ひろ・る【広る】
[動ラ四]広がる。「其(し)が葉の—・り坐(いま)すは大君ろかも」〈記・下・歌謡〉
ひ‐ろん【比論】
[名](スル)比較して論じること。類似の点をあげて研究すること。類推。
ひ‐ろんりてき【非論理的】
[形動]論理に合っていないさま。筋道が通っていないさま。「彼の意見は、あまりにも—だ」
ひわ【鶸】
1 スズメ目アトリ科に属するカワラヒワ・マヒワ・ベニヒワ・ベニマシコ・イスカ・シメ・ウソなどの総称。ふつうマヒワを...
ひ‐わ【秘話】
一般に知られていない話。「革命—」
ひ‐わ【悲話】
悲しい物語。あわれな話。
ひわ【鶸】
三木卓の短編小説。昭和47年(1972)発表。昭和48年(1973)、第69回芥川賞受賞。
ヒワ
⇒ヒバ
ひ‐わい【卑猥/鄙猥】
[名・形動]品がなくみだらなこと。また、そのさま。「—な冗談」 [派生]ひわいさ[名]
ひわ‐いろ【鶸色】
ヒワの羽のような黄緑色。ひわ。
ひ‐わか・し【ひ若し】
[形ク]《「ひ」は接頭語》若々しい。また、未熟である。「—・く細く美しげに、聞かまほしき事」〈栄花・本の雫〉
ひわず【繊弱】
[形動ナリ]弱々しいさま。ひよわ。「いとささやかなる人の、常の御悩みに痩せおとろへ、—にて」〈源・真木柱〉
ひわた‐ぶき【檜皮葺き】
⇒ひわだぶき
ひ‐わたり【火渡り】
修験道の行者などが燃えている火の上を呪文(じゅもん)を唱えながらはだしで渡る術。
ひ‐わだ【檜皮】
1 杉・檜(ひのき)などの樹皮。屋根に葺(ふ)き、腰壁に用い、また槙皮(まいはだ)とともに火縄の原料とした。 2 ...
ひわだ‐いろ【檜皮色】
1 染め色の名。黒みがかった蘇芳(すおう)色。 2 浅葱(あさぎ)または縹(はなだ)の縦糸と、赤または蘇芳の横糸と...
ひわだ‐ぶき【檜皮葺き】
檜(ひのき)の樹皮を密に重ねて屋根を葺くこと。また、その屋根。社寺・宮殿などに用いられる。ひわたぶき。
ひわだ‐や【檜皮屋】
檜(ひのき)の皮で屋根を葺いた家。「十一軒—あり」〈宇津保・国譲上〉
ひわ‐ちゃ【鶸茶】
茶色がかったひわ色。
ひわのせいぼ【鶸の聖母】
《原題、(イタリア)Madonna del cardellino》ラファエロの絵画。板に油彩。縦107センチ、横7...
ひわ‐やか【繊弱やか】
[形動ナリ]細く弱々しいさま。きゃしゃ。「いみじう—に美しうおはします」〈栄花・本の雫〉
ひ‐わり【日割(り)】
1 給料・支払いなどを1日単位で計算すること。また、その金額。「—で支払う」 2 ある期間続く仕事・行事などを、そ...
ひ‐わりご【檜破り子】
檜(ひのき)の薄板で作った破り子。
ひ‐われ【干割れ/日割れ】
1 乾きすぎて、ひびが入ったり、割れたりすること。また、その割れ目。「—のした鏡餅(かがみもち)」 2 木材や樹木...
ひ‐わ・れる【干割れる】
[動ラ下一][文]ひわ・る[ラ下二]乾いて割れ目ができる。「柱が—・れる」
日(ひ)を改(あらた)・める
ほかの日にする。「また—・めて話し合おう」
火(ひ)を入(い)・れる
1 かまどやストーブなどに火を付ける。また、そうして部屋を暖める。「暖炉に—・れる」「客間に—・れる」 2 火力発...
非(ひ)を打(う)・つ
悪いところを指摘する。非難する。「—・つ人もない名作」
日(ひ)を追(お)って
日がたつにつれて。日ましに。日に日に。「—回復に向かう」
火(ひ)を落(お)と・す
かまどや炉などの火を消してしまう。「調理場の—・す」
日(ひ)を同(おな)じくして論(ろん)ぜず
《「史記」游侠伝から》両者の間に大きな差異があって、一緒には論じられない。比べものにならない。同日の論ではない。
火(ひ)を掛(か)・ける
火を放つ。放火する。火をつける。「敵城に—・ける」
火(ひ)を乞(こ)うは燧(すい)を取(と)るに若(し)かず
《「淮南子(えなんじ)」覧冥訓から。人から火種をもらうより、自分で火打ち石を使って火を起こしたほうがよいという意か...
火(ひ)を失(しっ)・する
誤って火事を出す。失火する。
火(ひ)を擦(す)・る
表向きはなごやかだが、実際は仲の悪いさまのたとえ。「法花・念仏は互ひに—・りたる間なり」〈伽・鴉鷺合戦〉
火(ひ)を散(ち)ら・す
「火花を散らす」に同じ。「大手の合戦は—・して」〈太平記・九〉
火(ひ)を付(つ)・ける
1 点火する。「コンロに—・ける」 2 放火する。「空き家に—・ける」 3 騒ぎや事件のきっかけをつくる。また、刺...
火(ひ)を通(とお)・す
食べ物に熱を加える。焼いたり煮たりする。「煮物に—・す」
非(ひ)を鳴(な)ら・す
盛んに非難する。「政府の無策に国民が—・す」
火(ひ)を吐(は)・く
1 火を吹き出す。「—・く銃口」 2 激しい口調で論じたてる。「舌端—・く」
火(ひ)を放(はな)・つ
火をつける。放火する。
火(ひ)を吹(ふ)・く
1 ほのおが吹き出る。激しく燃え出す。「燃料タンクが—・く」 2 銃口から弾丸が激しい勢いで飛び出す。「機関銃が—...
火(ひ)を吹(ふ)く力(ちから)も無(な)・い
かまどの下の火を吹きたてることもできない。ひどく貧乏なさまのたとえ。「塵(ちり)も灰もなく—・く」〈浮・永代蔵・一〉
火(ひ)を見(み)たら火事(かじ)と思(おも)え
少しの火を見ても火事になるかも知れないと心がけよ。物事には用心の上にも用心をせよというたとえ。
火(ひ)を見(み)るよりも明(あき)らか
《「書経」盤庚上から》きわめて明らかで、疑いを入れる余地がない。火を見るより明らか。明々白々。「泣きをみるのは—で...
火(ひ)を以(もっ)て火(ひ)を救(すく)う
《「荘子」人間世から。火で火事を消そうとするという意から》害悪を除こうとしてかえってそれを助長する。状況がますます...
ひん【牝】
[音]ヒン(漢) [訓]めす 獣や鳥のめす。「牝鶏・牝馬・牝牡(ひんぼ)」
ひん【品】
[音]ヒン(漢) ホン(呉) [訓]しな [学習漢字]3年 〈ヒン〉 1 いろいろな物。しなもの。「品質・品種・品...
ひん【浜〔濱〕】
[常用漢字] [音]ヒン(呉)(漢) [訓]はま 〈ヒン〉 1 水が陸に接する所。波打ち際。はま。「浜堤/海浜・水...
ひん【彬】
[人名用漢字] [音]ヒン(呉)(漢) 実質と外観とが並びそろってよいさま。「彬彬(ひんぴん)」 [名のり]あき・...