た‐の‐む【田の実】
《「たのみ」の音変化》 1 「田の実(み)1」に同じ。 2 「田の実(む)の祝い」の略。また、その祝いの贈答品。 ...
た‐の‐む【田の面】
「たのも」の音変化。和歌などで「頼む」に掛けて用いる。「みよしのの里は荒れにし秋の野に誰を—の初雁の声」〈夫木・一二〉
たの・む【頼む/恃む/憑む】
[動マ五(四)] 1 相手に、こちらが希望するようにしてくれることを伝えて願う。依頼する。「用事を—・む」「口外し...
た‐の・む【手飲む】
[動マ四]手ですくって飲む。和歌で、多く「頼む」に掛ける。「山城の井手の玉水手にむすび—・みしかひもなき世なりけり...
頼(たの)む木(こ)の下(もと)に雨(あめ)漏(も)る
《せっかく木陰に雨宿りしたのに、そのかいもなくそこにも雨が漏ってくる、という意から》頼みにしていたのにあてがはずれ...
たのむ‐の‐いわい【田の実の祝(い)】
1 陰暦8月1日、稲の初穂を田の神・氏神などに供える穂掛けの行事。また、贈り物を相互に取り交わした民間行事。田の実...
たのむ‐の‐かり【田の面の雁】
田に下りている雁(がん)。和歌などで、多く「頼む」に掛けて用いる。「わが方によると鳴くなるみ吉野の—をいつか忘れむ...
たのむ‐の‐せち【田の実の節】
「田の実(む)の祝い」に同じ。
たのむら‐ちくでん【田能村竹田】
[1777〜1835]江戸後期の文人画家。豊後(ぶんご)の人。名は孝憲(たかのり)。字(あざな)は君彝(くんい)。...