本(もと)を正(ただ)・す
物事の起こりや原因を調べて、はっきりさせる。「—・せばすべて自分が悪い」
本(もと)を彊(つと)めて用(よう)を節(せっ)すれば則(すなわ)ち天(てん)も貧(ひん)にする能(あた)わず
《「荀子」天論から》基礎を強固にして物を倹約すれば、たとえ天の力であってもこれを貧乏にすることはできない。
もどかし・い
[形][文]もどか・し[シク]《動詞「もど(擬)く」の形容詞化》 1 思うようにならずいらいらする。じれったい。は...
もどき【擬き/抵牾/牴牾】
《動詞「もど(擬)く」の連用形から》 1 日本の芸能で、主役にからんだり、前に演じたものをこっけいにまねたりするこ...
もど・く【擬く/抵牾く/牴牾く】
[動カ五(四)] 1 さからって非難する。また、従わないでそむく。「御頼みとあれば—・きませぬが」〈露伴・寝耳鉄砲...
もどし【戻し】
もどすこと。返すこと。また、そのもの。
もどし‐いれ【戻(し)入れ】
⇒れいにゅう(戻入)
もどし‐こうざつ【戻し交雑】
交配によって生じた雑種第一代の個体と、その両親のいずれかとを交配すること。育種や遺伝子型の検定に利用。戻し交配。
もどし‐こうはい【戻し交配】
⇒戻し交雑
もどし‐じる【戻(し)汁】
乾物を水に浸してもどしたあとの汁。干ししいたけ・煮干し・昆布など、うまみが溶け出ているものは料理に使う。
もどし‐ぜい【戻し税】
1 国が一度徴収した輸入関税を、ある一定の条件が満たされた場合に、その一部または全部を払い戻すこと。また、その税金...
もど・す【戻す】
[動サ五(四)] 1 ㋐もとの状態や、もとあった場所などへ返す。「本を棚へ—・す」「話をもとに—・す」「白紙に—・...
もどり【戻り】
1 もとへもどること。もとの状態にかえること。 2 もとの場所へ帰ること。帰り。また、帰り道。「—はバスにする」 ...
もどり‐あし【戻り足】
1 帰路の足。帰路。 2 下げてきた相場が上昇に転じる動き。
もどり‐うま【戻り馬】
荷物や客を運びおわった帰りの馬。
もどり‐うらがき【戻り裏書】
引受人・振出人・裏書人など、すでに手形・小切手上の債務を負っている者に対してなされる裏書。逆裏書。
もどり‐うり【戻り売り】
相場が戻り足に転じたときに売ること。
もどり‐えき【戻り益】
金融機関が積み立てた貸倒引当金が、その後融資先企業の業績が回復するなどして不要となり、利益に計上されること。
もどり‐かご【戻り駕籠】
客を乗せて送ったあとの、帰りの駕籠。 [補説]曲名別項。→戻駕(もどりかご)
もどりかご【戻駕】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)。本名題「戻駕色相肩(もどりかごいろにあいかた)」。初世桜田治助作詞、初世鳥羽屋里長...
もどり‐がけ【戻り掛け】
まさに戻ろうとするとき。また、帰る途中。帰り掛け。「—に声をかけられる」
もどり‐がつお【戻り鰹】
春から夏にかけて黒潮に乗って日本近海を北上したのち、秋になって東北・北海道沖から南下してくるカツオ。脂がのって美味...
もどりがわしんじゅう【戻り川心中】
連城三紀彦の短編小説、および同作を表題作とする小説集。昭和55年(1980)「小説現代」誌4月号に掲載。大正時代の...
もどり‐ぐるま【戻り車】
客を乗せて送ったあとの、帰りの車。
もどり‐コン【戻りコン】
「戻りコンクリート」の略。
もどり‐コンクリート【戻りコンクリート】
工事現場でミキサー車から荷下ろしされず、工場に返品された生コンクリート。通常、再利用されることなく、産業廃棄物とし...
