げんししつりょう‐たんい【原子質量単位】
かつての原子や分子の質量を表す単位。現在は統一原子質量単位が用いられる。記号amu, AMU
げんし‐しゃかい【原始社会】
1 原始時代の社会。 2 近代・現代における未開民族の社会。→未開社会
げんししゃのぶんがく【幻視者の文学】
安東次男による文芸評論集。昭和35年(1960)刊行。梶井基次郎、中原中也などを取り上げる。
げんし‐しゅうきょう【原始宗教】
原始・未開社会で行われる宗教。特定の開祖がなく、儀礼が公共的に行われ、法・政治・経済・道徳・慣習などと密接にかかわ...
げんし‐しゅとく【原始取得】
ある権利を、他人から引き継がないで、新しく取得すること。先占取得・遺失物拾得・時効取得など。→承継取得
げんし‐しん【原子芯】
原子から最外殻の価電子を除いた部分。原子核および原子核と強く結合した電子殻からなる系をさす。
げんし‐しんせい【原始心性】
《primitive mentality》文明社会の一般成人とは質の異なった、未開人のもつ精神的特性。因果律を無視...
げんし‐じ【原子時】
セシウム原子を使った原子時計で定義される時刻。AT(atomic time)。→国際原子時 →天文時
げんし‐じかりつ【原子磁化率】
原子1モル当たりの磁化率。一般に磁化率をχとするとχAで表される。
げんし‐じしゃく【原子磁石】
原子を一つの磁石と見なしたもの。原子核のまわりを回る電子、および原子核と電子のスピンにより磁性が生じる。
げんし‐じだい【原始時代】
文明が開けず、人間が原始的な生活を営んでいた時代。有史以前をさしていう場合が多い。
げんし‐じだい【原史時代】
考古学上の時代区分の一。先史時代から歴史時代に入る過渡の時期で、文献資料に乏しい時代。日本では古墳時代がこれに相当...
げんし‐じゅうりょくは【原始重力波】
インフレーション宇宙論から導かれる時空構造のゆらぎに伴う重力波。宇宙創成直後に生じた量子ゆらぎが時空構造に作用し、...
げんし‐じん【原始人】
原始時代の人間。また、未開・未発達の段階にある人類。
げんしすいそ‐ようせつほう【原子水素溶接法】
2本の電極間にアーク放電を起こし、その中に水素を吹き込んで行う溶接法。特殊鋼・ステンレス鋼などの溶接に用いる。
げんし‐スイッチ【原子スイッチ】
1個から数個程度の原子の移動をナノメートル程度の精度で制御し、スイッチングを行う素子。従来の半導体素子に比べ、低電...
げんし‐スペクトル【原子スペクトル】
原子状態にある気体を高温に熱したときに、原子が放出または吸収するスペクトル。多くは線スペクトル。
げんし‐せい【原始星】
希薄な星間ガスが固まってできたと考えられる、恒星形成の初期の天体。
げんしせい‐えんばん【原始星円盤】
原始星の周りに集まったガスや塵(ちり)による円盤。回転や磁場の作用によって薄い円盤状になり、円盤と垂直な方向(原始...
げんし‐せいしょくさいぼう【原始生殖細胞】
⇒始原生殖細胞
げんしせい‐ジェット【原始星ジェット】
原始星から放出される細く絞られた高速のプラズマ流。ガスや塵(ちり)が原始星に集まって円盤状になり、円盤と垂直な方向...
げんし‐せつ【原子説】
物質を連続的なものとみる説に対して、不連続的なものとみなし、物質は最小の単位である原子からできているとする説。19...
げんし‐せん【原子線】
中性原子からなる粒子線。原子や原子核の性質や構造に関する研究に利用される。電子にスピンがあることを示したシュテルン...
げんし‐たい【原糸体】
コケ植物・シダ植物の胞子が発芽してできる、緑色の糸状の配偶体。シダ植物では前葉体に発達する。
げんし‐たいき【原始大気】
地球進化のごく初期の大気。現在の大気組成とは大幅に異なり、水蒸気や二酸化炭素に富み、酸素はなかったとされる。
げんし‐たいせき【原子体積】
⇒原子容
げんしたいようけい‐えんばん【原始太陽系円盤】
太陽系天体誕生の前段階にあったとされる太陽周囲の濃いガスと塵(ちり)からなる円盤。原始星円盤の名残であり、円盤の中...
げんしたいようけい‐せいうん【原始太陽系星雲】
⇒原始太陽系円盤
げんし‐だん【原子団】
化合物の分子内で、一つの化学単位を作っている原子の集団。
げんし‐ちゅうせいしせい【原始中性子星】
太陽の8倍以上の質量をもつ恒星の寿命が尽きるときに、重力崩壊によって中心部に形成される天体。高温・高密度の状態で、...
げん‐しつ【玄室】
古墳時代の横穴式石室などの棺を納める部屋。普通は一室。
げん‐しつ【言質】
⇒げんち(言質)
げん‐しつ【原質】
1 本来の性質。 2 そのものを組成する根本の物質・要素。「糖—」
げんし‐つう【幻肢痛】
すでに切断された手や足がまだあるように思われ、痛みを感じる状態。
げんし‐てき【原始的】
[形動]おおもとに近いさま。まだ初期の段階で、十分に進化・発達をしていないさま。また、素朴で単純なさま。「—な形態...
げんしてき‐ちくせき【原始的蓄積】
⇒本源的蓄積
げんしてき‐はんのう【原始的反応】
心理学で、ある事態に当面したときに示す、理性的でない情動的行動。意識的でない反応。
げんし‐てんそん【元始天尊】
道教における最高神。道教では多くの神々が信仰されるが、それら神々の頂点に位置する。
げんし‐どけい【原子時計】
原子の特定の二つのエネルギー準位間の遷移によって放射されるマイクロ波の振動数が一定であることを利用した時計。多くセ...
げんし‐ニュートリノ【原始ニュートリノ】
⇒宇宙背景ニュートリノ
げんし‐ねつ【原子熱】
原子量と比熱の積。1グラム原子の物質の温度を1度上げる熱量。
げんし‐ねんりょう【原子燃料】
⇒核燃料
げんしねんりょう‐サイクル【原子燃料サイクル】
⇒核燃料サイクル
げんし‐はんしゃ【原始反射】
新生児に見られる種々の反射。胎外の環境で生命維持をする上で不可欠なものが多く、サルと共通するものもある。通常、成長...
げんし‐ばくだん【原子爆弾】
核分裂性物質の核分裂連鎖反応により、瞬間的に狭い空間で大量のエネルギーを放出する爆弾。昭和20年(1945)8月、...
げんし‐ばんごう【原子番号】
原子核中の陽子の数、すなわち原子核の正電荷の数によって示される、元素の種類を表す番号。電気的に中性の原子では核外電...
げんし‐びょう【原子病】
原子の核分裂による放射能を受けることによって起こる病気。→放射線障害
げんし‐ビーム【原子ビーム】
⇒原子線
げんし‐ぶっきょう【原始仏教】
釈迦の在世時代から直弟子たちの時代までの仏教。各部派に分裂する以前の、初期の仏教。
げんし‐ぶつりがく【原子物理学】
物質の性質を原子の性質から究明する物性物理学、原子核を対象とする原子核物理学、素粒子を対象とする素粒子物理学の総称。