あい‐な・し
[形ク] 1 感心できない。気にくわない。「親の、今は—・きよし、いひにやらむと」〈更級〉 2 おもしろみがない。...
あいな‐だのみ【あいな頼み】
あてにならない頼み事。「過ぎにし方のやうなる—の心おごりをだに」〈更級〉 [補説]一説に、分に過ぎた期待の意とも。
アイナ‐マハル
インド西部、グジャラート州の都市ブージにある宮殿。18世紀半ば、同地を統治した藩王により建造。プラグマハルに隣接す...
あい‐なめ【鮎魚女/鮎並】
カサゴ目アイナメ科の海水魚。全長約40センチ。体側に5本の側線がある。岩礁域に多く、体色は黄褐色から紫褐色まで場所...
あい‐なめし【藍韋】
「藍革(あいかわ)」に同じ。
あいなめ‐の‐まつり【相嘗の祭】
古代、陰暦11月初めの卯(う)の日に、新嘗祭(しんじょうさい)に先立って畿内71の神社に新穀を供えた神事。あいにえ...
あい‐な・る【相成る】
[動ラ五(四)]「なる」の改まった言い方。「いかが—・りましょうか」
愛(あい)に愛(あい)持(も)つ
かわいい上にかわいらしい、愛敬たっぷりなさまの表現。愛に愛らし。
あいにえ‐の‐まつり【相嘗の祭】
⇒あいなめのまつり
あい‐にく【生憎】
《「あやにく」の音変化》 [形動][文][ナリ]期待や目的にそぐわないさま。都合の悪いさま。「—な空模様」「—です...
アイヌ
《アイヌ語で人の意》北海道を中心に日本列島北部、樺太(からふと)(サハリン)・千島(クリル)列島などに居住する民族...
アイヌ‐ご【アイヌ語】
アイヌの言語。文字をもたず、系統について諸説ある。母音は日本語と同じ五母音で、子音は少なく、有声・無声の対立はない...
アイヌ‐しんぽう【アイヌ新法】
アイヌ文化振興法(アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律)の通称。 《正式名称...
アイヌ‐たちつぼすみれ【アイヌ立壺菫】
スミレ科の多年草。タチツボスミレの近縁種。高さ約20センチ。葉は心臓形。初夏、紫色の花が咲く。北海道、本州北部に分布。
アイヌぶんか‐しんこうほう【アイヌ文化振興法】
《「アイヌ文化の振興並びにアイヌの伝統等に関する知識の普及及び啓発に関する法律」の略称》アイヌの民族としての誇りを...
アイヌ‐みんぞくはくぶつかん【アイヌ民族博物館】
北海道白老郡白老町のポロト湖畔にある、アイヌ文化の保存・研究・紹介などのための博物館。昭和59年(1984)開設。...
アイネイアス
ギリシャ‐ローマ神話でトロイア方の英雄。女神アフロディテを母とする。ギリシャ軍に敗れてのち諸国を流浪、イタリアに渡...
アイネ‐クライネ‐ナハトムジーク
《小さな夜の曲の意》モーツァルトのセレナード第13番ト長調。1787年作曲。全4楽章。モーツァルトの作品の中でよく...
あい‐ねずみ【藍鼠】
藍色がかったねずみ色。藍気鼠(あいけねずみ)。あいねず。
あい‐ねん【愛念】
1 非常にいとしく思うこと。深く愛する気持ち。「その温かな—も、幸福な境界(きょうがい)も」〈二葉亭・浮雲〉 2 ...
あいのあいさつ【愛の挨拶】
《原題、(フランス)Salut d'amour》エルガーによるバイオリンとピアノのための楽曲。1888年、キャロラ...
あいのアレゴリー【愛のアレゴリー】
《原題、(イタリア)Allegoria del trionfo di Venere》⇒愛の寓意
あいのうしょう【壒嚢鈔】
室町中期の百科事典。僧行誉(ぎょうよ)の編。7巻。文安3年(1446)成立。事物の起源、和漢の故事、国字・漢字の語...
あいのうた【愛の歌】
《原題、(チェコ)Písně milostné》ドボルザークの歌曲集。1888年作曲。全8曲。歌曲集「糸杉」から8...
