き‐がね【黄金】
黄金(こがね)のこと。近世、特に大判・小判をさす。「都の人に—八十枚に代(しろ)なしてより」〈浮・織留・二〉
き‐がね【気兼ね】
[名](スル)他人の思わくなどに気をつかうこと。遠慮。「隣り近所に—する」
気(き)が乗(の)・る
そのことをする意欲がわく。また、興味がわく。気乗りがする。「—・らない顔つき」
木(き)が入(はい)・る
演芸・演劇・相撲などで、開場・開幕・口上などの合図に拍子木が打たれる。
気(き)が早(はや)・い
せっかちである。気短である。
気(き)が張(は)・る
気持ちが引きしまる。緊張する。「上司の前では—・る」
気(き)が晴(は)・れる
気持ちがすっきりする。「言うだけ言って—・れる」
気(き)が引(ひ)・ける
気おくれがする。引け目を感じる。
気(き)が触(ふ)・れる
1 正気でなくなる。気が狂う。 2 心が動く。「さもしい金に—・れた見世(みせ)女郎のあさましさと」〈浄・冥途の飛脚〉
気(き)が減(へ)・る
気疲れする。はらはらする。「こりゃどうもならぬ。ああ、ああ、—・る」〈浮・一代男・四〉
気(き)が変(へん)にな・る
精神の働きが正常でなくなる。
きがぼくし【飢餓牧師】
《原題、(ドイツ)Der Hungerpastor》ラーベの長編小説。1864年刊。全3巻。「アブー‐テルファン」...
き‐がまえ【気構え】
1 物事に対処する心の準備。また、物事に取り組む際の意気込みや心構え。「同僚とは仕事への—が違う」 2 漢字の構え...
き‐がま・える【気構える】
[動ア下一][文]きがま・ふ[ハ下二]物事に対して心の準備をする。「初対面だからと—・えなくともよい」
気(き)が紛(まぎ)・れる
嫌な気分や緊張感が、他に関心を向けることによって忘れられる。「芝居を見たら—・れた」
気(き)が回(まわ)・る
1 細かいところまで注意がゆきとどく。「そこまで—・らなかった」 2 邪推する。「もしやどこぞへ寄ってかと—・った...
き‐がみ【生紙】
1 「生漉(きず)き紙」に同じ。 2 熟紙(じゅくし)に対し、加工を施していないすいたままの和紙。
き‐がみ【黄紙】
江戸時代、奉行などが上司に差し出す伺い書に添付した黄色の紙片。
気(き)が短(みじか)・い
短気である。すぐいらいらしたり怒ったりする。
気(き)が向(む)・く
ある事をしたい気になる。
気(き)が滅入(めい)・る
陰気で憂鬱(ゆううつ)な気分になる。元気がなくなる。「病気がちで—・る」
気(き)が揉(も)・める
心配で気持ちが落ち着かない。やきもきする。「到着が遅れて—・める」
気(き)が休(やす)ま・る
気分が安らかになる。「音楽を聴くと—・る」
きが‐ゆしゅつ【飢餓輸出】
外貨を獲得するために、国内の消費を切りつめて輸入を抑制する一方、国民の生活必要物資までも輸出すること。
気(き)が緩(ゆる)・む
緊張感がなくなる。気持ちの張りがなくなる。「テストが終わって—・む」
気(き)が弱(よわ)・い
自信が持てずに、他人に気兼ねしたり、思いどおりに行動できなかったりする。
き‐がらちゃ【黄枯ら茶/黄唐茶】
1 染め色の名。薄い藍色を帯びた薄茶色。 2 「黄枯ら茶飯」の略。
きがらちゃ‐めし【黄枯ら茶飯】
醤油と酒などとを加えて炊いた飯。
キガリ
ルワンダ共和国の首都。標高1500メートルの高原地帯にある。20世紀初頭、ドイツ植民地時代に建設され、独立にともな...
きが‐りょうほう【飢餓療法】
水分以外の食物を制限するか断つかして、病気の治療効果をあげようとする方法。絶食療法。断食(だんじき)療法。
き‐がる【気軽】
[形動][文][ナリ]こだわったり面倒がったりしないで行動に出るさま。また、堅苦しくなくて、気がおけないさま。「—...
き‐がる・い【気軽い】
[形][文]きがる・し[ク]気軽であるさま。こだわりがなく、あっさりしている。「誰とでも—・くつきあう」
き‐がわ【黄皮/橘皮】
橘(たちばな)などの実の皮。刻んで香辛料として料理に用いる。〈和名抄〉
気(き)が若(わか)・い
年齢のわりに気の持ち方が若い。
き‐がわり【気変(わ)り】
1 「心移り」に同じ。 2 株式で、相場での売買の人気が変動すること。
き‐がん【危岩/危巌】
険しくそびえ立つ岩。
き‐がん【奇岩/奇巌】
珍しい形をした大きな岩。「—怪石」
き‐がん【祈願】
[名](スル)ある目的が達成されるように、神仏に祈り願うこと。「世界平和を—する」
き‐がん【起龕】
禅宗で、葬儀のとき、棺を墓所へ送り出すこと。
き‐がん【帰雁】
春になって、北へ帰っていく雁。《季 春》「順礼に打ちまじりゆく—かな/嵐雪」
き‐がん【輝岩】
火成岩の一。輝石を主成分とする完晶質の粗粒の超塩基性岩。
きがん‐じょ【祈願所】
祈願のために建立した社寺。多く、天皇または将軍・大名などの建立したもの。
き‐がんぴ【黄雁皮】
ジンチョウゲ科の落葉低木。関西地方以西の山地に自生し、高さ約1メートル。葉は卵形で対生。秋、黄色の小花が咲く。樹皮...
きき【利き/効き】
1 働き。作用。「ブレーキの—が悪い」 2 効き目。効能。「—の早い薬」 3 名詞と複合して、その働きがすぐれてい...
きき【聞き】
1 耳に聞くこと。また、聞こえる音。「百鳥(ももとり)の来居て鳴く声春されば—のかなしも」〈万・四〇八九〉 2 《...
き‐き【危機】
悪い結果が予測される危険な時・状況。あやうい状態。「—に瀕(ひん)する」「経営—を乗り切る」
き‐き【忌諱】
[名](スル)《慣用読みで「きい」とも》嫌って避けること。
き‐き【汽機】
蒸気機関のこと。
き‐き【既記】
すでに記したこと。
き‐き【記紀】
古事記と日本書紀。