ぼろ【梵論/暮露】
半僧半俗の物乞いの一種。鎌倉末期に発生。室町時代には尺八を吹いて物を乞う薦僧(こもそう)が現れ、のちの虚無僧(こむ...
ぼろ【襤褸】
《擬態語「ぼろぼろ」から出た語》 1 使い古しの布。ぼろきれ。「—で靴を磨く」 2 着古して破れた衣服。また、つぎ...
ぼろ
[接頭]《形容詞「ぼろい」の語幹から》動詞の連用形から変化した名詞に付いて、程度のはなはだしい意を表す。「—儲(も...
ぼろ‐あい【襤褸藍】
染料の一。藍染めの古い布を苛性(かせい)ソーダなどを加えて煮沸し、還元してとった藍。
ぼろ・い
[形] 1 元手や労力にくらべて、利益がはなはだ多い。楽で、もうけが多い。「—・い商売」 2 《「ぼろ(襤褸)」の...
ぼろいし‐やま【双石山】
宮崎県南東部、宮崎市南部にある山。鵜戸(うど)山地最北端に位置する。標高509メートル。南東部には加江田(かえだ)...
ぼろ‐いち【襤褸市】
古着・古物を近在の人々が持ち寄って売買する市。
ぼろ‐かす【襤褸滓】
1 ぼろきれやかすのように価値のないもの。 2 さんざんに悪く評価すること。ぼろくそ。「—に言われる」
襤褸(ぼろ)が◦出(で)る
隠していた欠点が現れる。「意外なことから—◦出る」
ぼろ‐きれ【襤褸切れ】
《「ぼろぎれ」とも》ぼろの切れはし。ぼろ。「—のように捨て去る」
ぼろ‐くそ【襤褸糞】
[名・形動]ひどく劣っていること。まったく価値のないこと。また、そのようなものとしてののしるさま。「—にけなす」
ボログダ
ロシア連邦西部、ボログダ州の都市。同州の州都。ボログダ川沿いに位置する。同国有数の古都であり、12世紀半ばにノブゴ...
ぼろ・ける【襤褸ける】
[動カ下一] 1 古くなってぼろぼろになる。「崖の下の、—・けた低い藁家に」〈三重吉・小鳥の巣〉 2 落ちぶれる。...
ボロシーロフグラード
ウクライナの都市ルハンシクの旧称。
ボロジノ
ロシア連邦西部、モスクワ州の村。同州西部、首都モスクワの西約120キロメートルに位置する。1812年にロシア軍とナ...
ボロス
ギリシャ中部、テッサリア地方の港湾都市。パガシティコス湾最奥部に位置し、同国第三の商業港がある。テッサリア地方の農...
ぼろ‐ぞうきん【襤褸雑巾】
使い古して汚れ破れた雑巾。また比喩的に、粗略に扱われたり、こき使われて疲れ果てたりしているさま。「—のように捨てられる」
ボロディン
[1833〜1887]ロシアの作曲家・化学者。ロシア国民楽派の五人組の一人で、強い東洋的色彩を特徴とした。作品に、...
ぼろ‐とじ【襤褸綴じ】
1 ぼろを縫い合わせること。また、その衣服。 2 つまらない針仕事。
ボロニア
オーストラリア固有のミカン科の低木。約90〜100種あり、そのうちの数種が日本で観賞用に栽培される。
ボロネジ
ロシア連邦西部、ドン川支流のボロネジ川に臨む河港都市。機械・化学工業が発達し、原子力センターがある。第二次大戦の激...
ボロネツ‐しゅうどういん【ボロネツ修道院】
《Mănăstirea Voroneţ》ルーマニア北東部の村ボロネツにある修道院。15世紀末、モルドバ公国のシュテ...
