たて‐まつ・る【奉る】
[動ラ五(四)] 1 「やる」「おくる」の、その対象を敬っていう謙譲語。上位の人に差し上げる。献上する。「貢ぎ物を...
たてまつ‐わへい【立松和平】
[1947〜2010]小説家。栃木の生まれ。本名、横松和夫。早稲田大学在学中から創作をはじめる。卒業後、種々の職業...
たて‐まわ・す【立(て)回す/建(て)回す】
[動サ五(四)]ぐるっと取り巻くように立てる。たてめぐらす。「裾の方には金屏風が—・してある」〈漱石・満韓ところどころ〉
たて‐みつ【立て褌】
相撲のまわしで、股間(こかん)を通る立て帯となっている部分。相手の前たてみつを取ることは禁じ手。
たて‐むすび【縦結び】
こま結びで、結んだ両端が結び目の上下にくるように結ぶこと。また、そのように結んだもの。
たて‐もの【立(て)物】
1 兜(かぶと)の鉢につける飾り金物。前立・後立(うしろだて)・脇立(わきだて)・頭立(ずだて)などがある。 2 ...
たて‐もの【立者】
1 一座の中ですぐれた役者、また人気役者。立役者。 2 仲間の中でおもだった者。あたまかぶ。「不良少年の黒表(ブラ...
たて‐もの【建物】
人が住んだり、物を入れたり、仕事をしたりするために建てたもの。建築物。
たて‐もの【竪物】
竪表具(たてひょうぐ)にした軸物。
たてものくぶんしょゆう‐ほう【建物区分所有法】
⇒区分所有法
たてものじょうととくやくつき‐しゃくちけん【建物譲渡特約付借地権】
借地借家法に基づく定期借地権の一つ。契約期間満了後、借地上の建物を地主が購入する。借地権の存続期間は30年以上でな...
たてものひがい‐にんていちょうさ【建物被害認定調査】
火災・風水害・地震などで被災した建物の被害の程度を認定するために市町村が行う調査。国が定めた基準に基づいて、全壊・...
たて‐や【建家】
建ててある家。建物。
たて‐や【建屋】
機器・設備を格納した建物。「原子炉—」
たて‐やく【立役】
1 「立役者1」に同じ。 2 上方歌舞伎で、侠客(きょうかく)を演じる俳優。
たて‐やくしゃ【立役者】
1 芝居の一座で中心になる役者。立者(たてもの)。立役。 2 物事の中心となって重要な役割を果たす人。「軍縮会議の—」
たて‐やのじ【竪やの字】
女帯の結び方。背中に肩から斜めに「や」の字形に結ぶもの。宝暦(1751〜1764)のころ、歌舞伎俳優2代目瀬川路考...
たて‐やま【立て山】
狩猟・伐採などを禁じた山。とめ山。
たて‐やま【立山】
富山県東部にある山。数峰からなり、大汝山(おおなんじやま)は標高3015メートル、雄山(おやま)は2992メートル...
たてやま【館山】
千葉県、房総半島南部の市。もと里見氏、次いで稲葉氏の城下町。館山湾に臨み、海水浴場としてにぎわう。米作や野菜・花卉...
たてやまくろべ‐アルペンルート【立山黒部アルペンルート】
富山県富山市の電鉄富山駅と長野県大町市の信濃大町駅を結ぶ観光ルート。鉄道・バスのほかケーブルカー・トロリーバス・ロ...
たてやま‐し【館山市】
⇒館山
たてやま‐ぶし【立山節/館山節】
俗曲・端唄。もとは富山県立山地方の民謡で、明治28年(1895)ごろ東京の花柳界で流行、全国に広まった。
たてやま‐わん【館山湾】
千葉県南西部、浦賀水道に面した湾。北は大房(たいぶさ)岬から南は洲崎(すのさき)に囲まれる。湾奥には約4キロメート...
たて‐ゆれ【縦揺れ】
[名](スル) 1 船や飛行機が左右軸を中心にして上下に揺れること。ピッチング。 2 地震で、垂直に揺れること。
たて‐よこ【縦横/経緯】
1 たてとよこ。よこたて。 2 たて糸とよこ糸。たてぬき。
たてよこ‐ざた【縦横沙汰】
かれこれの評判。いろいろの取り沙汰。「—を聞きふれて」〈浄・淀鯉〉
たてよこ‐ちりめん【経緯縮緬】
縦糸・横糸ともに同じ強撚糸(きょうねんし)を用いて織った縮緬。ジョーゼット。
たてり‐あきない【立てり商ひ】
米市で手元に米の現物がなく、思惑だけで売買すること。空米(くうまい)相場。「北浜の米市は…一刻の間に、五万貫目の—...
た・てる【立てる】
[動タ下一][文]た・つ[タ下二] 1 ある場所にものを縦にして位置させる。 ㋐起き立った状態にする。「書棚に本を...
た・てる【建てる】
[動タ下一][文]た・つ[タ下二]《「立てる」と同語源》 1 建物などをつくる。「ビルを—・てる」「記念碑を—・て...
たて‐ろ【立炉/竪炉】
軸が上下に通っていて燃料と鉱石とを同一場所に入れることができる炉。焙焼(ばいしょう)や溶鉱のときの蒸留に使われる。
たて‐ろ【竪絽】
縦の方向に透き目を織り出した絽織り。夏羽織に多く用いる。→横絽
たて‐わき【立涌】
⇒たてわく
たて‐わき【帯刀】
⇒たちはき
たて‐わく【立涌】
文様の一。相対する2本の曲線の中央がふくれ、両端がすぼまった形を縦に並べたもの。親王や関白の袍(ほう)・指貫(さし...
たて‐わけ【立て分け】
ことのいわれ。理由。すじみち。「若き衆其の—を知らねば」〈甲陽軍鑑・四〇〉
たて‐わり【縦割(り)】
1 上から下に切り割ること。⇔横割り。 2 組織が上下関係を中心に運営されること。「—行政」⇔横割り。
盾(たて)を突(つ)・く
戦いのために盾を地面に突き立てる。転じて、反抗する。逆らう。たてつく。
た‐てん【他店】
よその店。ほかの店。
たてん‐かんじょう【他店勘定】
銀行簿記で、外国為替取引における相手銀行との間に発生する債権・債務を処理するために設定した勘定。コルレス勘定。
たてん‐づえ【多点杖】
接地点が通常の杖のように1点でなく、複数ある杖。三点杖、四点杖など。