つけ‐だけ【付(け)竹】
竹で作った付け木。火口(ほくち)。「火打袋より硫黄、—取り出し」〈伽・あきみち〉
つけ‐だし【付(け)出し】
1 売掛金の請求書。勘定書き。かきつけ。 2 相撲で、前相撲から順序を追って昇進するのでなく、力量を認められて最初...
つけ‐だ・す【付(け)出す】
[動サ五(四)] 1 帳簿などに記しはじめる。「家計簿を—・す」 2 荷物を馬などの背につけて送り出す。「木曽へ木...
つけ‐ちょう【付(け)帳】
芝居上演に必要な大道具・小道具・衣装・かつらなどの品目、また下座音楽の指定などを、それぞれ別冊に分け、幕ごとに書き...
つけ‐ぢえ【付け知恵】
他人が助言してつけた知恵。入れ知恵。差し知恵。「側(はた)から—がございますから」〈滑・浮世風呂・三〉
つけっ‐ぱなし【付けっ放し】
つけたままにしておくこと。点灯・点火したまま放置すること。つけはなし。「一日中テレビを—にしておく」
つけ‐つけ
[副] 1 遠慮や加減をしないで、思ったことをはっきり言うさま。ずけずけ。「面と向かって—(と)言う」 2 無遠慮...
つけ‐づめ【付(け)爪】
装飾の目的でつける人工の爪。ネイルチップやスカルプチャーなどがある。
つけ‐とどけ【付(け)届け】
1 謝礼・依頼・義理などのため贈り物をすること。また、その金品。「盆暮れの—」 2 通報すること。届け出ること。「...
つけ‐どころ【付(け)所/着け所】
着目し注意すべき箇所。ねらいどころ。「目の—がいい」
つけ‐な【漬(け)菜】
漬物用の葉菜。また、漬物にした菜。
つけ‐ね【付(け)値】
買い手が品物につける値段。客のつけた値段。「—で売る」⇔言い値。
つけ‐ね【付(け)根】
物と物が接合している根元の部分。「足の—」
つけ‐ねら・う【付(け)狙う】
[動ワ五(ハ四)]あとをつけて、絶えず目的を達する機会をうかがう。「要人の命を—・う」
つけ‐はなし【付(け)放し】
「付けっ放し」に同じ。
つけ‐ば【付(け)場】
川魚の産卵する場所。つきば。
つけ‐ばしら【付(け)柱】
1 付書院(つけしょいん)の外側の柱。 2 意匠上、壁面から突出してつけられた角柱または円柱。片蓋柱(かたふたばしら)。
つけ‐ばな【付(け)鼻】
1 美容整形の目的でつける人造の鼻。 2 仮装や俳優の扮装(ふんそう)などに用いる作り鼻。
つけ‐ひげ【付け髭】
作りもののひげ。また、それをつけること。
つけ‐ひも【付け紐】
子供の長着などで、襟はしの帯を締める位置に直接縫いつけた紐。
つけ‐び【付(け)火】
建物などに故意に火をつけること。また、それによって起こる火事。放火。
つけ‐びと【付(け)人】
1 身のまわりの世話をするためにつけておく人。つきそいの人。つきびと。「少々可厭(いや)がっても、是非—は置いて行...
つけ‐びょうし【付(け)拍子】
「付け4」に同じ。
つけ‐びよく【付(け)比翼】
黒留袖で2枚重ねをするかわりに、袖口・振りや襟下から裾回りまでを別布でつくり、上着の裏布にくけつけたもの。
つけ‐びん【付け鬢】
毛を補ったり、変装のためにつけたりする作りものの鬢。
つけ‐ふだ【付(け)札】
1 目じるしとしてつける札。さげふだ。 2 指令・意見・返答などを記して本紙にはりつける紙札。貼り札。
つけ‐ぶみ【付(け)文】
ひそかに恋文を送ること。また、その恋文。艶書(えんしょ)。ラブレター。
つけ‐ペン【付(け)ペン】
軸にペン先をはめ込み、インクをつけながら書く筆記具。また、そのペン先。
つけ‐ぼくろ【付け黒子】
化粧などのために皮膚にはりつけたりかいたりした、ほくろ。
つけ‐まげ【付け髷】
別の髪で作ったまげ。つけわげ。
つけ‐まつげ【付け睫】
化粧・仮装などのために使う作りもののまつげ。上下まつげに重ねてつける。
つけ‐まつり【付(け)祭(り)】
1 江戸時代、日枝(ひえ)神社・神田明神などの祭礼に、町々からの山車(だし)のほかに余興として引き出す踊り屋台。そ...
つけ‐まわ・す【付(け)回す】
[動サ五(四)]しつこくあとを追いまわす。「ほれた娘を—・す」
つけ‐まわ・る【付(け)回る】
[動ラ五(四)]いつもついてまわる。しつこくつきまとう。「女の跡を—・る」〈鴎外・灰燼〉
つけ‐め【付(け)目】
1 つけこめるすきや、利用できるような弱点。「捕手の弱肩が—だ」 2 めざすところ。ねらいどころ。めあて。「財産が...
つけ‐めん【付(け)麺】
麺(めん)料理の一種。ゆでた中華そばを冷やして笊(ざる)に盛り、つけ汁につけて食べるもの。
つけ‐もの【付(け)物】
1 主となるものに、別のものを付け添えること。また、そのもの。 2 衣服につける飾り物。特に、京都の賀茂の祭の日、...
つけ‐もの【漬物】
主に野菜を塩・糠(ぬか)・味噌・麹(こうじ)・醤油・酢などに漬けたもの。香の物。
つけ‐やき【付(け)焼(き)】
みりん・醤油などで調味したたれをつけて焼くこと。また、そのようにして焼いた料理。
つけ‐やきば【付(け)焼(き)刃】
1 切れない刀にはがねの焼き刃をつけ足したもの。見た目は切れそうに見えるが、実際はもろくて切れない。 2 その場を...
つ・ける【付ける/附ける/着ける/点ける】
[動カ下一][文]つ・く[カ下二] 1 あるものが他のものから離れない状態にする。 ㋐表面に密着させる。くっつける...
つ・ける【就ける】
[動カ下一][文]つ・く[カ下二]《「付ける」と同語源》 1 ある地位・役職にすえる。つかせる。「管理職に—・ける...
つ・ける【漬ける/浸ける】
[動カ下一][文]つ・く[カ下二] 1 水などの中に入れておく。ひたす。「洗濯物を水に—・ける」「豆を一晩—・けて...
つけろ‐ばいばい【つけろ売買】
市場(しじょう)で、相手が売るだけいくらでも買い、相手が買うだけいくらでも売ること。
つげ【告げ】
告げること。知らせること。また、その言葉。特に、神仏からの知らせ。託宣。→お告げ
つげ【黄楊/柘植】
ツゲ科の常緑低木。関東以西の山地に自生。葉は対生で密につき楕円形で小さく堅い。春、淡黄色の小花が群生する。材は緻密...
つげ‐ぐち【告げ口】
[名](スル)人の過失や秘密を、こっそり別の人に告げ知らせること。「先生に—する」
つげ‐ぐし【黄楊櫛】
黄楊の木で作った櫛。
つげ‐さと・す【告げ諭す】
[動サ五(四)]よく言い聞かせる。説諭する。「事のよしあしを—・す」
つげ‐しら・せる【告げ知らせる】
[動サ下一][文]つげしら・す[サ下二]伝えてわからせる。また、広く触れて知らせる。「有線放送で—・せる」