にょうぼう‐ほうしょ【女房奉書】
天皇の側近の女房が天皇の意思を奉じて発給した仮名書きの文書。ふつう、散らし書きで書かれる。鎌倉時代からみられ、室町...
にょうぼう‐もち【女房持(ち)】
妻帯していること。また、妻帯者。
にょうぼう‐やく【女房役】
妻が夫を助けるように、傍らから補佐する役目。また、その人。
にょう‐まく【尿膜】
脊椎動物の羊膜類の発生でできる胚膜の一。尿嚢(にょうのう)を形成する。
にょう‐もれ【尿漏れ】
「尿失禁」に同じ。成人のものについていう場合が多い。
にょう‐ろ【尿路】
尿が排出される通路。腎臓(じんぞう)・尿管・膀胱(ぼうこう)・尿道の総称。「—結石」
にょうろ‐けっせき【尿路結石】
尿路内にできた結石。尿に含まれるカルシウム・シュウ酸・リン酸・尿酸などが結晶化したもの。結石ができる場所によって、...
にょ‐おう【女王】
⇒じょおう(女王)
にょ‐かん【女官】
朝廷に仕える女性の官人の総称。後宮十二司に仕える女性のほか、命婦(みょうぶ)・女蔵人(にょくろうど)などがある。官...
にょかんたち【女官たち】
《原題、(スペイン)Las Meninas》ベラスケスの絵画。カンバスに油彩。王女マルガリータを女官たちが囲み、背...
にょき‐にょき
[副]細長い物が次々に現れ出るさま。「高層ビルが—(と)立つ」
にょ‐ぎ【女儀】
女性のことを丁寧にいう語。「しかし—の御事なれば」〈浄・手習鑑〉
ニョク‐マム
ベトナムで調味料として用いられている小魚を塩漬け発酵させた魚醤(ぎょしょう)。
にょ‐くろうど【女蔵人】
宮中に奉仕した下級の女房。内侍(ないし)・命婦(みょうぶ)の下で、雑用を務めた。
にょ‐けい【女系】
⇒じょけい(女系)
にょ‐げん【如幻】
仏語。幻のようにはかないこと。無常のたとえ。
にょ‐こしゅ【女戸主】
民法旧規定で、女子の戸主。
にょ‐ご【女御】
⇒にょうご(女御)
にょご‐が‐しま【女護が島】
1 女性だけが住むという想像上の島。近世の日本では八丈島がこれに擬せられた。にょごのしま。 2 女性ばかり居る場所...
にょご‐の‐しま【女護の島】
「にょごがしま」に同じ。「これより—にわたりて、つかみどりの女を見せん」〈浮・一代男・八〉
にょ‐さんのみや【女三の宮】
⇒おんなさんのみや
にょ‐し【女子】
「じょし」に同じ。「恋愛にうみたるあくびは—の天性」〈独歩・牛肉と馬鈴薯〉
にょ‐しき【女色】
「じょしょく(女色)」に同じ。「天竺の衒売(けんまい)—といったら訳るめえが」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉
にょ‐しょう【女性】
女の人。じょせい。
にょ‐しょう【女将】
料亭・旅館などの女主人。おかみ。じょしょう。
にょ‐しょく【女色】
⇒じょしょく(女色)
にょ‐じつ【如実】
1 現実のままであること。事実のとおりであること。「被災地の惨状を—に物語る写真」 2 仏語。 ㋐教えの真実や道理...
にょじつ‐ちけん【如実知見】
仏語。現実をありのままに見抜くこと。
にょ‐じゅ【女嬬/女孺/女豎】
1 律令制で、宮中に仕えた下級の女官。堂上の掃除、灯油のことなどをつかさどった。めのわらわ。にょうじゅ。 2 中国...
にょ‐じょい【女叙位】
隔年の正月8日に行う、女官に位階を授けた朝廷の儀式。おんなじょい。
にょ‐ぜ【如是】
《(梵)evamの訳》仏語。 1 かくのごとく、このように、の意。経典の冒頭に記される語。 2 「十如是(じゅうに...
にょぜ‐がもん【如是我聞】
仏語。このように私は聞いた、の意。経典の冒頭に記される語。経典中の釈迦(しゃか)の言動を、経蔵の編集者とされる阿難...
にょ‐そう【女僧】
女性の僧侶。尼(あま)。比丘尼(びくに)。
にょ‐ぞく【女賊】
1 女の盗賊。 2 仏語。女性のこと。求道心が女色によって損なわれるところから、賊にたとえたもの。
にょ‐たい【女体】
1 女性のからだ。また、女性の姿かたち。 2 能の三体の一。女人の風姿。
にょたいぞうし【女体蔵志】
古川薫の短編小説。昭和48年(1973)、同人誌「午後」に発表。同年の直木賞候補作となった。
ニョッキ
パスタの一種。小麦粉に卵・牛乳・チーズなどを加えて練り、棒状にのばして小さく切ったり、小さく丸めてゆでたもの。バタ...
にょっきり
[副]ぬきんでて高いさま。にょっこり。「山の頂が雲海の上に—(と)顔を出す」
にょ‐てい【女帝】
⇒じょてい(女帝)
にょ‐どう【女道】
遊女を相手に遊興すること。衆道に対していう。「衆道、—を昼夜のわかちもなく」〈浮・五人女・三〉
にょ‐にゃく【女若】
女と若衆。また、女道と若道。「—二つの恋草を」〈浄・鑓の権三〉
にょ‐にん【女人】
女の人。女性。じょにん。
にょにん‐きんぜい【女人禁制】
《「にょにんきんせい」とも》宗教修行の地域・霊場などへの女性の立ち入りを禁止する風習。比叡山・高野山などで行われた...
にょにん‐けっかい【女人結界】
結界して女性の出入りを禁じること。女人禁制とする区域。
にょにんげいじゅつ【女人芸術】
日本の女流文芸雑誌。昭和3年(1928)7月、劇作家の長谷川時雨の主宰により創刊。編者に生田花世、素川絹子など。林...
にょにん‐こうや【女人高野】
室生寺(むろうじ)の異称。女人禁制の高野山に対して、女子の参拝が許されたところからいう。
にょにん‐どう【女人堂】
女人禁制の地で、女性が参籠(さんろう)して読経や念仏をすることができるよう結界の外に設けられた堂。高野山のものが有名。
にょ‐ひつ【女筆】
女の筆跡。おんなで。じょひつ。「門柱に—指南の張り紙して」〈浮・一代女・二〉
にょ‐べっとう【女別当】
平安時代、斎宮・斎院に仕えた女官。
にょ‐ほう【如法】
[名・形動] 1 仏語。仏の教法にかなっていること。 2 文字どおりであること。また、そのさま。「—の闇」 3 穏...