しらぬいけんぎょう【不知火検校】
宇野信夫による新歌舞伎。昭和35年(1960)、森一生監督により映画化。
しらぬい‐こうえもん【不知火光右衛門】
[1825〜1879]幕末の力士。第11代横綱。肥後(ひご)の人。本名、原野峰松。師である第8代横綱不知火諾右衛門...
しらぬい‐だくえもん【不知火諾右衛門】
[1801〜1854]江戸後期の力士。第8代横綱。肥後(ひご)の人。本名、近久信次。肥後藩の抱え力士。弟子の第11...
しらぬいものがたり【白縫譚/白縫物語】
合巻。90編。柳下亭種員(りゅうかていたねかず)・2世柳亭種彦・柳水亭種清の合作。歌川豊国ら画。嘉永2〜明治18年...
知(し)らぬ顔(がお)の半兵衛(はんべえ)
そ知らぬようすをして少しもとりあわない冷淡な者を人名のように呼んだもの。「—を決め込む」
しらぬか‐きゅうりょう【白糠丘陵】
北海道南東部にある丘陵。十勝総合振興局と釧路総合振興局の境界を南北に連なる。農林業が主。
しらぬ‐がお【知らぬ顔】
[名・形動]知っているのに知らない振りをすること。また、そのさま。しらずがお。しらんかお。「—に横を通り抜ける」
知(し)らぬが仏(ほとけ)
知れば腹も立つが、知らないから仏のように平静でいられる。また、本人だけが知らないで平然としているのを、あざけっていう語。
しらぬ‐ぞんぜぬ【知らぬ存ぜぬ】
[連語]まったく知らないということ。「責任者なのだから、—では通らない」
知(し)らぬは亭主(ていしゅ)ばかりなり
妻の不貞を周囲の者は知っていて、夫だけが気づかないこと。また、当人だけが知らないで平気でいることのたとえ。
しらぬ‐ひ【不知火】
⇒しらぬい(不知火)
知(し)らぬ仏(ほとけ)より馴染(なじ)みの鬼(おに)
疎遠な人よりは、懇意にしている人のほうがまさるということ。
しらぬ‐よ【知らぬ世】
[連語] 1 過去。昔。「—の夢の行くへも尋ねみん物いひかはせ軒の橘」〈藤川五百首〉 2 死んだのちの世。来世。「...
しら‐ぬり【白塗り】
銀めっきをすること。一説に、白土などで白く塗ること。また、そのもの。「をちこちに鳥踏み立て—の小鈴もゆらに」〈万・...
しら‐ね【白根】
植物の茎や根の、地中にある白い部分。しろね。
しらね‐あおい【白根葵】
キンポウゲ目キンポウゲ科の多年草。深山の樹下に生え、高さ約40センチ。葉は手のひら状に裂け、互生する。夏、紫色の花...
しらね‐さん【白根山】
栃木・群馬県境にある火山。北西麓には丸沼・菅沼があり、日光国立公園に属する。標高2578メートル。日光白根。 群馬...
しらね‐さんざん【白根三山/白峰三山】
⇒白根山
しらね‐せんきゅう【白根川芎】
セリ科の多年草。山あいの川辺に生え、高さ約1.5メートル。葉は複葉で細かく裂ける。秋、白い花が傘状に集まって咲く。...
しらね‐にんじん【白根人参】
セリ科の多年草。高山の日当たりのよい地に生え、高さ10〜30センチ。地下茎は太く、短い。葉は複葉で細かく裂ける。夏...
しら‐の【白篦】
篠竹(しのだけ)を、焦がしたり漆(うるし)を塗ったりしない矢柄(やがら)。しろの。「柄(から)は—に、山鳥の羽をあ...
シラノ‐ド‐ベルジュラック
[1619〜1655]フランスの小説家・劇作家・自由思想家。軍人として勇名を馳せたが負傷して退役、文筆生活に入った...
