ひがし‐ローランドゴリラ【東ローランドゴリラ】
ヒガシゴリラの一亜種。コンゴ民主共和国東部の低地熱帯雨林に分布。1990年代半ばには約1万7000頭が生息していた...
ひ‐がた【干潟】
海岸で潮がひいたときに現れる砂泥底。潮干潟。《季 春》
日(ひ)が高(たか)・い
日が高くあがっている。また、日暮れまでにはまだ時間がある。「—・いうちに宿に着く」
ひがた‐せいうん【干潟星雲】
射手座の南斗六星のやや西にある散光星雲。別名NGC6523またはM8。距離は約3900光年。名称は、南北に筋状の暗...
火(ひ)が付(つ)・く
1 燃えはじめる。引火する。 2 ある事がもととなって、騒ぎ・事件などがもちあがる。「怒りに—・く」「紛争に—・く...
ひがな‐いちにち【日がな一日】
(多く副詞的に用いて)朝から晩までずっと。一日じゅう。終日。「—読書にふける」
ひ‐がね【日金】
1 毎日少しずつ返済する約束の貸借金。 2 毎日収入として入ってくる金銭。日銭(ひぜに)。「町芸者は—がおち」〈洒...
ひがね‐やま【日金山】
十国峠(じっこくとうげ)の異称。
ひ‐がのこ【緋鹿の子】
緋色の鹿の子絞り。
ひがひが・し【僻僻し】
[形シク]正常な状態でない。まともでない。ひねくれている。「聞き入れざらむも、—・しかるべし」〈源・末摘花〉
火(ひ)が降(ふ)・る
非常に貧乏であるさまのたとえ。「内証は提灯程な—・って」〈浮・一代男・三〉
ひがみ【僻み】
ひがむこと。ひねくれた考えや気持ち。
ひ‐がみ【日髪】
毎日髪を結いなおすこと。
ひがみ‐こんじょう【僻み根性】
ひがみっぽい性質。素直でない性質。
ひがみっ‐ぽ・い【僻みっぽい】
[形]ひがむことが多い。すぐひがむ傾向がある。「—・い性格」
ひ‐がみなり【日雷】
晴天のときに雨を伴わないで鳴る雷。また、ひでりの前兆を示す雷。《季 夏》
ひ‐がみなり【火雷/火神鳴り】
落雷して火災を起こす雷。⇔水雷(みずがみなり)。「赤ふどしをかきたる、—の来て」〈浮・諸国ばなし・二〉
ひがみ‐ひぶろ【日髪日風呂】
毎日髪も結いなおすし、風呂にも入ること。ひまでぜいたくな暮らしをする囲い者などをあざけっていう語。
ひが‐みみ【僻耳】
聞きまちがえること。聞きそこない。転じて、思いすごし。「老いの—」
ひが・む【僻む】
[動マ五(四)] 1 物事を素直に受け取らないで、曲げて考える。自分が不利なようにゆがめて考える。「じゃま者扱いさ...
ひが‐め【僻目】
1 両眼の瞳の方向が異なる目。やぶにらみ。 2 見まちがうこと。見誤り。「雪と見たは—か」 3 物事をかたよった考...
ひが‐もの【僻者】
心のひねくれた人。「世の—にて交らひもせず」〈源・若紫〉
ひが‐よみ【僻読み】
まちがって読むこと。読み誤り。「—をおほくす」〈宇津保・蔵開中〉
ひ‐がら【日柄/日次】
1 暦の上での、その日の吉凶。「本日はお—もよく」 2 ひかず。日数。「—果つるまでは、母屋へ帰ることをゆるさず」...
ひ‐がら【日雀】
シジュウカラ科の鳥。全長11センチくらい。背は青灰色で、頭頂・のどが黒く、顔が白色。頭に冠羽がある。ユーラシアに分...
ひ‐がらかさ【日傘/日唐傘】
《「ひからかさ」とも》 1 日がさ。 2 貴人などが外出のときに、供の者が後ろからさしかける柄の長い日よけの大きな傘。
ひ‐がり【日借り】
毎日少しずつ返す約束で金銭を借りること。また、日を限って金銭を借りること。
ひが‐わざ【僻業】
まちがったこと。まちがったしわざ。「その折は、さる—ともあかし侍らずありしかば」〈源・行幸〉
ひ‐がわり【日替(わ)り/日変(わ)り】
毎日かわること。「—のメニュー」「—大サービス」
ひ‐がわり【火変(わ)り】
⇒窯変(ようへん)
ひ‐がん【彼岸】
《(梵)pāramitāの訳「到彼岸」から》 1 仏語。生死の迷いを河・海にたとえた、その向こう岸。悟りの境地をい...
ひ‐がん【飛雁】
空を飛んでいく雁。
ひ‐がん【悲願】
1 ぜひとも成し遂げたいと思う悲壮な願い。「年来の—が実る」 2 仏語。仏・菩薩(ぼさつ)が慈悲の心から人々を救お...
ひがん‐え【彼岸会】
春秋の2回、彼岸の7日間に行われる法会。寺院に参詣し、墓参などの仏事を行う。俳句では特に春についていう。《季 春》
ひがん‐ざくら【彼岸桜】
バラ科の落葉小高木。春の彼岸のころ、葉より先に淡紅色の花を開く。中部地方以西で庭などに植える。こひがんざくら。《季 春》
ひがんせんせい【彼岸先生】
島田雅彦の長編小説。夏目漱石の「こゝろ」を下敷きに、「ぼく」と「先生」の奇妙な交流を描く。「海燕」誌に平成2年(1...
彼岸太郎(ひがんたろう)八専次郎(はっせんじろう)土用三郎(どようさぶろう)寒四郎(かんしろう)
彼岸の1日目、八専の2日目、土用の3日目、寒の4日目のこと。この日が晴天になると、その年は豊作とされた。
ひがん‐だんご【彼岸団子】
仏への供養(くよう)のために、彼岸につくるだんご。《季 春》
ひがん‐ばな【彼岸花】
ヒガンバナ科の多年草。土手や田の畦に生える。秋の彼岸のころ、高さ約30センチの花茎を伸ばし、長い雄しべ・雌しべをも...
ひがんばながさくしま【彼岸花が咲く島】
李琴峰の小説。令和3年(2021)発表。第165回芥川賞受賞。
ひがん‐まいり【彼岸参り】
彼岸会(ひがんえ)の期間に、寺院や先祖の墓に参拝すること。《季 春》