うろこ‐くぎ【鱗釘】
三角状の薄い小さな金属片。建具の枠にガラスを固定させるときに用いる。三角釘。葉鋲(はびょう)。
うろこ‐ぐも【鱗雲】
空高くうろこ状に広がる白色の雲。巻積雲のこと。鰯雲(いわしぐも)。鯖雲(さばぐも)。《季 秋》
うろこ‐ごけ【鱗苔】
ウロコゴケ科の苔(たい)類。腐木の上などに生え、長さ2〜5センチ。葉は茎の両側にうろこのように重なって並び、茎の腹...
うろこふねたま‐がい
⇒スケーリーフット
うろこ‐むし【鱗虫】
多毛綱ウロコムシ科の環形動物の総称。干潮線付近の石の下などにすむ。体は扁平で、背面は2列に並ぶ12対以上のうろこで...
うろこ‐もん【鱗文】
二等辺三角形や正三角形を上下左右につないである文様。
うろこ‐よごれ【鱗汚れ】
浴室の鏡や金属部品、自動車の窓などに付着する、水あかによる汚れ。
うろ‐じ【有漏路】
仏語。煩悩(ぼんのう)にけがれた迷いの世界。この世。⇔無漏路(むろじ)。「迷ふも悟るも—より、無漏路へ送る茶屋が提...
ウロス‐とう【ウロス島】
《Isla de Los Uros》ペルーとボリビアの国境にあるチチカカ湖にあるペルー領の島。トトラと呼ばれる葦(...
ウロストミー
人工膀胱(ぼうこう)のこと。また、人工膀胱形成術。
うろた・う【狼狽ふ】
[動ハ下二]「うろたえる」の文語形。
うろた・える【狼狽える】
[動ア下一][文]うろた・ふ[ハ下二] 1 不意を打たれ、驚いたり慌てたりして取り乱す。狼狽(ろうばい)する。「う...
うろ‐ちょろ
[副](スル)目ざわりになるほど、あちこち動き回るさま。「そんなに—(と)されては仕事のじゃまになる」
うろ‐つ・く【彷徨く】
[動カ五(四)]目的もなくあちこち歩き回る。その辺りを行ったり来たりする。うろうろする。「のら犬が—・いている」
ウロツワフ
ポーランド南西部の都市。オーデル川に臨む河港をもつ。シロンスク地方の工業・文化の中心地。ウロツワフ大学、ウロツワフ...
ウロトロピン
ヘキサメチレンテトラミンの商標名。白色の粉末で、可溶性がある。尿路殺菌剤として用いる。
うろ‐ぬ・く【疎抜く】
[動カ五(四)]多くあるものの中から間をおいて引き抜く。まびく。おろぬく。「大根を—・く」
烏鷺(うろ)の争(あらそ)い
囲碁で勝負を争うこと。→烏鷺3
ウロビリノーゲン
腸に胆汁として排出されたビリルビンが腸内細菌によって還元されて生成する無色の物質。大部分は便へ排出されてウロビリン...
ウロビリン
糞便中でウロビリノーゲンが空気に触れ酸化されて生じる褐色の結晶。
うろ‐ほう【有漏法】
仏語。煩悩(ぼんのう)と結びついて、それを増すもの。迷いの世界に流転させるもの。四諦(したい)のうち、迷いの果と因...
ウロボロス
自分の尾を飲み込み、円形をなしている蛇または竜のこと。完全・永遠・不滅の象徴とされる。「—の竜」
う‐ろん【胡乱】
[名・形動]《唐音》 1 正体の怪しく疑わしいこと。また、そのさま。「—な者がうろついている」 2 確かでないこと...
ウロンゴング
オーストラリア、ニューサウスウェールズ州東部の港湾都市。シドニーの南約80キロメートルに位置し、タスマン海に臨む。...
