肝(きも)を煎(い)・る
1 心をいら立たせる。やきもきする。「円道様も為右衛門様も定めし—・って居らるるじゃろ」〈露伴・五重塔〉 2 世話...
肝(きも)を砕(くだ)・く
1 あれこれと思い悩む。「これを聞き、かれを聞くにも、心を迷はし—・く」〈盛衰記・四一〉 2 苦心して考えをめぐら...
肝(きも)を消(け)・す
1 「肝を潰(つぶ)す」に同じ。「—・して周章(あわ)てて逃出そうとすると」〈魯庵・破垣〉 2 苦心する。心を尽く...
肝(きも)を据(す)・える
覚悟を決める。腹を据える。
肝(きも)を潰(つぶ)・す
非常に驚く。
肝(きも)を嘗(な)・める
《「嘗胆(しょうたん)」を訓読みにした語》ひどくつらい思いをする。→臥薪嘗胆(がしんしょうたん)
肝(きも)を冷(ひ)や・す
驚き恐れて、ひやりとする。
肝(きも)を焼(や)・く
心をいら立たせる。苦慮する。
き‐もん【気門】
昆虫・クモなど、気管で呼吸する節足動物の体の側面にある呼吸のための穴。気管に続く。各体節に一対ずつあるものが多い。...
き‐もん【奇問】
奇抜な質問。変な出問。「難問—」
き‐もん【記問】
古書を読んでただ暗記しているだけで、その知識を活用しないこと。
き‐もん【起文】
「起請文(きしょうもん)」の略。
き‐もん【鬼門】
1 陰陽道(おんようどう)で、邪悪な鬼が出入りするとして万事に忌み嫌われた艮(うしとら)(北東)の方角。また、その...
き‐もん【崎門】
儒学者、山崎闇斎(やまざきあんさい)の門下。
き‐もん【旗門】
スキー競技のアルペン種目やスノーボードの回転・大回転競技で、コースを指示するために連続して立てられた同色一対の旗、...
キモン
[前512ころ〜前449ころ]古代ギリシャのアテネの政治家・将軍。ペルシア海軍に大勝。キプロス遠征中に戦死。
きもん‐かど【鬼門角】
鬼門の方角。また、その方角にあたる場所。「此の家—なる事を気にかけ」〈浮・織留・四〉
きもん‐の‐がく【記問の学】
記問にしかすぎない学問。消化されずに自分のものとなっていない学問。
きもん‐よけ【鬼門除け】
鬼門の方角に神仏をまつり、災難を避けようとすること。うしとらよけ。