こ‐づか
《「こうづか(髪束)」の音変化》もとどり。
こ‐づか【小柄】
刀の鞘(さや)の差裏(さしうら)に添える小刀の柄。また、その小刀。
こ‐づかい【小使い】
用務員の旧称。
こ‐づかい【小遣い】
「小遣い銭」の略。
こづかい‐かせぎ【小遣い稼ぎ】
小遣い銭を得るための仕事をすること。
こづかい‐せん【小遣い銭】
生活費とは別にしたちょっとした買い物や娯楽など、日常の雑費に充てる金銭。ポケットマネー。「—にも事欠く」
こづかい‐ぜに【小遣い銭】
「こづかいせん」に同じ。「—などひそかに与えつ」〈逍遥・当世書生気質〉
こづかい‐ちょう【小遣い帳】
小遣い銭の収支を記しておく帳簿。
こづかい‐とり【小遣い取り】
小遣い銭またはその程度の金額を得るために働くこと。
こづかっぱら【小塚原】
現在の東京都荒川区南千住にあった江戸時代の刑場。獄門・はりつけなどの極刑が行われた。古塚原。骨ヶ原。
こづき‐えび【小突き蝦】
ゆでて干し、軽くたたいて皮を取り去った小さいえび。
こづき‐だ・す【小突き出す/小衝き出す】
[動サ五(四)] 1 こづいて外へ追い出す。「雨の中へ—・される」 2 言い出す。言い出す人をののしっていう。「覚...
こづき‐まわ・す【小突き回す/小衝き回す】
[動サ五(四)] 1 相手のからだをつついたり、上体をつかんで揺すったりする。「数人に囲まれて—・された」 2 し...
こ‐づ・く【小突く/小衝く】
[動カ五(四)] 1 相手のからだを指先などでちょっと突く。また、おさえて揺する。「ひじで—・く」 2 いじめて苦...
こ‐づくり【小作り】
[名・形動] 1 作りが小さいこと。「—なしゃれた家」⇔大作り。 2 からだつき全体が小さいこと。小柄。「—な男」...
こ‐づくり【木造り/木作り】
木で物をつくること。材木をひいて適宜の用材に仕立てること。また、その人。きどり。「わづかに、地蔵の—ばかりをし奉り...
こ‐づくり【子作り】
[名](スル)夫婦などが子をつくること。妊娠を目的に性交すること。
こづくり‐はじめ【木造り初め】
「手斧始(ちょうなはじ)め」に同じ。
こ‐づけ【子付け】
魚の刺身に、その卵をまぶした料理。子付け膾(なます)。
こ‐づけ【小付け】
1 大きい荷物の上に、さらにつける小さい荷物。「銭差、合羽、…下駄袋の類は本馬一駄乗りにかぎり貫目外の—とすること...
こ‐づけ【小漬(け)】
簡単な食事。湯漬け飯。小漬け飯。
こ‐づた・う【木伝ふ】
[動ハ四]木から木へ枝伝いに飛び移る。「梅桜咲きたるに、うぐひす—・ひ鳴きたるを見せて」〈更級〉
こ‐づち【小槌】
1 小さな槌。「打ち出の—」 2 紋所の名。打ち出の小槌を図案化したもの。
こ‐づつ【小筒】
1 小さな筒。特に、水や酒を入れる携帯用の竹筒。 2 小型の銃。小銃。⇔大筒。
こ‐づつみ【小包】
1 小さな包み。 2 「小包郵便物」の略。
こづつみ‐ゆうびんぶつ【小包郵便物】
従来は通常郵便物(はがきや手紙など)以外の、小形の物品を内容とする郵便物のこと。平成19年(2007)郵政民営化に...
こ‐づの【小角】
牛などの角の内部にある骨。
こ‐づま【小褄】
着物のつま。
こづま‐からげ【小褄紮げ/小褄絡げ】
婦人が着物の褄を帯の間に挟み、裾を引き上げて動きやすいようにすること。
小褄(こづま)を取(と)・る
「褄(つま)を取る」に同じ。「小褄取りたる昔の癖の、尚残りたる故にやあるらん」〈逍遥・当世書生気質〉
こ‐づめ【小爪】
1 つめの小さい切りくず。 2 つめの生え際にある、半月形の白い部分。爪半月。
こ‐づめ【小詰】
上方の歌舞伎・人形芝居で、端役。また、歌舞伎の下級役者。「曽我五郎となりて、二階の板敷き踏み破り、数十人の—を一度...
小爪(こづめ)を拾(ひろ)・う
言葉尻をとらえて非難する。
こ‐づら【小面】
1 顔つきを卑しめていう語。多く、「こづらがにくい」「こづらにくい」の形で用いる。→小面憎い 2 煉瓦(れんが)・...
こづら‐にく・い【小面憎い】
[形] [文]こづらにく・し[ク]顔を見るだけでもいやになるくらい憎らしい。小生意気で癪(しゃく)にさわる。「きい...
こ‐づる【小蔓/小釣】
小さな蔓草模様を織り出した金襴(きんらん)。初めは中国から輸入したが、のちには京都の西陣で織るようになった。「時代...
こづる‐まこと【小鶴誠】
[1922〜2003]プロ野球選手。福岡の生まれ。八幡(やはた)製鉄から、昭和17年(1942)名古屋軍(中日の前...
こ‐づれ【子連れ】
子を伴っていること。子供連れ。