じっ‐け【実化】
仏語。 1 仏が人々を教化するためにその仏身を現すこと。⇔権化(ごんげ)。 2 実教(じっきょう)によって人々を教...
じっ‐けい【実兄】
同じ父母から生まれた兄。
じっ‐けい【実刑】
執行猶予がなく実際に執行される自由刑。「—判決」
じっ‐けい【実形】
実際の形。ありのままの形。
じっ‐けい【実系】
自然の血縁関係の血統。直系と傍系とがある。
じっ‐けい【実景】
実際の景色。ありのままの情景。真景。
じっ‐けつ【十傑】
ある分野ですぐれている10の人物。「打撃—」
じっ‐けん【実見】
[名](スル)その場に居合わせて、実際にそのものを見ること。「この騒ぎを—した人の話によると」〈芥川・虱〉
じっ‐けん【実検】
[名](スル)ある事柄が事実かどうか、また本物かどうかを実地に調べること。「首—」
じっ‐けん【実権】
形式的な権力でなく、実際に有している権力。「経営の—を握る」
じっ‐けん【実験】
[名](スル) 1 事柄の当否などを確かめるために、実際にやってみること。また、ある理論や仮説で考えられていること...
じっけん‐かがく【実験科学】
実験を研究の主な方法とする科学。思考および観察だけで行われる数学・天文学以外の自然科学、および心理学。
じっけん‐がっこう【実験学校】
学校教育の改善・進歩のため、新しい理論や方法などを実験的に試み、これを普及させることを目的に運営される学校。
じっけん‐きょういくがく【実験教育学】
19世紀末から20世紀初頭、ドイツのモイマンやライによって提唱された教育学説。ブントの実験心理学の影響を受け、従来...
じっけん‐く【実験区】
対照実験で比較対象を設定する際、実際に特定の条件を課して行われる一連の実験。実験を行わない、または特定の条件を除外...
じっけん‐ぐん【実験群】
⇒実験区
じっけん‐けいかくほう【実験計画法】
ある観察対象について、特定の因子の効果の有無を調べたり、正確で効率のよい実験計画と分析方法を研究する、数理統計学の...
じっけん‐けいざいがく【実験経済学】
被験者に自己の利益を最大化するよう自由に行動させることで経済行動の検証を行う、経済学の一分野。例えば、競争入札に関...
じっけん‐けいたいがく【実験形態学】
生物のある形態の機能や発現の機構を解析するために、実験的な手段を用いて研究する学問。
じっけん‐げきじょう【実験劇場】
前衛的意図で、実験的な演劇を上演する劇場。主として小劇場形式で行われる。
じっけん‐げんしょうがく【実験現象学】
直接経験(現象)をあるがままにとらえ、その特性に従って記述・分類し、実験的に現象の現れる条件を明らかにしようとする...
じっけん‐こうこがく【実験考古学】
遺跡から発掘・出土した遺物について、その製作法や使用法を実験的に再現する考古学の一分野。先史時代と同じ条件での石器...
じっけんこうぼう【実験工房】
昭和26年(1951)に結成された、前衛的な芸術家グループ。命名は詩人の滝口修造。結成メンバーは武満徹・山口勝弘など。
じっけん‐し【実検使】
古代・中世、訴訟・災害・刑事事件などが起こったとき、実情を調査し、報告するために派遣された臨時の職。
じっけん‐しき【実験式】
1 化合物の組成を、最も簡単な原子数の比で示した化学式。例えば、ぶどう糖C6H12O6の実験式はCH2Oである。組...
じっけん‐しつ【実験室】
科学研究を目的とした実験を行うための部屋。「理科の—」
じっけんしつ‐けい【実験室系】
二つの粒子が衝突や散乱をする場合に、標的となる粒子が最初に原点に静止するようにとった座標系。→重心系
じっけん‐しゅぎ【実験主義】
1 真理を具体的な経験でとらえようとする立場。 2 デューイが主張する認識論上の立場。感覚的要素は特定の目的の実現...
じっけん‐しょうせつ【実験小説】
1 ゾラの主張した小説の方法論。自然科学者が実験を行うように、一定の遺伝的素質をもった人間がある社会環境のもとでい...
じっけんしょうせつろん【実験小説論】
《原題、(フランス)Le Roman expérimental》ゾラによる文学論。1880年刊行。自然主義文学理論...
じっけん‐しんりがく【実験心理学】
精神現象および行動の研究に実験的方法を用いる心理学。方法による区分なので、研究領域は限定されないが、一般に知覚や学...
じっけん‐じょう【実検状】
土地調査結果を記録して上申した書状。注進状。
じっけん‐すいそう【実験水槽】
実験用の中・大型の水槽。水力学の実験や流体の実験などに用いられる。
じっけん‐せいぶつ【実験生物】
実験に用いる動物・植物・細菌・微生物・細胞・遺伝子など。研究に不可欠な特定の性質を備えた生物が他の生物と交雑しない...
じっけん‐だい【実験台】
1 実験器具や材料などをのせる台。 2 実験の対象になるもの。「新療法の—になる」
じっけんだな【十軒店】
東京都中央区にあった地名。江戸時代には人形店が並び、3月・5月の節句の近くになると市が立ちにぎわった。
じっけん‐てき【実験的】
[形動]試みに行ってみるさま。「—な段階」
じっけん‐どうぶつ【実験動物】
医学その他の研究に用いるために飼育し、繁殖させている動物。猿・犬・ウサギ・モルモットなど。→実験生物
じっけん‐の‐ま【実検の間】
書院造り主殿の窓のある所。後世、首実検のために設けたと付会された。
じっけん‐ぶつりがく【実験物理学】
実験で得られた結果から物理法則を探求し、理論の正当性を確かめる物理学の一分野。→理論物理学
じっけんよう‐さんきゃく【実験用三脚】
⇒三脚台
じっけん‐ろ【実験炉】
原子炉の開発において、初期段階に、基礎的な研究開発を行うために建設・運転される小規模な原子炉。実験炉で得られた技術...