へい‐ぜん【平然】
[ト・タル][文][形動タリ]何事もなかったように落ち着きはらっているさま。「うそをつきながら—としている」「—た...
へい‐ぜん【炳然】
[ト・タル][文][形動タリ]光り輝いているさま。また、明らかなさま。炳乎(へいこ)。「焔は—として四辺(あたり)...
へいぜんもん‐の‐らん【平禅門の乱】
鎌倉時代後期の永仁元年(1293)4月、内管領として権勢を振るった平頼綱とその一族が、主君である第9代執権北条貞時...
へい‐そ【平素】
ふだん。つね日ごろ。副詞的にも用いる。「—の努力」「—利用しているバス」
へい‐そう【兵争】
武力による争い。戦争。
へい‐そう【兵曹】
旧海軍の下士官の称。上等・一等・二等の3階級がある。
へい‐そう【並走/併走】
[名](スル)いっしょに並んで走ること。「新幹線と—する在来線」
へいそう‐ちょう【兵曹長】
旧海軍の水兵科準士官の称。少尉の下、上等兵曹の上に位置する階級。
へい‐そく【屏息】
[名](スル) 1 息を殺してじっとしていること。「敵艦依然港内に—して」〈独歩・愛弟通信〉 2 おそれて身を縮め...
へい‐そく【閉塞】
[名](スル) 1 通路や出入り口がふさがること。また、閉じてふさぐこと。「運河を—する」「腸—」「吝嗇は悪行にし...
へい‐そく【幣束】
1 神に供えるささげもの。幣帛(へいはく)。ぬさ。みてぐら。にぎて。 2 裂いた麻やたたんで切った紙を細長い木に挟...
へいそく‐かん【閉塞感】
閉じふさがっている感じ。また、比喩的に、閉じふさがったように先行きが見えないさま。「のどに—がある」「—を打開する」
へいそくせいけっせんせい‐けっかんえん【閉塞性血栓性血管炎】
⇒バージャー病
へいそくせい‐どうみゃくこうかしょう【閉塞性動脈硬化症】
腹部大動脈・腸骨動脈・大腿(だいたい)動脈など四肢に血液を供給する血管で動脈硬化が進行し、血管が閉塞する病気。血流...
へいそくせい‐ぶんべん【閉塞性分娩】
児頭骨盤不適合・胎位異常・微弱陣痛などにより経膣(けいちつ)分娩が困難な状態。開発途上国などで、低年齢や栄養不良な...
へいそくせい‐むせいししょう【閉塞性無精子症】
無精子症のうち、精巣では精子がつくられているが、精路に通過障害があるため、精液中に精子がみられないものをいう。
へいそく‐せん【閉塞船】
戦争などのとき、港湾を閉塞するために沈める船。
へいそく‐ぜんせん【閉塞前線】
温帯低気圧の発達過程で、動きの速い寒冷前線が温暖前線に追いついてできる前線。寒冷型と温暖型とがある。
へいそく‐そうち【閉塞装置】
鉄道で、一定の区間内を一編成だけに占有させ、そこへ他の列車の進入があった場合に検知できる装置。軌道回路を用いて進入...
へい‐そつ【兵卒】
1 最下級の軍人。旧日本陸軍では兵長以下。 2 軍人。つわもの。軍兵。兵。
へい‐そん【併存/並存】
[名](スル)《「へいぞん」とも》二つまたはそれ以上のものが同時に存在すること。「新旧勢力が—する」
へい‐ぞく【平俗】
[名・形動] 1 ありふれていて俗っぽいこと。また、そのさま。「—で何の新しさもない」 2 表現がくだけてわかりや...
へい‐ぞく【弊俗】
悪い風俗・習慣。弊風。弊習。
へいた【平太】
《「へいだ」とも》能面の一。勇ましい壮年の武将を表す。肉色の赤平太と白色の白平太とがあり、「八島(やしま)」「田村...
へい‐たい【平体】
写植文字で、レンズを用いて字の天地を縮小した活字の形。横に平たい字体。
へい‐たい【兵隊】
1 兵士を隊に組織・編制したもの。軍隊。「—に行く」 2 下級の軍人。兵。 3 俗に、役職につかない人のこと。
へいたい‐あり【兵隊蟻】
「兵蟻(へいあり)」に同じ。
へいたい‐かんじょう【兵隊勘定】
各自が等分に金銭を出し合って勘定を支払うこと。割り勘。
へいたい‐けつごう【並体結合】
⇒副生2
へいたいやくざ【兵隊やくざ】
増村保造監督による映画、および同作を第1作とする映画のシリーズ名。原作は有馬頼義の小説「貴三郎一代」(のちに映画に...
へいたいやど【兵隊宿】
竹西寛子の短編小説。昭和55年(1980)「海」誌に発表、第8回川端康成文学賞受賞。同名の作品集は昭和57年(19...
へい‐たく【併託】
1 ある物件といっしょに、別の物件を委託すること。 2 ある法案といっしょに別の法案の審議を委託すること。
へい‐たく【弊宅】
1 あばらや。 2 自分の家をへりくだっていう語。
へい‐たん【平旦】
夜明けのころ。特に、寅(とら)の刻。現在の午前4時ごろ。「—に鞭を揮ひ城外に出づ」〈経国集・一一〉
へい‐たん【平坦】
[名・形動] 1 土地などが平らなこと。また、そのさま。「—な道」「—部」 2 物事が平穏で起伏のないこと。また、...
へい‐たん【平淡】
[名・形動]おだやかであっさりしていること。また、そのさま。「—な話しぶり」
へい‐たん【兵站】
戦闘部隊の後方にあって、人員・兵器・食糧などの前送・補給にあたり、また、後方連絡線の確保にあたる活動機能。ロジステ...
へい‐たん【兵端】
戦いのきっかけ。戦端。
へいたん‐せん【兵站線】
本国と戦場を連絡する輸送連絡路。
へいたん‐びょういん【兵站病院】
兵站地にある病院。軍人・軍属の傷病者を収容し、原隊に復帰できるよう治療する。
兵端(へいたん)を開(ひら)・く
戦争を始める。戦端を開く。「国境線で—・く」
へい‐だつ【平脱】
平文(ひょうもん)1の中国での呼称。
へい‐だん【兵団】
1 兵士を一団に組織したもの。 2 戦時、師団をいくつか合わせて、独立して作戦ができるように編制した部隊。
へい‐だん【餅餤/餅腅】
平安時代の唐菓子の一。ガチョウやカモの卵に野菜などをまぜて煮たものを、餅(もち)で包み、四角に切ったもの。
へい‐ち【平地】
《古くは「へいぢ」か》平らな土地。ひらち。
へい‐ち【併置/並置】
[名](スル)二つ以上のものを同じ場所に設けること。「小学校に幼稚園を—する」
へい‐ちつ【閉蟄】
冬期になって虫類が土中にこもること。また、そのころ。旧暦の10月上旬ごろ。→啓蟄(けいちつ)
平地(へいち)に波瀾(はらん)を起(お)こす
《劉禹錫「竹枝詞」から》おだやかなところに波風を立たせる。好んでもめごとを引き起こすたとえ。
へい‐ちゃら【平ちゃら】
[形動]《「平」は平気、「ちゃら」は冗談、でたらめなどの意》 1 ものともしないさま。気にかけないさま。平気。へっ...
へいちゅうものがたり【平中物語/平仲物語】
平安中期の歌物語。作者未詳。天徳3〜康保2年(959〜965)ごろまでの成立とされる。平中とよばれた平貞文を主人公...