にが‐わら・う【苦笑ふ】
[動ハ四]にがわらいをする。「下には用心して、—・ひてのみぞありける」〈平家・三〉
にがん‐レフ【二眼レフ】
撮影用レンズと同じ焦点距離をもつファインダー用レンズが別についているレフレックスカメラ。
にがんレフ‐カメラ【二眼レフカメラ】
⇒二眼レフ
に‐き【二気】
陰と陽。二儀。両儀。
に‐き【二季】
1 四季の中の二つの季節。春と秋、または夏と冬など。 2 盆と暮れ。
に‐き【二期】
二つの期間。「—制」「—連続当選」
に‐き【日記】
「にっき」の促音の無表記。「をとこもすなる—といふものを」〈土佐〉
にき【和/熟】
[語素]《中世以降「にぎ」とも》名詞の上に付いて、やわらかな、しなやかな、穏やかな、などの意を表す。「—たえ(和妙...
に◦き
[連語]《完了の助動詞「ぬ」の連用形+過去の助動詞「き」》すでに…た。…てしまった。「名にめでて折れるばかりぞ女郎...
にき‐えつこ【仁木悦子】
[1928〜1986]推理作家。東京の生まれ。本名、二日市三重(ふつかいちみえ)。幼時にカリエスを発病、家庭で教育...
にき‐えみし【熟蝦夷】
上代、朝廷に服した柔順な蝦夷。⇔荒蝦夷(あらえみし)。
にき‐さく【二期作】
同一耕地で、同じ作物、主に稲を年2回栽培・収穫すること。→二毛作
にき‐ざき【二季咲き】
春と秋など、年に2回花が咲くこと。また、その植物。「—のキク」
にき‐しね【和稲】
《後世は「にぎしね」とも》もみをすりとった稲。にこしね。「みかの腹満(み)てならべて、—、荒稲に」〈祝詞・竜田風神祭〉
ニキシー‐かん【ニキシー管】
《Nixie Tube》グロー放電発光により、数字や文字を表示する電子管の一種。ガラス製で赤橙色の光を発し、真空管...
にき‐たえ【和妙/和栲】
《後世は「にぎたえ」とも》織り目の細かい布の総称。また、打って柔らかくしてさらした布。にこたえ。→荒妙(あらたえ)...
フルシチョフ
[1894〜1971]ソ連の政治家。スターリン死後、ロシア共産党第一書記に就任。1956年の党大会でスターリン批判...
にきた‐つ【熟田津】
《「にきたづ」とも》愛媛県松山市の道後温泉付近にあった船着き場。[歌枕]「—に舟乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は...
にき‐たま【和魂】
《後世は「にぎたま」とも》「にきみたま」に同じ。「大君の—あへや豊国の鏡の山を宮と定むる」〈万・四一七〉
ニキチノ
ウクライナの都市ニコポリの旧称。
にき‐て【和幣/幣帛/幣】
《後世は「にぎて」「にきで」とも》榊(さかき)の枝に掛けて、神前にささげる麻や楮(こうぞ)で織った布。のちには絹や...
にき‐はだ【和肌/柔膚】
柔らかな肌。やわはだ。にこはだ。「夫(つま)の命(みこと)のたたなづく—すらを剣大刀(つるぎたち)身に副(そ)へ寝...
にき‐ばらい【二季払い】
盆・暮れに支払うこと。盆暮れ払い。
にきび【面皰】
思春期の男女の顔・胸・背の毛包に生じる小さな丘疹(きゅうしん)や膿疱(のうほう)。皮脂の分泌が増えて毛穴に詰まり、...
にきび‐だに【面皰蜱】
ニキビダニ科のダニ。体長0.4ミリほどの蛆(うじ)状で、腹部が後方に伸びる。人の皮脂腺や毛嚢(もうのう)(毛包)に...
にき・ぶ【和ぶ】
[動バ上二]なれ親しむ。うちとける。「—・びにし家ゆも出でて」〈万・四八一〉
にきみ【面皰/痤】
小さなはれものやにきびのこと。二禁。〈和名抄〉
にき‐みたま【和御魂/和魂】
《後世は「にぎみたま」とも》柔和な徳を備えた神霊。にきたま。⇔荒(あら)御魂。「大和の—は静まりて」〈出雲国風土記〉
にき‐め【和布】
《後世は「にぎめ」とも》柔らかな海草。ワカメの類。「角島(つのしま)の瀬戸のわかめは人のむた荒かりしかど我とは—」...
に‐きゅう【二級】
1 二つの等級。 2 第2位の等級。「—品」
にきゅう‐かせん【二級河川】
一級河川以外の水系で、公共の利害に重要な関係があるもののうち、都道府県知事が指定した河川。
に‐きょう【二喬】
⇒大喬小喬(たいきょうしょうきょう)
に‐きょう【二強】
ある分野で、特に力をもっている、またはすぐれている二つのもの。「—時代」
にきょう‐ゆうずい【二強雄蕊】
⇒二長雄蕊
に‐きょく【二曲】
能の2種の基本技芸で、舞と音曲のこと。舞歌(ぶが)。
に‐きょく【二極】
1 陰極と陽極。 2 二つの中心勢力があること。「—分化」
にきょく‐か【二極化】
[名](スル)「二極分化」に同じ。
にきょく‐かん【二極管】
陽極と陰極の二極からなる電子管。ふつう二極真空管をいう。
にきょく‐しんくうかん【二極真空管】
陰極にあたるフィラメントと、陽極にあたる金属板(プレート)とを封入した真空管。交流を直流に変える整流器や検波器に使用。
にきょく‐ぶんか【二極分化】
[名](スル)中間が減少して両極端に分かれる現象。大都市への人口集中と農漁村の過疎化、貧富の格差の拡大など。二極化。
に‐きり【煮切り】
煮切ること。調味料として加える酒やみりんを煮立て、アルコール分をとばすこと。こうすることでうまみが強くなる。また、...
にきり‐ざけ【煮切り酒】
鍋に入れて煮立て、アルコール分をとばした酒。酢の物など、加熱しない料理の調味料として用いる。
に‐き・る【煮切る】
[動ラ五(四)]調味料として加える酒やみりんを煮立て、火をつけてアルコール分をとばす。こうすることで、うまみが強く...
にきん‐さ【二均差】
月の黄経に現れる周期的な摂動の一。振幅0.66度、周期は半朔望月(14.7653日)。太陽の引力のため、角速度が加...
に‐ぎ【二儀】
1 天と地。両儀。 2 陰と陽。両儀。
に‐ぎす【似鱚/似義須】
サケ目ニギス科の海水魚。全長約20センチ。体は細長い筒形で、目が大きく、吻(ふん)がとがり、脂びれをもつ。背側は淡...
にぎ‐てき【二義的】
[形動]根本的でないさま。二次的。「—な問題とする」
にぎ‐にぎ【握握】
1 赤ん坊がその手を握ったり広げたりすること。 2 賄賂(わいろ)などを受領すること。「役人の子は—を能(よ)く覚...
にぎ‐にぎ【賑賑】
[副]にぎやかなさま。「家内モ—ト見エタ」〈日葡〉
にぎにぎ‐し・い【賑賑しい】
[形][文]にぎにぎ・し[シク]非常ににぎやかである。「大勢で—・く出迎える」 [派生]にぎにぎしさ[名]