ウロン‐さん【ウロン酸】
《uronic acid》糖の酸化により生ずる化合物。動物体内の解毒機構に関与するといわれる。
うろん‐ざ【胡乱座】
禅宗の法会で、僧が上下の席順によらず勝手に着席すること。
うろん‐もの【胡乱者】
怪しい人間。うさんくさい者。「やあ、いよいよ—、なかなか大抵では白状致すまい」〈浄・忠臣蔵〉
うわ【上】
[語素]名詞・動詞の上に付いて複合語を作り、位置・価値・程度などが他のものより「上(うえ)」の意を表す。「—唇」「...
うわあ
[感]感動したり驚いたりしたときなどに発する声。わあ。「—、大きいなあ」「—、ずいぶん汚したね」
うわ‐あご【上顎】
上のほうのあご。あごの上部。じょうがく。⇔下顎(したあご)。
うわ‐あしどり【上足取】
取引で、相場が上がる傾向にあること。
うわ‐うす【上臼】
ひき臼の、上に重ねて回すほうの石。
うわ‐うわ
[副](スル)言動に落ち着きがなく、気持ちがしっかりしていないさま。「—した…ほんの一時の出鱈目(でたらめ)だろう...
うわ‐え【上絵】
1 布地の白く染め抜いたところに別の色で絵や文様を描くこと。また、その絵。 2 素焼きに釉(うわぐすり)をかけて焼...
うわえ‐ぐすり【上絵釉】
「上(うわ)絵の具」に同じ。
うわ‐えだ【上枝】
木の上のほうの枝。うわえ。⇔下枝。
うわえ‐つけ【上絵付け】
上絵を描いた陶磁器を再び窯に入れて低温で焼き上げること。
うわ‐えのぐ【上絵の具】
陶磁器の表面に絵や文様を描くのに用いる顔料。無色の鉛釉(えんゆう)を溶媒とし、ベンガラ・酸化コバルト・酸化マンガン...
うわえ‐や【上絵屋】
染め物の上絵描きを職業とする家、また、職人。上絵師。
うわ‐えり【上襟/上領】
共襟(ともえり)、または掛け襟のこと。
うわ‐お【後夫/上夫】
二度目の夫。あとの夫。〈和名抄〉
ワオ
[感]驚きや喜びなどを表して発する語。ワーオ。「—、宝くじで3等が当たった」
うわ‐おおい【上覆い/上被い】
1 物に覆いかぶせる布・蓆(むしろ)・紙など。 2 汚れを防ぐために着物の上に着るもの。うわがけ。うわっぱり。
うわ‐おき【上置き】
1 たんすなどの上に置く、小さな戸棚や箱。上置き棚。 2 飯、雑煮の餅、うどん・そばなど、主食となるものの上にのせ...
うわ‐おそい【上襲】
衵(あこめ)や袿(うちき)の上に重ねる衣。うわがけ。「この衵の—は、なにの色にかつかうまつらすべき」〈枕・八〉
うわ‐おび【上帯/表帯】
1 着物のいちばん外に締める帯。 2 鎧(よろい)・腹巻き・胴丸の類の胴先につける帯。ひもや布帯を用いる。「鎧の—...
うわ‐かい【宇和海】
愛媛県西部、佐田岬半島の南、豊後(ぶんご)水道に面する海域。リアス海岸が発達。南部の愛南(あいなん)町に宇和海海域...
うわ‐がけ【上掛(け)】
1 上にひっかけて着るもの。うわっぱり。 2 いちばん上にかける布団。また、こたつ布団の上にかぶせる布地類。 3 ...
うわ‐かぜ【上風】
草木などの上を吹きわたる風。「時雨うちして荻の—もただならぬ夕暮れに」〈源・少女〉
うわ‐かぶき【上傾き】
[名・形動ナリ] 1 上部が重くて傾いていること。また、そのさま。「かたぶくや—なる月の笠/成政」〈毛吹草〉 2 ...