ぎん‐ぷん【銀粉】
銀の粉末。また、銀色の粉末。蒔絵(まきえ)などに用いる。
ぎんぷん‐まきじ【銀粉蒔地】
⇒銀彩地(ぎんだみじ)
ぎん‐ぺい【銀幣】
1 銀の貨幣。 2 銀色の幣(ぬさ)。
ぎんほんい‐せいど【銀本位制度】
銀を価値尺度とし、一定重量の銀を価格の度量標準とする貨幣制度。
ぎん‐ぽ【銀宝】
ニシキギンポ科の海水魚。沿岸にすみ、全長約20センチ。体は細長く、側扁し、頭は小さい。背びれがえらあなの上方から尾...
ぎん‐ぽ【吟歩】
[名](スル)詩歌をうたいながら、また、詩歌をつくりながら歩くこと。「明月に乗じ山野—し侍るに」〈去来抄・先師評〉
ぎん‐まく【銀幕】
映写幕。スクリーン。転じて、映画。また、映画界。「—のスター」
ぎん‐み【吟味】
[名](スル)《3が原義》 1 物事を念入りに調べること。また、念入りに調べて選ぶこと。「よく—した材料を用いる」...
ぎんみ‐うかがいがき【吟味伺書】
江戸時代、幕府の吟味筋(刑事裁判)で、専決権をもたない事件について、いかなる刑を科すべきか上司に指示を仰ぐ文書。代...
ぎんみ‐かた【吟味方】
⇒吟味掛(ぎんみがかり)
ぎんみかた‐あらためやく【吟味方改役】
江戸幕府の職名。勘定吟味役のもとで、勘定方の調べた公文書を再吟味する役。
ぎんみ‐がかり【吟味掛】
江戸時代の裁判で、訴訟や犯罪を調べただす役。吟味役。吟味方。
ぎんみ‐すじ【吟味筋】
江戸幕府の裁判手続きの一。被疑者を奉行所や代官所の独自の判断で召喚して審理するもの。今日の刑事裁判にあたる。→出入...
ぎんみ‐もの【吟味物】
江戸時代、吟味筋(すじ)によって裁判が行われる刑事事件。
ぎんみもの‐しらべやく【吟味物調役】
江戸幕府の職名。寺社奉行・町奉行のもとで、刑事訴訟の下調べや公文書の調査などをする役。
ぎん‐みゃく【銀脈】
銀の鉱脈。
ぎんみ‐やく【吟味役】
⇒吟味掛(ぎんみがかり)
ぎん‐め【銀目】
江戸時代の銀貨の単位の名目。貫・匁・分(ふん)・厘など。
ぎん‐め【銀目/銀眼】
1 猫などで、目の色が銀色のもの。 2 「銀目鯛」の略。
ぎんめい‐すい【銀明水】
富士山頂の浅間(せんげん)神社奥宮の東方に湧き出す泉。霊水とされる。
ぎん‐めし【銀飯】
白米の飯。
ぎんめ‐だい【銀目鯛】
キンメダイ目ギンメダイ科の海水魚。全長約30センチ。やや深海にすみ、体形はキンメダイに似て、体が銀色。下あごに一対...
ぎん‐メダル【銀メダル】
銀製、または銀めっきのメダル。オリンピックなどの準優勝者に与えられる。
ぎん‐めっき【銀鍍金】
[名](スル)他の金属の表面に、銀の薄膜を付着させること。また、そのもの。ふつうは、銀シアン化カリウムを電解液とす...
ぎん‐めん【銀面】
馬具の一。唐鞍(からくら)を置くときに、馬の面を飾る銀めっきの用具。額に唐花、額の上には、菖蒲形(しょうぶがた)を...
