐ちりょうやく【分子標的治療薬】
癌(がん)細胞などの増殖に必要なたんぱく質などの分子を標的として、癌細胞のみを破壊する薬剤の総称。分子生物学によっ...