こも‐だる【菰樽/薦樽】
菰を巻いた酒樽。もとは運搬時の樽の破損を防ぐために巻いたが、菰に美麗な絵などを描き、祝宴での鏡抜きに使うことが多い。
こも‐だれ【薦垂れ】
1 出入り口に薦を垂らしてあること。また、その薦。 2 貧しい住居。
こ‐もち【子持(ち)】
1 子供、特に手のかかる幼児があること。また、その人。「三人の—」 2 子をはらんでいること。妊娠中の人。 3 魚...
こもち‐いし【子持(ち)石】
1 石の中に小さい石が入り込んでいるもの。 2 砂と鉄鉱が結合してできた黒茶色の塊状の石。糗石(はったいいし)。
こもち‐いわ【子持(ち)岩】
礫岩(れきがん)の俗称。
こもち‐かなへび【子持金蛇】
カナヘビ科のトカゲ。全長約15センチ。灰褐色で、黒褐色の斑点がある。ヨーロッパ中部からシベリア、北海道のサロベツ原...
こもち‐かんらん【子持甘藍】
芽キャベツの別名。
こもち‐けい【子持ち罫】
印刷用罫線の一。太い線に細い線を平行して添えたもの。
こもち‐こぶ【子持(ち)昆布】
ニシンなどが卵を産みつけたコンブ。人工的に付着させたものもある。こもちこんぶ。
こもち‐しだ【子持羊歯】
シシガシラ科の常緑、多年生のシダ。暖地のがけや斜面に垂れ下がって生える。葉は大きく、羽状に深く切れ込む。葉の表面に...
こもち‐じま【子持ち縞】
子持ち筋の縞模様。
こもち‐すじ【子持(ち)筋】
太い筋に細い筋を平行して添えた模様。婚礼のときの器物・衣服などに、祝いのしるしとして使う。
こもち‐たまな【子持玉菜】
芽キャベツの別名。
こ‐もちづき【小望月】
望月の前夜の月。陰暦14日の夜の月。《季 秋》「朝顔に届かぬ影や—/也有」
こもち‐まがたま【子持ち勾玉】
大形の勾玉に、数個の小形の勾玉形の突起を付加したもの。古墳時代の祭祀(さいし)用具と考えられる。
こもち‐まんねんぐさ【子持万年草】
ベンケイソウ科の越年草。葉の付け根に肉芽をつくり、これが地上に落ちてふえる。
こもち‐むしろ【子持ち筵】
母親が子と添い寝できるように幅広に作られたむしろ。「ともにねざさの苔莚(こけむしろ)、—と添へ乳して」〈浄・天神記〉
こもち‐やま【子持山】
群馬県渋川市と沼田市の境にある成層火山。赤城山と榛名(はるな)山の中間北側に位置する。標高1296メートル。屏風(...
こもちやまんば【嫗山姥】
浄瑠璃。時代物。五段。近松門左衛門作。正徳2年(1712)大坂竹本座初演。謡曲「山姥」に頼光四天王の世界を配する。...
こもち‐わかめ【子持(ち)若布】
ニシンの卵が産みつけられたワカメ。酒の肴(さかな)などにする。
こも‐づち【薦槌】
薦を編むとき、糸に下げたおもり。これを交互に替えて編む。
こも‐づつみ【薦包み】
薦で物を包むこと。また、包んだもの。「—の荷物」
こも‐づの【菰角】
マコモの茎に黒穂菌(くろぼきん)が寄生して生ずる竹の子状のもの。若いものは沖縄地方や中国などで食用とする。また、熟...
コモディティー‐インデックス
⇒商品指数
コモディティー‐エクスチェンジ
商品取引所。
コモディティー‐か【コモディティー化】
[名](スル)類似の商品の機能・品質に差がなくなり、どれを買っても同じという状態になること。汎用品化。
コモディティー‐スワップ
エネルギーや非鉄金属などの商品価格を対象とするスワップ取引。商品スワップ。 [補説]例えば、原材料として石油製品を...
コモディティー
必需品。日用品。また、商品。
コモディティー‐ケミカル
⇒汎用化学品
コモド‐おおとかげ【コモド大蜥蜴】
有鱗(ゆうりん)目オオトカゲ科の爬虫(はちゅう)類。最大のトカゲで、全長約3メートル。森林にすみ、哺乳類や鳥類をと...
コモド‐こくりつこうえん【コモド国立公園】
《Komodo National Park》インドネシア南部、小スンダ列島中部にある国立公園。世界最大のトカゲであ...
こ‐もどし【小戻し】
下げていた相場が、一時的に少し上がること。小反発。
コモド‐とう【コモド島】
《Pulau Komodo》インドネシア南部、小スンダ列島中部の島。スンバワ島とフローレス島の間に位置する。世界最...
コモド‐ドラゴン
⇒コモド大蜥蜴(おおとかげ)
こ‐もどり【小戻り】
[名](スル)今来た方へ少し戻ること。「—して声を掛ける」
コモドロ‐リバダビア
アルゼンチン南部、チュブト州の都市。大西洋岸のサンホルヘ湾に面する。同国南部最大の都市の一。港湾をもち、石油・天然...
こ‐もの【小物】
1 こまごまとしたもの。小さい道具類や付属品など。「—入れ」 2 つまらない人物。小人物。「—は相手にしない」⇔大...
こ‐もの【小者】
1 身分の低い奉公人。丁稚(でっち)。小僧。 2 武家の雑役に使われた者。小人(こびと)。 3 年若い人。「おのれ...
こ‐もの【籠物】
かごに入れた果物。木の枝につけて、献上物または儀式のときなどに用いる。「その日の御前の折櫃物(をりびつもの)、—な...
こもの‐いれ【小物入れ】
小さなものを入れておく入れ物。
薦(こも)の上(うえ)から育(そだ)て上(あ)げる
《昔はお産のとき、こもむしろを敷いたところから》生まれたときから養育して一人前にする。藁(わら)の上から育て上げる。
こもの‐し【小物師】
1 露店商の仲間で、客を装って品物を買うなどして、他の客を誘う者。さくら。 2 ハヤ・ハゼなどの小魚だけを釣る人。
こ‐ものなり【小物成】
江戸時代、正税である本途物成(ほんとものなり)以外に山野・湖沼の用益などに課した雑税。
コモ‐ハウス
オーストラリア、ビクトリア州の州都メルボルンの市街南東部、サウスヤラ地区にある建物。1847年に建造。植民地時代の...
こも‐ばり【薦張り】
1 小屋などの周りを薦で張り巡らすこと。また、その小屋。 2 「薦張り芝居」の略。
こもばり‐しばい【薦張り芝居】
薦張りの芝居小屋。また、そこで興行する粗末な芝居。
こも‐まき【菰巻(き)】
1 秋の末に、松や杉の木の幹に菰を巻き付けること。冬を越すために下りてくる害虫を菰の中に止め、春先に外して焼く。 ...
こも‐まくら【菰枕/薦枕】
[名]マコモを束ねて作った枕。特に、旅寝で即席の枕をいう。「—相まきし児もあらばこそ夜の更(ふ)くらくも我が惜しみ...
こも‐むしろ【菰蓆/薦筵】
マコモの葉を編んで作ったむしろ。
こ‐ももじろ
チュウダイサギの別名。