わら‐むしろ【藁筵】
わらで編んだむしろ。
わら‐や【藁屋】
わら屋根の家。また、粗末な家。
わら‐やき【藁焼き】
1 収穫したあとの田で、稲藁を燃やすこと。 2 カツオのたたきをつくる際に、束にした藁に火をつけて身の表面をあぶる...
わら‐やね【藁屋根】
わらでふいた屋根。
わら‐らか【笑らか】
[形動ナリ]明朗なさま。にこやかなさま。「眉目のほどいと—にて、らうたげなる」〈狭衣・三〉
ワラルー
カンガルー科の哺乳類。体長80センチ〜1.4メートル。後肢は短い。オーストラリアの内陸の岩場などに分布。
わらわ【童】
1 束ねないで、垂らしたままの髪。童形の髪。また、そうした10歳前後の子供。童児。また、童女。わらべ。「清げなる—...
わらわ【私/妾】
[代]《「わらわ(童)」の意から》一人称の人代名詞。女性がへりくだって自分をいう語。近世では、特に武家の女性が用いた。
わらわ‐あそび【童遊び】
子供の遊び。子供らしい遊び。「昔の御—の名残りをだに」〈源・横笛〉
わらわ‐か・す【笑わかす】
[動サ五(四)]笑わせる。笑わす。「おどけた芸で人を—・す」
わらわ・ぐ【童ぐ】
[動ガ下二]子供らしく見える。「小さきは—・げてよろこび走るに」〈源・朝顔〉
わらわ‐ぐるま【童車】
五節(ごせち)の童女(わらわ)が乗る牛車(ぎっしゃ)。
わらわ‐ごこち【童心地】
「童心(わらわごころ)」に同じ。「—に、いとめでたく嬉しと思ふ」〈源・帚木〉
わらわ‐ごころ【童心】
子供の気持ち。子供心。「なほ—の失せぬにやあらむ」〈源・若菜上〉
わらわ‐ごと【童言】
子供っぽい言葉。子供らしい言葉。「—にてはなにかはせむ」〈土佐〉
わらわ‐ごらん【童御覧】
五節(ごせち)の3日目である陰暦11月中(なか)の卯(う)の日に、五節の舞姫の付随の童女と下仕えの女房を清涼殿に召...
わらわ‐しょうぞく【童装束】
「わらわそうぞく」に同じ。
わらわ・す【笑わす】
[動サ五(四)]「笑わせる」に同じ。「聴衆を—・す」 [動サ下二]「わらわせる」の文語形。
わらわ‐すがた【童姿】
元服前の子供の姿。子供の身なり。わらべすがた。「この君の御—、いと変へまうくおぼせど」〈源・桐壺〉
わらわ‐ずいじん【童随身】
随身をつとめる子供。「河原の大臣(おとど)の御例をまねびて—を賜はり給ひける」〈源・澪標〉
わらわ・せる【笑わせる】
[動サ下一][文]わらは・す[サ下二] 1 相手が笑うように仕向ける。「冗談で人を—・せる」 2 軽蔑・嘲笑(ちょ...
わらわ‐そうぞく【童装束】
公家や武家の子供の装束。細長(ほそなが)・汗衫(かざみ)・半尻(はんじり)・水干(すいかん)など。わらわしょうぞく。
わらわ‐てんじょう【童殿上】
平安時代、宮中の作法を見習うため、元服前の貴族の子供が、殿上の奉仕を許されたこと。また、その子供。童殿上人。殿上童...
わらわ‐ともだち【童友達】
子供のときの友だち。おさな友だち。「—なりし人に、年頃経て行きあひたるが」〈紫式部集・詞書〉
わらわ‐な【童名】
元服以前の名。子供のときの名。幼名。「いまだ—にて候と」〈義経記〉
わらわ‐なき【童泣き】
子供のように泣くこと。「—に泣く事はいと嗚呼(をこ)なる事にはあらずや」〈今昔・二五・一一〉
わらわ‐べ【童部】
1 子供。子供たち。「—のかしらばかりを洗ひつくろひて」〈枕・五〉 2 まだ子供である妻。自分の妻をへりくだってい...
わらわ‐まい【童舞】
子供の舞。特に、法会などで稚児の舞う舞。ちごまい。
わらわ‐め【童女】
女の子。少女。めのわらわ。「うばら一人—一人そへて」〈読・春雨・宮木が塚〉
わらわ‐やみ【瘧】
《「童(わらわ)病(やみ)」の意か》毎日または隔日に、時を定めて発熱する病気。マラリアに似た熱病。おこり。えやみ。
わら‐わら
[副] 1 多くの人が群れ集ったり、群衆がばらばらと散っていったりするさま。動物についてもいう。「解散の合図で皆が...
わらわれ‐もの【笑われ者】
人からあざけり笑われる対象となる者。「社内の—になる」
藁(わら)を焚(た)・く
1 そそのかす。たきつける。「うそをまことにとりなして、—・いたる科(とが)により」〈浮・元禄大平記〉 2 そしる...
ワランガル
インド南部、テランガーナ州の都市。州都ハイデラバードの北東約140キロメートル、クリシュナ川およびゴダバリ川流域に...
わらんじ【草鞋】
《「わらんず」の音変化》「わらじ」に同じ。「—をはき」〈幸若・山中常盤〉
わらんず【草鞋】
《「わらぐつ」の音変化》「わらじ」に同じ。「—などいふ物しばりはき」〈平家・二〉
ワランティー
(製品についての)保証。また、保証書。
ワラント
1 買取権。引受権。 2 新株買取権を与える証書。新株予約権証券ともいう。また、発行会社の株式を、定められた期間内...
ワラント‐さい【ワラント債】
社債権者に対し、発行会社の新株を定められた価格で買い付ける権利(ワラント)を付与した社債。平成14年(2002)の...
わらん‐べ【童/童部】
《「わらわべ」の音変化》「わらべ」に同じ。「—に還り愚に及ぶ」〈根無草・後〉
わらんべぐさ【わらんべ草】
江戸前期の狂言論。大蔵虎明(おおくらとらあきら)著。万治3年(1660)成立。狂言に関する作法や演技の心得、能楽一...
わり【割(り)】
1 割ること。また、割ったもの。「水—」「お湯—」 2 歩合の単位。1割は10分の1。「三—打者」 3 比率。割合...
わ‐り【和犂】
農具の一。古くから水田耕作に用いられたすき。
わり‐あい【割合】
[名] 1 全体に対する部分の、または他の数量に対するある数量の比率。率。割。「男子学生と女子学生の—が逆転する」...
わり‐あて【割(り)当て】
割り当てること。また、割り当てたもの。割り前。「仕事の—をする」
わり‐あ・てる【割(り)当てる】
[動タ下一][文]わりあ・つ[タ下二]全体をいくつかに分けて、それぞれにあてがう。配分する。わりふる。「費用を等分...
わり‐いし【割(り)石】
石材を割った、形が不定で鋭い角や縁をもつ石。
わり‐い・る【割り入る】
[動ラ四] 1 わりこむ。「まあまあ待て下さんせと二人が中へ—・るに」〈滑・七偏人・二〉 2 深く立ち入る。「こち...
わり‐いん【割(り)印】
2枚の書類が相互に関連していることを証明するため、両書類にまたがって1個の印章を押すこと。また、その印影。割り判。
わり‐かえ【割(り)替え】
「割地2」に同じ。