もどり‐たかね【戻り高値】
下落していた株式や為替などが、反発してからつけた最高値。⇔戻り安値。
もどり‐ち【戻り値】
《return value》コンピューターのプログラムにおいて、関数やサブルーチンによる処理の後に返す計算結果など...
もどり‐づゆ【戻り梅雨】
梅雨が明けたあとに、再び梅雨のような状態に戻ること。返り梅雨。《季 夏》
もどり‐てがた【戻り手形】
手形の遡求(そきゅう)のために、遡求権者が遡求義務者を支払人として一覧払いで振り出す為替手形。逆手形。
もどり‐はんそう【戻り搬送】
周産期母子医療センターなど高度な設備が整った高次医療機関に受け入れられた妊婦や新生児の状態が改善した際に、搬送元ま...
もどりばし【戻橋】
歌舞伎舞踊。常磐津(ときわず)。本名題「戻橋恋の角文字(つのもじ)」。新古演劇十種の一。河竹黙阿弥作詞、6世岸沢式...
もどり‐ぶね【戻り船/戻り舟】
荷物や客を運んだあとの、帰りの船。帰り船。
もどり‐みち【戻り道】
帰り道。帰路。
もどり‐やすね【戻り安値】
上昇していた株式や為替などが、反落してからつけた最安値。⇔戻り高値。
もど・る【戻る】
[動ラ五(四)] 1 もとの場所に帰る。「家に—・る」「席に—・る」 2 進んだ方向と逆の方向へ引き返す。「来た道...
もどろか・す【斑かす】
[動サ四] 1 まだらにする。「すり—・したる水干といふ袴(はかま)を着せて」〈枕・一一九〉 2 まぎらわしくする...
もどろ・く【斑く】
[動カ四] 1 まだらになる。入り乱れる。まぎれる。「あまりなることは目も—・く心地なむし給ひける」〈大鏡・道長上...
も‐なか【最中】
1 真っ盛り。さいちゅう。「ころは夏の—、月影さやかなる夜であった」〈独歩・少年の悲哀〉 2 中央。まんなか。「水...
もなか‐の‐つき【最中の月】
陰暦十五夜の月。満月。
モナコ
地中海に南面する立憲君主制の国。正称、モナコ公国。フランスの南東部で同国に囲まれて隣接。首都モナコ。国営賭博場(カ...
モナコ‐グランプリ
モナコ公国の公道を閉鎖して行われるF1グランプリ最古のレース。カーブやアップダウンの激しいテクニカルコース。
モナコたいこう‐きゅうでん【モナコ大公宮殿】
《Palais Princier de Monaco》南ヨーロッパの地中海に臨むモナコ公国の旧市街にあるモナコ大公...
モナコ‐だいせいどう【モナコ大聖堂】
《Cathédrale de Monaco》南ヨーロッパの地中海に臨むモナコ公国の旧市街にある大聖堂。1875年の...
モナザイト
セリウム・ランタン・イットリウム・トリウムなどを含む燐酸塩(りんさんえん)鉱物。柱状結晶または塊状。単斜晶系。色は...
モナス
インドネシアの首都ジャカルタの市街中心部、ムルデカ広場にある塔。高さ137メートル。国家独立を記念して建設され、1...
モナスターボイス
アイルランドの首都ダブリンの北50キロメートル、ボイン渓谷付近にある教会跡。5世紀に聖ブイトが建てたもので、10世...
モナスティール
チュニジア北東部、地中海に面する都市。スースの南東約20キロメートルに位置する。要塞、大モスクなど8世紀から11世...
モナステルリ‐ばし【モナステルリ橋】
《Kubri Monasterli》エジプトの首都カイロにある木造橋。市内を流れるナイル川の中州、ローダ島とオール...
モナズ‐いし【モナズ石】
⇒モナザイト