つき‐がね【撞き鐘】
撞木(しゅもく)でついて鳴らす鐘。釣鐘。梵鐘(ぼんしょう)。
つきがみ【憑神】
浅田次郎の時代小説。平成16年(2004)から平成17年(2005)にかけて「小説新潮」誌に連載。幕末の江戸を舞台...
月(つき)が満(み)・ちる
1 満月になる。 2 出産予定の月に達する。臨月になる。「—・ちて無事出産する」
つき‐がわり【月代(わ)り】
1 1か月ごとに交代すること。「—の当番」 2 次の月になること。
つき‐がんな【突き鉋】
刃が広く、両端に柄のついた鉋。両手で持ち、前へ突き出すようにして削る。
つき‐きず【突(き)傷】
とがったもので突いてできた傷。また、突かれてできた傷。
つき‐きり【付(き)切り】
少しも離れることなく付き添うこと。つきっきり。「—で看病する」
つき‐きり【突き切り】
[名・形動ナリ]突き放した言い方。すげなく言い放つこと。また、そのさま。「はしたなく—なる事な宣ひそよ」〈源・若菜下〉
つき‐き・る【突(き)切る】
[動ラ五(四)] 1 刀などで突くようにして切る。「二貫目足らずの剣とりしぼり力任せに—・りて」〈露伴・いさなとり...
つき‐ぎね【搗き杵】
うすに入れた米などをつくきね。かちぎね。
つき‐ぎめ【月極め】
1か月を単位として契約などをきめること。「—の駐車場」「—で新聞をとる」
つき‐ぎょうじ【月行事/月行司】
江戸時代、1か月交代で、町内や商人組合などの事務処理をした人。がちぎょうじ。
つき‐ぎり【月切り】
1 ある物事の期間を、1か月または幾月と限って定めること。「—の算用に相納め、地獄極楽の修復料に致すべき事」〈浮・...
つきぎり‐かご【月切り駕籠】
江戸時代、駕籠を常用する資格のない小身の旗本や諸家の臣などが、願い出により、5か月を期限として駕籠の使用を許されたこと。
つき‐くさ【月草/鴨跖草】
1 ツユクサの別名。名は、花の色がよく染みつくからとも、臼(うす)でついて染料としたからともいう。《季 秋》 2 ...
つきくさ‐の【月草の】
[枕]ツユクサの花で染めたものは色があせやすいところから、「うつる」「仮(かり)」「消(け)ぬ」にかかる。「百(も...
つき‐くず・す【突(き)崩す】
[動サ五(四)] 1 積み上げてあるものなどを突いて崩す。「積もった土砂を—・す」 2 進み入って相手方を乱れさせ...
つき‐くだ・く【搗き砕く/舂き砕く】
[動カ五(四)]穀物などをついて粉々にする。「豆を—・く」
つき‐ぐ【突(き)具】
魚介を突き刺して採捕する道具。やす・もりなど。
つき‐げ【月毛/鴾毛】
馬の毛色の名。葦毛でやや赤みを帯びて見えるもの。また、その毛色の馬。
つき‐げやき【槻欅】
ケヤキの別名。
つき‐こ・む【突(き)込む】
[動マ五(四)]「つっこむ」に同じ。「杉箸をむざと—・んで」〈漱石・吾輩は猫である〉
つき‐こ・む【築き込む/築き籠む】
[動マ下二] 1 塀などを築いて囲う。「二条堀川のわたりを四町—・めて」〈狭衣・一〉 2 屍(しかばね)を埋め、塚...
つき‐こもり【月隠り/晦】
《月が隠れる意。「つきごもり」とも》月の末日。みそか。つごもり。「同じ年の十二月の—の夕に」〈霊異記・上〉
つき‐ころ・す【突(き)殺す】
[動サ五(四)]刃物などで突き刺して殺す。刺し殺す。「槍(やり)で—・す」
つき‐ころば・す【突(き)転ばす】
[動サ五(四)]突いてころばす。突きたおす。「背後から—・す」
つき‐ごえ【突き声】
槍(やり)を突くときに発する鋭い大きな声。また単に、かん高く鋭い声。けんのある声や無愛想な声にもいう。「三婦(さぶ...
つき‐ごし【月越し】
2か月にわたること。翌月にかかること。「—の勘定」
つき‐ごと【月毎】
毎月。各月。月々。「—の収支」
つき‐ごめ【搗き米/舂き米】
ついて精白した米。精白米。白米。
つき‐ごや【月小屋】
かつて月経の期間中、女性が家族から離れて別居生活をした小屋。出血は穢(けが)れとされ、同じ火で煮炊きしたものを食べ...
つき‐ごろ【月頃】
この数か月間。数か月来。「日ごろ—しるき事ありて、なやみわたる」〈枕・二六七〉
つき‐ささ・る【突(き)刺さる】
[動ラ五(四)] 1 ものの先が突き立つ。「ガラスの破片が—・る」 2 速度を保ったまま中へ入る。「剛速球が捕手の...
つき‐さ・す【突(き)刺す】
[動サ五(四)]突いて刺し通す。勢いよく刺す。「団子を串(くし)に—・す」
つき‐ざ【撞座】
梵鐘の部分の名。撞木(しゅもく)が当たるところ。
つき‐ざらい【月復習】
芸事などの、毎月定期的に行う勉強会。つきざらえ。
つき‐したが・う【付(き)従う/付き随う】
[動ワ五(ハ四)] 1 あとについて行く。お供をする。「いつも社員が—・う」 2 服従する。配下となる。「大国に—...
つきしま【月島】
東京都中央区の地名。隅田川河口を埋め立てて、明治時代に造成された人工島。初め築島(つきしま)といったが、後に「月」...
つき‐しろ【月代】
1 月。「五つ時の空には地上を照らす—とてもない」〈藤村・夜明け前〉 2 「さかやき」に同じ。
つき‐しろ【月白/月代】
月の出ようとするとき、東の空が白んで明るく見えること。《季 秋》「いつか—のした、うす明るい空にそむいて」〈芥川・偸盗〉
つき‐しろ・う【突きしろふ】
[動ハ四]《「つきじろう」とも》互いにひざや肩などをつつき合う。また、相手をつっついて合図をする。「子を知るはとい...
つき‐じ【築地】
海や沼などを埋めてつくった陸地。埋め立て地。
つきじ【築地】
東京都中央区の地名。明暦の大火後の埋め立て地。銀座に接する地域。明治初期には外国人居留地が置かれた。本願寺築地別院...
つきじ‐しじょう【築地市場】
東京都中央区築地にあった卸売市場。東京都が設置する中央卸売市場の一つとして、昭和10年(1935)に日本橋の魚河岸...
つきじ‐しょうげきじょう【築地小劇場】
大正13年(1924)土方与志(ひじかたよし)・小山内薫らが東京築地に創設した、日本最初の新劇専門劇場およびその劇...
ツキディデス
[前460ころ〜前400ころ]古代ギリシャの歴史家。アテネ出身。ペロポネソス戦争を記した「歴史」8巻(未完)は歴史...
ツキディデス‐の‐わな【ツキディデスの罠】
新興勢力が台頭し、既存勢力の不安が増大すると、しばしば戦争が起こる、ということを意味する言葉。古代ギリシャの歴史家...
つきじ‐べついん【築地別院】
「築地本願寺」の旧称。
つきじ‐ほんがんじ【築地本願寺】
東京都中央区築地にある浄土真宗本願寺派の直轄寺院。元和3年(1617)第12世准如が横山町に創建。明暦の大火で現在...
つき‐じまい【月仕舞(い)】
月の終わり。月末。