せきつい‐こつ【脊椎骨】
脊柱を構成する骨。椎骨。
せきついすべり‐しょう【脊椎辷り症】
上部の脊椎が下の脊椎に対して、前方あるいは後方にずれた状態。脊椎分離症に伴うことが多い。
せきつい‐どうぶつ【脊椎動物】
脊索動物門に属する亜門の一つ。体は左右相称で、支持器官として脊椎をもつ動物。魚類・両生類・爬虫(はちゅう)類・鳥類...
せきついぶんり‐しょう【脊椎分離症】
脊椎が、脊椎骨の関節を構成している上関節突起と下関節突起との間で分離し、前部と後部に分かれている状態。腰痛の原因と...
せきつい‐わんきょく【脊椎湾曲】
脊椎が屈曲すること。後湾・前湾・側湾がある。結核・くる病・筋萎縮(きんいしゅく)症などにみられるが、発育期に姿勢の...
せき‐づる【関弦/禦弦】
昔、戦陣で用いた弓弦の一。弦苧(つるお)に黒く漆を塗った上に絹糸を巻き、さらにこれを漆で塗り固めたもの。
せき‐て【関手】
⇒関銭(せきせん)
せき‐てい【石庭】
庭石を主体として構成した庭園。いしにわ。
せき‐てい【石鼎】
石製のかなえ。
せき‐てい【席亭】
1 落語・講談などを聞かせる常設の演芸場。寄席(よせ)。 2 寄席の亭主。寄席の主人。
せき‐てがた【関手形】
⇒関所手形
せき‐てっこう【赤鉄鉱】
鉄の酸化物からなる鉱物。結晶質のものは灰黒色、塊状で産出するものは赤色。三方晶系。最も重要な鉄の鉱石。ヘマタイト。
せき‐てつ【尺鉄】
短い刃物。わずかな武器。寸鉄。しゃくてつ。
せきてつ‐いんせき【石鉄隕石】
鉄・ニッケル合金と珪酸塩(けいさんえん)鉱物とをほぼ等量に含む隕石。
せき‐てん【釈奠】
《「釈」「奠」ともに、供え物を置く意》陰暦2月と8月の上の丁(ひのと)の日に孔子を祭る儀式。古代中国では先帝先師の...
せき‐でら【関寺】
滋賀県大津市逢坂にあった寺。今は廃寺。5丈(約15メートル)の弥勒菩薩像で知られた。
せきでらこまち【関寺小町】
謡曲。三番目物。世阿弥作か。古今集などに取材。老女となった小野小町が関寺の住職に華やかだった往事と歌道を語り、稚児...
せき‐でん【夕電】
夕方のいなびかり。消えやすくはかないもののたとえ。
せき‐でん【籍田/藉田】
古代中国で、宗廟に供える穀物を天子みずから耕作した儀式。また、その田。日本でも行われた。
せき‐とう【石刀】
縄文時代終わりころの磨製石器の一。東北地方に分布し、長さ約30センチの、刃が内側に反った石剣。
せき‐とう【石塔】
1 石造の仏塔。仏舎利を安置するための供養塔。のちには高僧などの墓としてもつくられた。 2 石の墓標。はかいし。墓碑。
せきとう【石濤】
[1642〜1707]中国、清初の画家。姓は朱、名は若極。法名、道済または原済。字(あざな)は石濤。号、苦瓜(くか...
せき‐とう【石磴】
石段。また、石の多い坂道。「—が五六段手にとる様に見える」〈漱石・草枕〉
せきとうき【石頭記】
「紅楼夢(こうろうむ)」の原題。
せきとう‐きせん【石頭希遷】
[700〜790]中国、唐代の禅僧。六祖慧能(えのう)・青原行思(せいげんぎょうし)に師事。衡山の南寺の石上に庵を...
せきとう‐しょく【赤橙色】
赤みの強い橙(だいだい)色。あかだいだい。
せき‐とく【尺牘】
《「牘」は文字を記す木札》手紙。書簡。書状。しゃくどく。
せき‐とく【碩徳】
徳の高い人。特に、高徳の僧。
せき‐とく【積徳】
徳を積むこと。積み重ねた徳。
せきとく‐ぶん【尺牘文】
手紙文。
せきと‐して【寂として】
[連語]⇒寂(せき)
せきとめ‐こ【堰き止(め)湖】
山崩れや、火山の噴出物、河川の堆積(たいせき)物やビーバーなどの生き物の営みなどによって川の水がせき止められてでき...
せき‐と・める【塞き止める/堰き止める】
[動マ下一][文]せきと・む[マ下二] 1 流れなどをさえぎりとめる。「車の流れを—・める」「川の水を—・める」 ...
せき‐とり【関取】
もと、大関の異称。現在では幕内および十両力士の敬称。紋服を着ることができ、まげも大銀杏(おおいちょう)に結う。
せきとりせんりょうのぼり【関取千両幟】
浄瑠璃。世話物。九段。近松半二ほかの合作。明和4年(1767)大坂竹本座初演。力士の達引(たてひ)きを描いたもの。...
せき‐ど【尺土】
わずかな土地。尺地。寸土。
せき‐ど【赤土】
1 「赤地(せきち)」に同じ。 2 「あかつち」に同じ。
せき‐ど【瘠土】
地味のやせた土地。やせち。
せき‐ど【積怒】
つもりかさなった怒り。積憤。「多年の—を散ずる、掩襲(えんしゅう)格闘の間にも」〈竜渓・経国美談〉
せき‐どう【石幢】
石塔の一。六角または八角の石柱と、仏龕(ぶつがん)・笠・宝珠などからなる。中国から渡来し、日本では室町時代以降のも...
せき‐どう【赤道】
1 地球の中心を通り、地軸に直角な平面と地表との交線。緯度を測る基準となり、緯度は零度。 2 地球の中心を通り、地...
せきどう‐かいりゅう【赤道海流】
赤道の南北両側を東から西に向かって流れる海流。北赤道海流と南赤道海流があり、いずれも貿易風によって生じたもの。赤道...
せきどうかん‐でんりゅう【赤道環電流】
惑星磁場に捕捉された荷電粒子によって流れる電流。地球の場合、赤道面に沿って電荷が正の粒子は西向きに、負の粒子は東向...
せきどうきせつない‐しんどう【赤道季節内振動】
⇒マッデン・ジュリアン振動
せきどう‐きだん【赤道気団】
赤道地方に発生する高温多湿の気団。梅雨や台風のおりに北上して日本付近に強い風と激しい雨をもたらす。
せきどう‐きねんひ【赤道記念碑】
《La Mitad del Mundo》エクアドルの首都キトの郊外にある、赤道を示す記念碑。高さ約30メートルの塔...
せきどう‐ぎ【赤道儀】
天体望遠鏡の架台の形式の一。ある地点の地軸の方向(極軸)と、これに直角の方向(赤緯軸)の二つの回転軸をもち、時計仕...
せきどう‐ギニア【赤道ギニア】
アフリカ中西部の国。正称、赤道ギニア共和国。ギニア湾にあるビオコ島に首都マラボがある。コーヒー・カカオを産出。19...
せき‐どうこう【赤銅鉱】
銅の酸化物からなる鉱物。赤・赤黒色で光沢がある。八面体・立方体の結晶もあるが塊状・粒状・土状。等軸晶系。銅鉱床の酸...
せきどう‐さい【赤道祭】
船舶が赤道を過ぎるときに船内で行われる祭り。