すずめ‐の‐やり【雀の槍】
1 イグサ科の多年草。草原などに生え、高さ10〜30センチ。葉は線形。春、褐色の花をつける。すずめのひえ。 2 ス...
すずめ‐ばち【雀蜂/胡蜂】
1 膜翅(まくし)目スズメバチ科の昆虫。日本最大のハチで、体長は女王バチが約4センチ、働きバチが約2.5センチ。体...
雀(すずめ)百(ひゃく)まで踊(おど)りを忘(わす)れず
雀は死ぬまで飛びはねるくせが抜けないように、人が幼い時に身につけた習慣は、年をとっても直らない。
すずめ‐びらき【雀開き】
小鮒(こぶな)・小鯛(こだい)などを頭から背開きにすること。
すずめ‐ふぐ【雀河豚】
1 クサフグの別名。 2 ショウサイフグの別名。 3 ハリセンボンの別名。
すずめ‐もく【雀目】
鳥類の一目。鳥の種類の半分以上の約5000種を含み、4亜目56科ほどに分類され、スズメ亜目(鳴禽(めいきん)類)が...
すずめ‐やき【雀焼(き)】
1 雀を、たれをつけて焼いたもの。 2 背開きにした小鮒(こぶな)を串(くし)に刺し照り焼きにしたもの。
すずめ‐ゆみ【雀弓】
「すずめこゆみ」に同じ。「篠ためて—はるをの原はひたひ烏帽子(えぼし)のほしげなるかな」〈夫木・三二〉
すずめよこちょうねんだいき【雀横丁年代記】
《原題、(ドイツ)Die Chronik der Sperlingsgasse》ラーベの処女小説。1856年刊。下...
すずもと‐えんげいじょう【鈴本演芸場】
東京都台東区にある演芸場。安政4年(1857)「軍談席本牧亭」として開場。落語を中心に上演されている。
すず‐やか【涼やか】
[形動][文][ナリ] 1 すがすがしく、さわやかなさま。「—な目もと」「美しき方は声まで—に」〈紅葉・二人女房〉...
すず‐らん【鈴蘭】
1 キジカクシ科の多年草。本州の高山や北海道に生え、高さ15〜25センチ。葉は広楕円形で2、3枚出る。初夏、花茎を...
すずらん‐ずいせん【鈴蘭水仙】
⇒スノーフレーク
すずらん‐とう【鈴蘭灯】
鈴蘭の花をかたどった装飾灯。街灯などに用いる。
すずり【硯】
《「墨磨(すみす)り」の略》墨を水ですりおろすために使う、石・瓦などで作った道具。
すずり‐あらい【硯洗い】
七夕(たなばた)の前夜、子供たちが習字や学問の上達を祈って硯・筆・机などを洗うこと。《季 秋》
すずり‐いし【硯石】
硯。また、硯を作るのに用いる石材。
すずり‐がめ【硯瓶】
硯に注ぐ水を入れておくかめ。すみすりがめ。
すずり‐の‐うみ【硯の海】
硯で、墨汁をためておく、くぼんだ所。墨池(ぼくち)。硯海(けんかい)。
すずり‐ばこ【硯箱/硯筥】
硯や筆・墨などを入れておく箱。あたりばこ。
すずり‐ぶた【硯蓋】
1 硯箱のふた。古くは、花や果物などをのせるのにも用いた。 2 祝儀の席で、口取りざかななどを盛る盆状の器。また、...
すずろ【漫ろ】
[形動][文][ナリ]《「そぞろ」と同語源》 1 (多く「すずろに」の形で)あてのないさま。また、これといった理由...
すずろ‐ありき【漫ろ歩き】
とりとめなく歩きまわること。そぞろあるき。「はし鷹の—にあらばこそかりとも人の思ひなされめ」〈清正集〉
すずろ・く【漫ろく】
[動カ四] 1 落ち着かず、そわそわする。「この男いたく—・きて、門近き廊の簀子だつ物に尻かけて」〈源・帚木〉 2...
すずろ‐ごころ【漫ろ心】
そわそわと落ち着かない心。浮ついた心。「いとよしなかりける—にても、ことのほかにたがひぬるありさまなりかし」〈更級〉
すずろ‐ごと【漫ろ言】
つまらない言葉。とりとめもない話。「対(むか)へ据ゑて、—をさへ言はせまほしうし給ふを」〈源・柏木〉
すずろ‐ごと【漫ろ事】
つまらないこと。とりとめもない事柄。「頼もしげなる御中に、などかう—を思ひ言ふらむと」〈源・竹河〉
すずろ‐わ・し【漫ろはし】
[形シク] 1 なんとなく落ち着かず、そわそわしている。「聞く人、ただならず—・しきまで愛敬づきて」〈源・若菜下〉...
すずろ・ぶ【漫ろぶ】
[動バ上二]そわそわする。落ち着かずにいる。「うち笑み給へる気色(けしき)、はしたなう—・びたり」〈源・末摘花〉 ...
すずろ‐ものがたり【漫ろ物語】
とりとめもない話をすること。また、その話。よもやま話。雑談。「侍ども集まりて、—しけるに」〈著聞集・一六〉
鈴(すず)を転(ころ)がすよう
女性の、澄んだ美しい声を形容する言葉。
鈴(すず)を張(は)ったよう
女性の、つぶらで美しい目を形容する言葉。