ぎん‐もくせい【銀木犀】
モクセイ科の常緑小高木。キンモクセイに似て、秋、白い小花を多数つけ束生し、強い芳香を放つ。中国の原産。《季 秋》
ぎん‐もじ【銀文字】
銀泥・銀粉・銀箔(ぎんぱく)などで書いた銀色の文字。銀字。
ぎん‐モール【銀モール】
1 銀糸をより合わせたひも。また、銀めっきを施した細い金属線。装飾用。 2 横糸に銀糸、縦糸に絹糸を用いた織物。
ぎん‐やんま【銀蜻蜓】
ヤンマ科のトンボ。体長7センチくらい。全体に光沢のある緑色で、腹部の基部が雄は青色で銀色の部分があり、雌は黄緑色、...
ぎん‐ゆう【吟友】
詩歌を作る仲間。詩友。
ぎんゆう‐しじん【吟遊詩人】
1 中世ヨーロッパで、恋愛歌や民衆的な歌を歌いながら各地を遍歴した芸人。 2 ⇒トルバドゥール [補説]作品名別項...
ぎんゆうしじん【吟遊詩人】
《原題、(フィンランド)Bardi》シベリウスの交響詩。1913年作曲。作曲者自身の指揮によりヘルシンキで初演。
ぎん‐よう【銀葉】
1 銀を紙のように薄く打ち延ばしたもの。 2 香道の道具の一。雲母(うんも)の薄片に金銀の縁をつけたもの。香をたく...
ぎんよう‐アカシア【銀葉アカシア】
マメ科アカシア属の常緑高木。葉は羽状複葉で、小葉は白粉を帯びる。春、葉の付け根に、黄色の小花が集まって咲く。オース...
ぎん‐よく【銀翼】
飛行機のつばさ。飛行機。
ぎん‐らん【銀蘭】
ラン科の多年草。低山の木陰に生え、高さ20〜30センチ。茎の上部に楕円形の葉を2、3枚つける。春、数個の白い小花を...
ぎん‐らん【銀襴】
綾地または繻子地(しゅすじ)に銀糸で文様を織り出した織物。
ぎんりょう‐そう【銀竜草】
ツツジ科の多年生の菌従属栄養植物。山地の陰地に生え、高さ約10センチ。褐色の根以外はすべて白く半透明。茎は太く直立...
ぎん‐りん【銀輪】
1 銀で作った輪(わ)。また、銀色の輪。 2 自転車の車輪。また、自転車。
ぎん‐りん【銀鱗】
銀色のうろこ。また、銀色に光ってみえる魚。「急流に—が躍る」
ぎん‐る【銀縷】
銀の糸。また、銀色の糸。
ぎん‐れい【銀鈴】
銀製のすず。銀色のすず。
ぎん‐れい【銀嶺】
雪が積もって銀白色に輝く山。
ぎんれい‐か【銀鈴花】
サクラソウ科の多年草。山地の湿った地に生え、高さ30〜60センチ。葉は互生し、長楕円形で先がとがる。夏、白い小花を...
ぎんれいのはて【銀嶺の果て】
黒沢明原作・脚本、谷口千吉監督による映画の題名。昭和22年(1947)公開。谷口の初監督作品で、俳優三船敏郎のデビ...
ぎん‐レフ【銀レフ】
《「レフ」は「レフレクター」の略》写真撮影に用いるレフレクターの一。表面を銀色に仕上げた反射板。
ぎんれん【銀聯】
中国の銀行間決済ネットワーク。中国銀聯が運営。日本・米国・韓国・ドイツ・フランスなどの銀行やカード会社とも提携し、...
ぎんれん‐カード【銀聯カード】
主に中国で発行されているデビットカード。預金の範囲内で、ATMでの現金の引き出しや加盟店での決済に利用できる。中国...
ぎん‐ろう【銀鑞】
銀・銅・亜鉛・カドミウムなどからなる合金。金属どうしの接合に用いる。
ぎんろ‐ばい【銀露梅】
キンロバイの変種。花が白色のもの。本州中部と四国の高山にみられる。白露梅。《季 春》