あい‐の‐かぜ【あいの風】
日本海沿岸で、沖から吹く夏のそよ風。あい。あゆ。あえのかぜ。《季 夏》
あいのがっこう【愛の学校】
「クオレ」の邦訳題名。
あい‐の‐きょうげん【間の狂言】
1 「間狂言(あいきょうげん)1」に同じ。 2 人形浄瑠璃で、段と段との間または浄瑠璃の間のつなぎに演じる小品歌舞...
あいのぎじゅつ【愛の技術】
《原題、(ラテン)Ars amatoria》古代ローマの詩人、オウィディウスによる叙情詩。紀元1年頃の作品。全3巻...
あい‐の‐くさび【間の楔】
1 木材などの継ぎ目を固定するために打ち込むくさび。 2 きまった仕事の合間に、他の仕事をすること。また、その合間...
あいのぐうい【愛の寓意】
《原題、(イタリア)Allegoria del trionfo di Venere》ブロンツィーノの絵画。板に油彩...
あい‐の‐けっしょう【愛の結晶】
愛情で結ばれた男女の間にできた子。
あい‐の‐こ【合(い)の子/間の子】
1 混血児。 2 異種生物の間に生まれた子。 3 二つのものの特質を備えていて、どちらともつかない中間のもの。
あいのこ‐ぶね【間の子船】
日本式と西洋式とをとりまぜてつくった木造帆船。明治後半から大正期にかけて沿岸航路用の荷船として使われた。
あいのこ‐べんとう【間の子弁当】
米飯に西洋風の副食物を添えた弁当。
あいのコリーダ【愛のコリーダ】
大島渚監督・脚本による日仏合作映画の題名。昭和51年(1976)公開。若松孝二がプロデュース、崔洋一が助監督として...
あいのさばく【愛の砂漠】
《原題、(フランス)Le désert de l'amour》モーリアックの小説。1925年刊。地方都市ボルドーを...
あいのし【愛の死】
《原題、(ドイツ)Liebestod》ワグナーの楽劇「トリスタンとイゾルデ」の第3幕終結部の管弦楽曲。独立して演奏...
あいのししゅう【愛の詩集】
室生犀星の詩集。大正7年(1918)刊。
あい‐の‐しゅく【間の宿】
近世、宿場と宿場との中間に設けられた、休憩のための宿(しゅく)。宿泊は禁じられていた。
あいのしょうりのぐうい【愛の勝利の寓意】
《原題、(イタリア)Allegoria del trionfo di Venere》⇒愛の寓意
あいのしんじゅ【愛の真珠】
《原題、(ドイツ)Perlen der Liebe》ヨーゼフ=シュトラウスの管弦楽によるワルツ。1857年初演。ヨ...
あい‐の‐す【愛の巣】
相愛の男女が二人だけで生活している住まい。「—を営む」
あいのせいかつ【愛の生活】
金井美恵子の短編小説。太宰治賞への投稿作品で、昭和42年(1967)「展望」誌に掲載され同賞次席となる。昭和43年...
あい‐の‐たけ【間ノ岳】
長野・静岡・山梨の県境、赤石山脈の主峰北岳と農鳥(のうとり)岳の間にある山。標高3189メートルで日本第4位の高峰。
あいの‐だいがく【藍野大学】
大阪府茨木市にある私立大学。平成16年(2004)に開学した。医療保健学部の単科大学。
あい‐の‐つち【相の槌】
「相槌(あいづち)」に同じ。
あい‐の‐つちやま【間の土山】
旧東海道鈴鹿越えの宿場町であった土山(滋賀県甲賀市)のこと。鈴鹿峠の西の山あいにあるので、こうよばれた。
あい‐の‐て【合(い)の手/相の手/間の手】
1 邦楽で、歌と歌の間に、三味線などの伴奏楽器だけで演奏する部分。 2 歌や踊りの調子に合わせて入れる手拍子や囃子...
あいのふうど【愛の風土】
《原題、(フランス)Climats》モーロアによる心理小説。1928年刊。
あい‐の‐ま【間の間/相の間】
1 主要な二つの部屋の間にある部屋。 2 神社建築で、本殿と拝殿との間にある部屋。権現造りや八幡造りなどにみられる...