てん‐だい【天台】
「天台宗」の略。 「天台山」の略。
てん‐だい【椽大】
たるきほどの大きさ。
てんだい‐うやく【天台烏薬】
ウヤクの別名。また、その根を乾燥したもの。芳香があり、健胃薬とする。
てんだい‐さん【天台山】
中国浙江(せっこう)省東部にある山。華頂峰を中心とする。もと道教の霊山で、575年智顗(ちぎ)が天台宗を開いてから...
てんだい‐ざす【天台座主】
天台宗の首長。比叡山延暦寺の最高位の僧職。
てんだい‐しかん【天台止観】
「摩訶止観(まかしかん)」の異称。
てんだいしきょうぎ【天台四教儀】
中国の仏教書。1巻。高麗(こうらい)の諦観(たいかん)著。成立年未詳。天台教学の大綱と観心の要略を記したもので、仏...
てんだい‐しゅう【天台宗】
法華経を根本経典とする大乗仏教の一派。575年隋の智顗(ちぎ)が天台山にこもって大成。日本へは奈良時代に唐僧鑑真(...
てんだい‐しんとう【天台神道】
⇒日吉神道(ひえしんとう)
てんだい‐じ【天台寺】
岩手県二戸市にある天台宗の寺。山号は八葉山。天平年間(729〜749)行基の開創。
てんだい‐だいし【天台大師】
智顗(ちぎ)の称号。
てんだい‐の‐ふで【椽大の筆】
《晋の王珣(おうじゅん)が椽(たるき)のような大きな筆を与えられた夢を見て、大文章を書く前兆だと思っていると、はた...
てんだい‐りつ【天台律】
天台宗に伝えられる戒律。大乗円頓戒(えんどんかい)のこと。
てん‐だん【天壇】
中国で、天子が冬至の日に天帝を祭るために、国都の南郊に設けた祭壇。北京に現存。白大理石造りの円壇で、石階石欄を備え...
テンダー
1 炭水車。 2 大型船専属の補給船。はしけ。
テンダー
[形動] 1 物が柔らかいさま。また、水気の多いさま。「—な肉」 2 人柄が優しいさま。愛情のこもっているさま。「...
テンダー‐オファー
⇒株式公開買付
テンダー‐きかんしゃ【テンダー機関車】
炭水車を連結した蒸気機関車。
テンダーロイン
牛・豚の腰の上部の柔らかい肉。ヒレ。ヒレ肉。「—ステーキ」
てん‐ち【天地】
1 天と地。 2 宇宙。世界。世の中。「自由の—を求めて旅立つ」「新—」 3 書物・荷物などの、上と下。「紙の—」
てん‐ち【転地】
[名](スル)療養などのために他の土地に移り住むこと。「退院後、海辺の町に—する」
てん‐ち【転置】
[名](スル)置き場所を変えること。
てん‐ち【滇池】
中国雲南省中部にある湖。昆明の南にあり、昆明池ともいう。長安の昆明池はこれを模したもの。ティエンチー。→昆明池
てんちうじょう【天地有情】
土井晩翠の第1詩集。明治32年(1899)刊。漢語調・七五調の定型詩40編、訳文5編からなる。
てんち‐かい【天地会】
中国、清代の秘密結社。18世紀中ごろ、福建に起こり、華中・華南で組織。打富済貧を掲げてしばしば反乱を起こし、19世...
てんち‐かいびゃく【天地開闢】
天地の開けはじめ。世界の初め。「—以来の出来事」 [補説]古代中国の思想で、天地は初め混沌(こんとん)とした一つの...
てんち‐がえし【天地返し】
1 土の表層と深層を入れ替えること。もとは農耕・園芸の用語だが、福島第一原発事故以降は放射性物質で汚染された土壌を...
てんち‐げんこう【天地玄黄】
《「易経」坤卦から》天は黒く、地は黄色い、の意。天地の色、また、天地。「千字文」の初句。
てんちこんげん‐づくり【天地根元造(り)】
日本固有の最も原始的な家屋として想定される建築形式で、扠首(さす)組の切妻葺(ぶ)き屋根を地表まで葺き下ろしたもの。
てんち‐しんめい【天地神明】
天地の神々。すべての神々。天神地祇(ちぎ)。「—に誓う」 [補説]文化庁が発表した平成30年度「国語に関する世論調...
てん‐ち‐じん【天地人】
1 世界を形成する要素としての、天と地と人。宇宙間に存在する万物。三才。 2 三つあるものの順位を示すのに用いる語...
てんち‐そうぞう【天地創造】
天地開闢(てんちかいびゃく)神話の一類型。神が宇宙・万物をつくり出す話。特に、旧約聖書「創世記」に記されている説話...
てんちそうぞう【天地創造】
《原題、(ドイツ)Die Schöpfung》ハイドン作曲のオラトリオ。1798年作。翌年ウィーンで初演。台本はミ...
てんち‐てんのう【天智天皇】
⇒てんじてんのう
てんち‐べに【天地紅】
巻物・巻紙などの上下の端を紅色に染めること。また、染めたもの。
てんち‐むきゅう【天地無窮】
天も地も永遠で、きわまるところがないこと。
てんち‐むよう【天地無用】
運送する荷物などに表示する語で、破損の恐れがあるため上と下を逆にしてはいけない、の意。 [補説]文化庁が発表した平...
てん‐ちゃ【点茶】
抹茶(まっちゃ)をたてること。
てん‐ちゃ【奠茶】
禅宗で、茶を霊前などに供えること。
てん‐ちゃ【甜茶】
中国雲南省に産するバラ科などの低木の葉を煎じた飲料。甘味があり、ポリフェノールを多く含む。
てん‐ちゃ【碾茶】
覆いをして育てた茶樹の若芽を蒸して、もまずに乾燥させた茶。臼で挽いて粉末にすると抹茶になる。
てん‐ちゃく【展着】
[名](スル)薬剤などを広くのばしてものに付着させること。また、広くのびてものに付着すること。「軟膏を布に広げて患...
てん‐ちゃく【纏着】
[名](スル)まつわりつくこと。からまりつくこと。「女子は益々余に—して離るることなし」〈竜渓・浮城物語〉
てんちゃく‐ざい【展着剤】
殺虫剤や殺菌剤が植物や害虫に付着・浸潤するように、主剤にまぜる薬剤。
てん‐ちゅう【天柱】
中国の神話で、天を支えているという柱。世を支えている道義のたとえ。→地維(ちい)
てん‐ちゅう【天誅】
1 天の下す罰。天罰。 2 天に代わって罰を与えること。天罰として人を殺すこと。「—を下す」
てん‐ちゅう【転注】
漢字の六書(りくしょ)の一。ある漢字を、原義に類似した他の意味に転用すること。この場合、音の変わることが多い。例え...
でん‐ちゅう【殿中】
1 《古くは「てんちゅう」とも》御殿の中。また、将軍の居所。 2 江戸時代に流行した木綿の袖なし羽織。胴服(どうぶ...
てんちゅう‐ぐみ【天誅組/天忠組】
江戸末期、吉村寅太郎・松本奎堂(けいどう)らが結成した尊王倒幕の急進派。文久3年(1863)元侍従中山忠光を擁して...
てんちゅう‐し【典鋳司】
律令制で、大蔵省に属し、金・銀・銅・鉄の鋳造や玉作りなどをつかさどった役所。てんじゅし。いもののつかさ。