ボロネーゼ
イタリアの都市ボローニャの。ボローニャ風の。「スパゲッティ—(=ボローニャ風のミートソーススパゲッティ)」
ボロノイ‐きょうかい【ボロノイ境界】
⇒ボロノイ図
ボロノイ‐ず【ボロノイ図】
複数の点が散在する面や空間を、近接する点どうしを結ぶ線分の垂直二等分線(空間の場合は垂直二等分面)で分割してできる...
ボロノイ‐ためんたい【ボロノイ多面体】
⇒ボロノイ図
ボロノイ‐ぶんかつ【ボロノイ分割】
⇒ボロノイ図
ボロノイ‐りょういき【ボロノイ領域】
⇒ボロノイ図
ボロビツカヤ‐とう【ボロビツカヤ塔】
《Borovitskaya bashnya/Боровицкая башня》ロシア連邦の首都モスクワの中心部、ク...
ボロフェン
硼素原子が六角形の格子状に並んだ、1原子の厚さの層。理論的にその存在が予想され、2014年に実験的に確認された。
ボロブドゥル
⇒ボロブドゥール
ボロブドゥール‐じいんいせきぐん【ボロブドゥール寺院遺跡群】
⇒ボロブドゥール
ボロブドゥール
インドネシア、ジャワ島中部にある仏教遺跡。ジョグジャカルタの北西約40キロメートル、ケドウ盆地に位置する。9層の石...
ぼろ‐ぼろ【梵論梵論/暮露暮露】
「ぼろ(梵論)」に同じ。「—多く集まりて、九品(くほん)の念仏を申しけるに」〈徒然・一一五〉
ぼろ‐ぼろ
[副](スル) 1 粒状の物がこぼれ落ちるさま。「飯粒を—(と)こぼす」「大粒の涙を—(と)こぼす」 2 もろく崩...
ぼろぼろ‐の‐き【ぼろぼろの木】
ボロボロノキ科の落葉小高木。山地に生え、細枝は折れやすく、冬には落ちてしまう。葉は卵形で先がとがる。春、黄色の花を...
ぼろ‐まけ【ぼろ負け】
[名](スル)ひどく負けること。「打たれっぱなしで—する」
ボロメーター
温度上昇によって抵抗が変化する物質を利用して、赤外線などの放射エネルギーを測定する装置。
ぼろ‐もうけ【ぼろ儲け】
[名](スル)元手や労力の割に多大の利益を得ること。「相場で—する」
ぼろ‐や【襤褸屋】
1 ぼろを売買する職業。また、その店。 2 (「襤褸家」とも書く)老朽化していたんでいる家。
ぼろやのしゅんじゅう【ボロ家の春秋】
梅崎春生の小説。昭和29年(1954)発表。同年、第32回直木賞受賞。昭和33年(1958)、「渡る世間は鬼ばかり...
襤褸(ぼろ)を出(だ)・す
隠していた欠点を見せてしまう。「しゃべりすぎて—・す」
ボロン
1 硼素(ほうそ)。 2 タングステンの極細線に硼素を付着させた物質。強度・剛性にすぐれ、航空機の可動翼や水平安定...
ボロン‐シャフト
カーボン繊維にボロンを組みこんだ材料で作ったゴルフシャフト。軽さに粘り強さを加えたもの。
ぼろん‐じ【梵論字/梵論師】
「ぼろ(梵論)」に同じ。
ボロンツォフ‐きゅうでん【ボロンツォフ宮殿】
《Vorontsovs'kyi palats/Воронцовський палац》ウクライナ南部の都市オデーサ...
ボロン‐ロッド
《boron fiber rodから》カーボン繊維とボロン繊維で作った釣り竿。軽量で弾性率が高く、ぶれが少ない。
ボロース
スウェーデン南部の都市。イェーテボリの東約60キロメートルに位置する。17世紀にグスタフ1世アドルフにより建設。古...
ボローニャ
イタリア北東部の都市。アペニン山脈北麓(ほくろく)にある。12世紀ころ商業・学術都市として栄え、歴史的建造物が多い。
ボローニャ‐ソーセージ
子牛肉、豚の脂などから作る大形のスモークソーセージ。