しら‐は【白刃】
鞘(さや)から抜いた刀。抜き身。白刃(はくじん)。
しら‐は【白羽】
矢の羽の白いもの。ふつう、タカの羽を用いる。
しら‐は【白歯】
1 白い歯。 2 《昔、歯を黒く染めた既婚の女性に対して》未婚の女性。処女。「—で家に居るではなし、余故(よそ)へ...
しら‐はい【白灰】
白い灰水。灰汁(あく)。上水(うわみず)を布地の汚れ落としや染色に用いる。
しら‐はえ【白南風】
梅雨が明ける6月末ごろから吹く南風。しろはえ。《季 夏》→黒南風(くろはえ)
しら‐はぎ【白萩】
1 白い花の咲くハギ。ミヤギノハギの変種といわれるシロバナハギなど。《季 秋》「—のしきりに露をこぼしけり/子規」...
しら‐はた【白旗】
1 白色の旗。降伏や戦意のないことを示すときなどに用いる。しろはた。「—を振りかざす」 2 昔、平氏の赤旗に対して...
しらはた‐いっき【白旗一揆】
室町時代、北武蔵・上野(こうずけ)の源氏の在地中小武士によって組織された武士団。別府・久下(くげ)・高麗(こま)氏...
しら‐はたけ【白癩】
色素の減少・消失によって皮膚に白斑ができる病気。
しら‐はだ【白肌/白膚】
1 色白の肌。 2 「しろなまず」に同じ。
白羽(しらは)の矢(や)が立(た)・つ
《人身御供(ひとみごくう)を求める神が、その望む少女の家の屋根に人知れずしるしの白羽の矢を立てるという俗説から》多...
しら‐はま【白浜】
砂で白く見える浜。白砂の浜。
しらはま【白浜】
千葉県、房総半島南端の地名。太平洋に面する観光地。野島崎灯台がある。花卉(かき)栽培が盛ん。 静岡県下田市の地名。...
しらはま‐ちょう【白浜町】
⇒白浜
しらはま‐なみ【白浜波】
白浜に打ち寄せる波。「たくひれの—の寄りもあへず荒ぶる妹に恋ひつつそ居る」〈万・二八二二〉
しら‐はり【白張り】
1 糊(のり)をこわく張った白い布の狩衣(かりぎぬ)。雑色(ぞうしき)などが着た。白張り装束。小張り。はくちょう。...
しらはり‐ぢょうちん【白張り提灯】
白紙を張っただけで、油をひいたり字や絵をかいたりしてない提灯。葬礼に用いる。しろぢょうちん。
シラバイ
シラバスの複数形。シラビ。
しら‐ばく・れる
[動ラ下一]知っていて知らないさまを装う。しらばっくれる。「わざと—・れて言う」
しら‐ばけ【白化け】
[名・形動]《近世語》 1 わざとありのままに言うこと。また、そのさま。「只—に放下師までも品玉とる種の行所をさき...
シラバス
講義の摘要。講義要目。学年あるいは学期中の授業・講義の計画や内容の概略を各時限ごとに記したもの。
しら‐ばっく・れる
[動ラ下一]「しらばくれる」に同じ。「—・れてもわかっているんだぞ」
しら‐ば・む【白ばむ】
[動マ四]白みを帯びる。しろばむ。「浪の上に—・みたる小さき物見ゆ」〈今昔・一九・二九〉
しら‐ばやし【白囃子】
「修羅囃子(しゅらばやし)」のなまった言い方。
しら‐ひげ【白髭/白鬚】
白いひげ。 [補説]曲名別項。→白髭
しらひげ【白髭/白鬚】
謡曲。脇能物。宝生以外の各流。勅使が近江(おうみ)の白鬚明神に参詣すると、明神・天女・竜神が現れ、比叡山の縁起を語る。
しらひげ‐じんじゃ【白鬚神社】
滋賀県高島市にある神社。祭神は猿田彦神。比良明神。白鬚明神。 東京都墨田区にある神社。天暦5年(951)慈恵大師が...
しらひげ‐そう【白髭草】
ニシキギ科の多年草。山地に自生し、高さ15〜30センチ。根際から柄の長い心臓形の葉を多数出す。夏、花びらの縁がひげ...