ぎょくおん‐ほうそう【玉音放送】
昭和20年(1945)8月15日正午、天皇が終戦の詔書を読んだラジオ放送。
ぎょくかい【玉海】
中国の類書。200巻。宋の王応麟の撰。古今の文献にみえる事柄を天文・律暦・地理など21部門・240余項目に分類し収...
ぎょっかいしゅう【玉海集】
俳諧書。明暦2年(1656)刊。7冊。松永貞徳が選定した発句・付句に、弟子の安原貞室が増補して、貞徳の没後に刊行し...
ぎょく‐かん【玉澗】
中国、宋末・元初の画僧。本名は若芬(じゃくふん)、字(あざな)は仲石。浙江(せっこう)省の人。破墨(はぼく)山水を...
ぎょく‐がん【玉眼】
1 仏像などの眼(め)に水晶などをはめこんだもの。また、その技法。彫眼(ちょうがん)にかわって鎌倉時代以後一般化し...
ぎょく‐がん【玉顔】
1 玉のように美しい顔。 2 天皇の顔。竜顔。
ぎょく‐こう【玉稿】
⇒ぎょっこう(玉稿)
ぎょく‐こう【玉皇】
中国の民間信仰や道教での最高神。玉皇大帝。ぎょっこう。
ぎょく‐さい【玉砕/玉摧】
[名](スル)玉のように美しくくだけ散ること。全力で戦い、名誉・忠節を守って潔く死ぬこと。「—した守備隊」⇔瓦全(...
ぎょく‐さつ【玉札】
相手を敬って、その手紙をいう語。〈日葡〉
ぎょくさん‐じ【玉山祠】
《Den Ngoc Son》ベトナムの首都ハノイの市街中心部、ホアンキエム湖に浮かぶゴックソン島にある祠堂。13世...
ぎょく‐ざ【玉座】
天皇・国王のすわる席。
ぎょく‐ざん【玉山】
1 玉のとれる山。 2 人柄・容姿などの優れている人をたとえていう語。
ぎょく‐ざん【玉山】
台湾の最高峰。標高3997メートル。日本の統治時代には、新高(にいたか)山とよんだ。ユイシャン。
玉山(ぎょくざん)崩(くず)る
《「世説新語」容止から》容姿のりっぱな人が酔いつぶれるたとえ。
ぎょく‐し【玉巵】
美しいさかずき。玉杯。
ぎょく‐し【玉趾】
天子や貴人の足。また、相手を敬って、その人の足をいう語。おみあし。
ぎょく‐しゅ【玉手】
1 美しい手。 2 天子の手。また、他人を敬って、その手や書いたものをいう語。
ぎょく‐しゅ【玉酒】
いい酒。うまい酒。
ぎょく‐しょ【玉書】
他人を敬って、その手紙をいう語。玉章。
ぎょく‐しょう【玉将】
将棋の駒で、慣例として下手(したて)の者が用いる王将。玉(ぎょく)。→王将1
ぎょく‐しょう【玉章】
1 美しい詩文。 2 他人を敬い、その手紙・文章をいう語。玉書。たまずさ。
ぎょく‐しょう【玉觴】
玉で作った杯。玉杯。
ぎょく‐しょく【玉食】
非常にぜいたくなものを食べること。美食。「錦衣—」
玉趾(ぎょくし)を挙(あ)・ぐ
《「春秋左伝」僖公二六年から》貴人が足を運ぶ。また、貴人が来て下さる。「将軍一たび—・げて」〈竜渓・経国美談〉
ぎょく‐しん【玉簪】
玉で美しく飾ったかんざし。
ぎょくしん‐か【玉心花】
アカネ科の常緑低木。高さ1〜3メートル。葉は長楕円形で、春から夏にかけて白色の小花を散房状につける。日本では九州南...
ギョク‐しんがっこう【ギョク神学校】
《Gök Medrese》トルコ中東部の都市シバスの市街中心部にある、かつての神学校。13世紀末、ルームセルジュー...
ぎょく‐じ【玉璽】
天子の印。御璽(ぎょじ)。
ぎょく‐じゅ【玉樹】
1 美しい木。 2 風姿の高潔な人。 3 エンジュの別名。
ぎょくじゅ【玉樹】
中国青海省中南部の都市。通天河流域の標高3700メートルの高所にある。牧畜や食肉加工業が発達。ユイシュー。
ぎょく‐じゅう【玉什】
「玉詠(ぎょくえい)」に同じ。
ぎょく‐じょ【玉女】
1 玉のように美しい女性。「七宝の蓮花を生じ、一々の花の上に各七人の—あり」〈太平記・二四〉 2 仙女。天女。「仙...
ぎょく‐じょう【玉条】
1 美しい枝。 2 尊重し、守るべき規則・法律。「金科—」
ぎょく‐じん【玉人】
1 玉を磨き、加工する職人。 2 容姿の美しい人。また、人格の高い人。
ぎょくずい【玉蕊】
鎌倉時代、九条道家の日記。承元3年(1209)から暦仁元年(1238)まで断続的に伝わり、有職故実(ゆうそくこじつ...
ぎょく‐ずい【玉髄】
石英の微小な結晶からなる鉱物。透明または半透明で、色は白・灰・淡褐・赤・緑色など、含む不純物により異なる。美しいも...
ぎょく‐せい【玉成】
[名](スル)玉のようにりっぱに磨きあげること。りっぱな人物に育てあげること。
ぎょく‐せいり【玉整理】
信用取引や清算取引で、売買が増加して相場の動きが鈍くなったとき、売り方の買い戻しと買い方の転売によって、取り組みが...
ぎょく‐せき【玉石】
1 玉と石。 2 価値のあるものとないもの。良いものと悪いもの。「—混淆」 3 宝石。〈日葡〉
ぎょくせき‐こんこう【玉石混淆】
[名](スル)《「抱朴子」外篇・尚博から》価値のあるものとないものとが、入りまじっていること。 [補説]「玉石混合...
玉石(ぎょくせき)倶(とも)に焚(た)く
《「書経」胤征から》良いものも悪いものも、ともに滅びる。
ぎょく‐せつ【玉折】
玉が砕けること。転じて、才子・佳人が若死にすることのたとえ。
ぎょく‐せつ【玉屑】
1 玉を砕いた粉末。不老不死の仙薬とされた。 2 詩文の中のすぐれた一節。 3 雪。特に、降る雪。「—霏々(ひひ)...
ぎょく‐せん【玉泉】
1 清らかな泉。 2 《天台大師智顗(ちぎ)が中国湖北省当陽県玉泉山の玉泉寺に住したところから》天台宗のこと。
ぎょく‐せん【玉蟾】
《月の中に三つ足の蟾(ヒキガエル)がいるという伝説から》月の異称。
ぎょくせん‐じ【玉泉寺】
静岡県下田市柿崎にある曹洞宗の寺。山号は瑞竜山。天正年間(1573〜1592)俊栄の開山。幕末、ハリスの着任後はア...
ぎょくせんじょう【玉泉帖】
平安時代、小野道風が白楽天の詩を楷・行・草3書を混用して書写したもの。名は巻首の詩句「玉泉南澗花奇恠」から。
ぎょくせん‐どう【玉泉洞】
沖縄県、沖縄島南東部にある鍾乳洞。南城市玉城(たまぐすく)の雄樋(ゆうひ)川下流に位置する。30万年前に形成された...
ぎょく‐たい【玉体】
1 玉のように美しいからだ。 2 天子または貴人のからだ。 3 他人を敬って、そのからだをいう語。