白(しろ)い目(め)で◦見(み)る
冷淡な、悪意のこもった目で人を見る。白眼視する。「世間から—◦見られる」
白(しろ)い物(もの)
1 雪。「—がちらちらしてきた」 2 しらが。「頭に—がまじる」 3 おしろい。しろきもの。
しろいやかたぶね【白い屋形船】
上林暁の短編小説。また、同作を表題作とする作品集。作品集は昭和39年(1964)刊行で、第16回読売文学賞小説賞受賞。
しろいやま【白い山】
村田喜代子の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は「文学界」誌の平成2年(1990)5月号に掲載。第29...
しろ‐いるか【白海豚】
クジラ目イッカク科の哺乳類。北極海やベーリング海など寒帯の海に分布する。体長約5メートルで全身白色、吻(ふん)は丸...
しろいろ‐しんこく【白色申告】
所得税・法人税の申告のうち、青色申告以外のもの。白色の用紙を用いる。はくしょくしんこく。
しろいろ‐じぎょうせんじゅうしゃ【白色事業専従者】
白色申告を行う個人事業主と生計を一にする配偶者や15歳以上の親族で、年間6か月以上その事業にもっぱら従事している人。
し‐ろう【屍蝋】
蝋のように変化した死体。死体が長時間、水中または湿った地中にあったときなどに、体内の脂肪が脂肪酸となり、さらに蝋状...
し‐ろう【脂漏】
皮脂腺の分泌が過剰な状態。青春期後に鼻や頭部にみられる油性脂漏と、「ふけ」と一般によぶ乾性脂漏とに大別される。皮脂漏。
し‐ろう【資粮】
「資糧(しりょう)」に同じ。
しろ・う
[動ハ四](他の動詞の連用形に付いて)互いに…し合う。しらう。「験あらん僧達、祈り心みられよなど言ひ—・ひて」〈徒...
しろ‐うお【素魚/白魚】
ハゼ科の海水魚。内湾にすみ、春、川に入って産卵する。全長約5センチ。体色は半透明で死ぬと白くなる。西日本では産卵期...
しろ‐うさぎ【白兎】
1 全身白色の飼いウサギ。 2 冬に白色になった野生のウサギ。ユキウサギ・ノウサギの北方型など。
しろ‐うすよう【白薄様】
1 白い薄手の鳥の子紙。しらうすよう。 2 殿上人などが五節(ごせち)の舞のときにうたった歌謡の一。「白薄様・こぜ...
しろ‐うと【素人】
《「しろひと(白人)」の音変化》 1 その事に経験が浅く、未熟な人。その道で必要な技能や知識をもっていない人。また...
しろうと‐きょうげん【素人狂言】
「素人芝居」に同じ。
しろうと‐くさ・い【素人臭い】
[形][文]しろうとくさ・し[ク]いかにも素人らしいようすである。未熟である。すれていない。「—・い店」
しろうと‐げい【素人芸】
本職でない、余技としての芸。また、素人の未熟な芸。
しろうと‐げしゅく【素人下宿】
普通の家庭で人を下宿させること。また、その家。
しろうと‐ざいく【素人細工】
素人が趣味としてする細工。また、未熟な細工。
しろうと‐しばい【素人芝居】
素人が余興として演ずる芝居。素人狂言。
しろうと‐すじ【素人筋】
取引市場で、相場に経験が浅く、事情にうとい一般投資家のこと。
しろうと‐どうてい【素人童貞】
性風俗店の利用や買春によってでしか、性交の経験がないこと。また、そのうような男性。
しろうと‐ばなれ【素人離れ】
[名](スル)素人らしくなく、専門家のようにすぐれてうまいこと。「—した腕前」
しろうと‐め【素人目】
専門家でない者の見方。門外漢の評価や見解。「—にも偽物だとわかる」
しろうと‐や【素人屋】
1 客商売をしていない堅気の人の家。 2 「素人下宿」に同じ。
しろうと‐わかり【素人分(か)り】
素人でもよくわかること。「—のいい話」
しろ‐うま【白馬】
1 毛色の白い馬。はくば。あおうま。 2 濁り酒。どぶろく。「わるくすると—の一盃(いっぺい)もひっかけられねえん...
しろうま‐だけ【白馬岳】
長野・富山県境、飛騨山脈北部の後立山(うしろたてやま)連峰の高峰。標高2932メートル。杓子(しゃくし)岳・鑓(や...
しろ‐うめず【白梅酢】
梅の実を、赤ジソの葉を加えないで塩漬けにした汁。白酢。→梅酢
しろ‐うり【白瓜】
ウリ科の蔓性(つるせい)の一年草。マクワウリの変種。実は緑白色の長楕円形で長さ20〜30センチ、熟すと白くなる。畑...
しろうり‐がい【白瓜貝】
オトヒメハマグリ科の二枚貝。化学合成生物群集を構成する代表的な種の一つ。体内にメタンや硫化水素からエネルギーを生み...
しろ‐うるし【白漆】
白色の色漆。透き漆に二酸化チタニウムなどの顔料をまぜてつくる。
しろ‐うるり【白うるり】
語義未詳。白瓜のこと、また白痴で鈍(うる)けた意ともいう。徒然草に、人の顔の形容としてみえる。「この僧都、ある法師...
しろ‐うんも【白雲母】
雲母の一。ガラス光沢または真珠光沢があり、無色または白色透明。六角板状の結晶で、薄くはがれる。単斜晶系。ペグマタイ...
しろ‐えび【白蝦】
1 シバエビの別名。 2 シラエビの別名。
しろ‐えり【白襟】
衣服の襟の白いもの。
しろえり‐もんつき【白襟紋付】
女性の和服の正式の礼装。白襟の襦袢(ジュバン)の上に、黒紋付きの長衣を重ね着するもの。
しろ‐えんどう【白豌豆】
エンドウの一品種。花と種子が白色。
しろ‐おび【白帯】
1 白色の帯。 2 柔道・空手道などで、段位のない者が締める白色の帯。また、その人。
しろ‐が・う【代替ふ】
[動ハ下二]《「しろかう」とも》かねに代える。しろなす。「小袖を町へいだし、—・へて」〈伽・唐糸さうし〉
しろ‐かが【白加賀】
純白の加賀絹。本羽二重よりは劣るとされた。
しろ‐かき【代掻き】
田植えのために、田に水を入れて土を砕いてかきならす作業。田掻き。《季 夏》
しろ‐かげ【白鹿毛】
「しらかげ」に同じ。
しろ‐かつおどり【白鰹鳥】
⇒ガネット
しろ‐がね【銀】
《白金の意。古くは「しろかね」》 1 銀(ぎん)。「—の杯」→あかがね →くろがね →こがね 2 銀色。しろがねい...
しろかね‐そう【白銀草】
キンポウゲ科の多年草。山地の日陰に生える。高さ12センチほど。根茎は白く、地をはう。葉は複葉。夏、白い花びら状の萼...
しろ‐かべ【白壁】
「しらかべ1」に同じ。
しろ‐かみ【白髪】
白い頭髪。しらが。しらかみ。「降る雪の—までに大君に仕へ奉(まつ)れば貴くもあるか」〈万・三九二二〉
しろ‐かみこ【白紙子】
柿渋を塗ってない白地の紙子。主に律宗の僧または好事家が着る。